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[32854] 夜、歩道橋の上から。

詩人:高級スプーン


お空には三日月
僕は
歩道橋の上から
走る車の群れを
見つめてる
こうしてるとなんか
落ち着くし
何処か遠くに
行けるような気がして
いつまでも眺めてるんだ

クスクスと
声がする
誰だろう振り向くと
夜空が
白い歯を見せ笑ってた

これから進む未来や
いままで歩いてきた過去や
今悩み考えてる全ては
星の数にも満たない
それでも
僕は立ち止まって
今日もまた歩道橋の上
行き交う光を眺めてる




お空には三日月
コンビニで
雑誌とパン買って
家に帰る途中
ふと空を仰げば
まだ
君が居て僕に
白い歯を見せ笑ってた

2005/04/26 (Tue)
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