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[13499] カエルのウタ

詩人:微笑人

ある日目が覚めたら僕はカエルになっていた。
カエルの気持ちはわからない、だけど僕がカエルなんだ。

君のもとへ急ごう。
かけ足で飛んで行くぞ。
けれど僕はカエルなんだ。かけ足はできないぞ。
ぴょんぴょんぴょんぴょん。

君は僕に気が付くだろうか。
二人の愛を信じよう。心に深く刻み込もう。
僕はカエルになったけど、君への愛はかわらない。
ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん。

僕は君を見つけた。
光の中でいっそう眩しい君がいた。
さぁ飛び込むぞ。君のもとへ。
僕はカエルなんだ。
精いっぱいのジャンプで君へ。
ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん。

人間見た目じゃないってのは誰がいった。
そういう君らは振り回されてるぞ。
見た目が変われば愛は届かないんだって。
どんなに深くてもカエルじゃ駄目だって。

君はきゃぁとかわいい悲鳴をあげたんだ。
きゃぁといいながら僕をつまんだんだ。
僕は精いっぱいの愛を伝えたさ。
げこげこげこげこ。
カエルになっても愛はかわらないから
げこげこげこげこげこげこげこ。

君はきゃぁと悲鳴をあげたんだ。
きゃぁといいながら僕をつまんでなげたんだ。
そして君のかわいいあんよが僕のうえにおりたんだ。
げこげこげこげこげこげこげこ。

真新しい君のハイヒールに緑色の模様がついたよ。
それは僕の愛の証。
カエルになった僕の愛の証。
げこげこげこげこげこげこ。
真新しい君のハイヒールに僕の愛の証。

2004/06/08 (Tue)
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