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[80705] 気だるい午後のうた。

詩人:ヒギシ

世界は変わらずに
ひどく美しいのだけれど
もう足が痛くて、
見ているのが面倒なんだ

朝の光にうすく目を開けて
それでも閉じてしまうみたいに
生暖かい布団に僕は
横になったままだけれど
君はもう目が覚めてるなら、
あたらしい風を吸って
ジョギングでもしてくればいいじゃない

そして帰ってきたら
少し僕を咎めて、
布団なんか取り上げて干しちゃってよ

ああ面倒だな
無い力を欲しいと思った
無い風が恋しく思えた
何にもない何にもないと唱えながら
やっぱり「沢山」に囲まれて
電車に乗って吊り革握った

もう沢山!って
いつだってこの口は叫ぼうとしてるけど
わかってるよ、自分で干すから
どうかそのまま笑っていてよと
はじめから解ってた事に頷く

どう足掻いても塞いでも
世界は何にも変わらない
わがままは尽きないし
どうしようもない性は健在だ

毅然として当たり前の顔した今日や明日に
お前はそんな奴だよって笑って
最後にこっちが折れなきゃいけないのは知ってた
いつだってそう
何度も何度も、どう考えたって届きやしない空に
手を伸ばしてジャンプしたくなるんだ

そんな自分がちょっと可愛いなって
気持ち悪く独り善がりして
独りの部屋でこっそり笑うんだ

自分で自分の頭撫でてやんないと
どうにもやってけない世界だよ
無い力を欲しいと思った
無い風が恋しく思えた

何か無いかなって最後に呟いて
項垂れながら今日も、ドアを開ける

2006/07/12 (Wed)
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