詩人：香奈

悩んでいる

彼女に


「大丈夫？」とか

「あたしでよければ悩み聞くよ」

なんて言葉じゃ

彼女を
救う事が出来ない


彼女には
他の救ってくれる
頼もしい人々がいる



あたしはその中には
入れないのだ

もしかしたら
こう思っている人は
あたし以外でも他にいて


結果彼女は
独りぼっちに
なってしまうのでは
無いだろうか



だけれど
彼女はあたしを
必要とはしていない

もう笑顔で話し合う事なんて
出来ないだろう


あたしでは
救えない



もどかしさだけが
残り


さよならを

決めた