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[7399] 『義務』

詩人:しゅきら

本当は働きたくなんかないのです。
出来ることなら遊んで暮らしたい。
ただそれにはお金が要って、生活の大半を注ぎ込まなければ生きていけないのです。

学びたくなんかないのです。
しかし私には才能等なく、何かするためには人並みに学んでなければならないのです。

さらに言えば生きていたくないのです。
こんな生活をする為に生まれて来たとは思いたくないのです。
自分は他人とは違うと言いながら、やっぱりどこか諦めてる。

考えたくないのです。こんな事は。
見たくないのです。
醜い自分は。


生まれたくなかったのです。本当は。
母の中で私は拒否しました。
しかし今ここに居るのです。

働かなければなりません。
学ばなければなりません。
考えなければなりません。
生きなければなりません。


人の義務だと言うその行為が、私を蝕むのです。

結局は私を救うものなどないのです。

2004/01/09 (Fri)
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