ホーム > 詩人の部屋 > 椿 みなと(元 華々)の部屋 > 一丁目水槽住宅より > 投票

椿 みなと(元 華々)の部屋  〜 「一丁目水槽住宅より」への投 票 〜


[146472] 一丁目水槽住宅より

詩人:椿 みなと(元 華々)


時間という餌に
食らいついた
暇という魚が
私の回りを
旋回しながら
我が物顔で
口を開けたり
閉じたり

なんか
いいことはないかと
愚痴をこぼしながら
うまいものは
入っているだろうが
いいことなど
入っているはずのない
冷蔵庫をあけ
上から下まで
見渡すだけして
パタリと閉める
という意味不明な
行動までする始末

テレビからは
午後の天気予報の
知らせが入る
雨になるのか
信じられんと
ピーカンの空を
窓から顔だけ
覗かせて見上げた

休日というものは
待ち遠しいが
いざ来ると
実に厄介である

あれもしなくては
これもしなくては
思っていた事も
休日は好きに
過ごそうと
済ませてしまった
私を叱った

それでも
なぜか心地いいのは
やはり休日だからか

明日になれば
また休日を
待ち侘びる私が
会社に居るのだろう
おかしなものだ

餌を食って
ぶくれた魚と
海にも負けない
青い空の中へ
飛びこむとするか
午後になれば
空が水を降らす
魚も喜ぶさ



2009/08/20 (Thu)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -