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椿 みなと(元 華々)の部屋  〜 「カランコロン」への投 票 〜

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[177655] カランコロン

詩人:椿 みなと(元 華々)




金魚が泳ぐ
浴衣を着て
赤い鼻緒の下駄を
カランコロン

私の心も
カランコロンと躍る

祭り会場の夜店の
金魚掬いをした
上手く掬えなくて
しょぼんとしている私に

金魚屋の親父さんが
おまけだよ

―と

金魚を二匹
袋の中に入れてくれた

真っ赤な金魚に
黒でめきんの金魚

自宅に帰り
金魚鉢に移してあげた
仲良さそうに泳ぐ
二匹の金魚

とても美しく
時が経つのも忘れ
眺めていた

また私の心は
カランコロンと鳴った

世知辛い世の中で
世話しい世の中で

忘れかけていた心を
取り戻せた気がする

欲張りな私は
カランコロンを
また味わいたくて
庭に出て線香花火

小さな小さな
玉から放たれる
パチパチと赤い花火

最後は儚いけれど
心に素敵な
余韻を残してくれた

カランコロン
カランコロン

私の心は
いつまでも鳴っていた



2012/08/06 (Mon)
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