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[133282] 酒的小説

詩人:万田 海斗

ちっぽけぶし(節)

しびれぐすり、空気のムード
うぶさかげんでからの、こむらがえりぐあい
白紙の自分にしずく、たらす

ぎくしゃく、こわばり
一度ほぐれて
いったんくやしがれば、感情がにじみ
すぐまた生きる実感にサンクス

こころでなさけをかんずる事
くずれた文章で、すっとこどっこい悪乗りスタイルの走り、がんばれ素敵




長い暮らしでたびたび、激しくひきつけ起こしたカラダが、
性をうめかせ、
しびれて、かたくなったこわばりの、ちょっと無理めな人生さ


こんな思いを、どうぞほぐして、君の腕の輪っかに、まぜてくれませんか?
そしたら、読む気軽さも、文字が線でなく、熱を帯びた血管に見えてきて、
指からめる恋のようで、しっかりつながりが意識できる
うれしい、キャンディー弁当の、食べなくてもいい、匂い飾り


どうか、あなたの香りの、小粋なスパイスを
ページににぎりしめて折った、しわの上で引き伸ばしてください

それで、しぶめなテイストをなめたように、
シナプスつなげ道の、かわりだねルートたどった、寄り道タイムに感じてもらえば、
この小さなのたまいも、浮気風で、ほの赤く、いろけづくのかもしれない

2008/10/22 (Wed)
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