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椿 みなと(元 華々)の部屋  〜 「秋の夜長の宴」への投 票 〜

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[193782] 秋の夜長の宴

詩人:椿 みなと(元 華々)




静かに、ただ静かに
夜は更けゆく...

高く、高く
昇ってゆく月が夜の世界に
光を添えはじめるころ
虫たちの宴もはじまる

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

虫たちの長唄が
風の道に乗って
優しく耳と頬を撫でる

自然の瞼と瞼が閉じられて
耳を澄ませば
まるで宴のなかに居るかのようだ

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

秋の夜長の宴は
どこか少しだけ寂しい
そして想い人を思い出させる

とても
綺麗で切ない...

だからだろうか


酒などなくても
そんな世界に
どっぷりと酔えるのだ

それから
ため息なんかを、つまみにして
あの頃はよかったな...なんて
若い頃を思い出し
物思いに老けりながら微笑み

始まったばかりの季節
秋の夜長の宴を楽しむのである

チンチロリン、チッチッチ
チンチロリン、チッチッチ

静かに、ただ静かに
夜は更けゆく...

見上げた空には
秋の夜長の宴の世界を
そっと包み込むように
月が優しく微笑んでいた

ーまるで、
あの子の笑顔のように...





2017/10/01 (Sun)
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