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[173654] ゆきづまり

詩人:慎也

明日の役には立たない知識を求めて悪夢は再現された

恥を知るか、プライドを貫くか、
あの頃の心境と類似した気持ちが今、




君は、「振り返ってはいけない。それが正しい道だ」と。

「後悔はないんだ」と。言う


僕は、可もなく、不可もなく、変化しない

突っ走ると言い放った、まさにその通りの大袈裟な足跡を虚しく残しながら





自信を裏付ける実力がない




感情的な君と合理的な僕とが、心にちょうど半分ずつ

お互いが一歩も譲ろうとしなくて

言動がぎこちなくて、不安になるのは、


肩書ばかりに拘るから






特別の才能など持ち合わせていないんだ




明日から、どこに行くべきか分からない




引き裂かれた関係の中に、ただ一つ残ったのは、





立派なプライドだった




2012/01/25 (Wed)
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