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[3200] 卯月の夢

詩人:アイカ

小さな小鳥が月を呼ぶ頃
冷えた温度が浅い光を終わらせる頃
漆黒の兎が平野を駆ける頃

低い音で聞こえる微かな歌声……

夢見ぬ坊や
私の腕で眠ればいい
愛など捨てて……
安心をし

不安など消し去ってあげる。

安心をし

貴方はもう目を閉じているから

夢果てた空に
私を浮かべて飛ばし
声など殺して
泣き続ければいい
消し去ってほしい。

2003/07/21 (Mon)
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