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麦の部屋  〜 「業」への投 票 〜

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詩人:

素肌に食い込む熱と熱   
飽食と飢餓の楔(くさび)

食パンを千切って撒かれると
口をパクパクとしながら
水面にフワフワと浮き上がる
ひとつふたつ
食パンは上手に口の中へと入っていく
そして
水と混じった食パンは
お腹を通り形を変え質を変えて出てきた
(少し喩え方がおかしいです)



灼熱を帯びた気体は青の星に大蛇がのたうつように絡み付く
諂曲(てんごく)の足枷(あしかせ)・有頂天の慢心


食パンはまだ冷蔵庫の中にあるみたい
形が変わるのを見たくないなら
これからは、食パンではない形も考えてみよう




これらは、全部ボクの業なのだから。










2011/08/20 (Sat)
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