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[179378] 優しさが一番

詩人:夕凪




「優しさが一番」
幼き頃から
嫌というほど
母に言われてきた
言葉の一つ ‥


父と母の教えは
子供心に聞くと
まるで違っていた


父は、
強くあれと言う
すると母は
弱くてもいいと言う


父は、
常に歩めと言う
すると母は
立ち止まっても
いいと言う


父と母の教えは
まるで正反対な
気がしていた ‥


けれど、
2人の教えは
気付くと私の中で
結び付いていて

それは
長い歳月を
共に生き歩んだ
夫婦だからこそ
言える

信頼し合った
教えだと知った ‥




私は
母の教えが好きだ


皆、血を分けた
身内だと思って
優しくあれ。

どんな状況に
立たされても
ひたすら
正直者であれ。

全てに
飢えたとしても
決して人のものを
奪ってはいけない。

この3つが好きだ。


素朴で当たり前で
けれど大人になる程に
この3つが

難しく尊い事だと
思い知らされる ‥


だからこそ私は
この教えを忘れずに

母の遺影に
日々手を合わせ
約束する ‥


「優しさが一番」
特にこの言葉は
何百回聞いたか
分からない


母の生き様は
まさに
優しさそのものだった ‥

そして、
その優しさが
どれほど強いかを
証明して死んだ。


私にはきっと
生涯敵わないだろう ‥


それでも、
この3つの教えは
片時も忘れる事なく

私はこの先もずっと
生きていく ─‥。








2012/11/06 (Tue)
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