ホーム > 詩人の部屋 > 放射能]の部屋 > 高校生日記U > 投票

放射能]の部屋  〜 「高校生日記U」への投 票 〜

  • 放射能]さんの「高校生日記U」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[1607] 高校生日記U

詩人:放射能]

雪がふきあれて
森が
ザワザワさわいで
手がしびれて
赤くなって
できないのに
あたたまろうとした
今頃
心をうごかされ…

あの娘のまわりには
とてもいい風がふく
知ってるだろう?

放課後だった
廊下を
歩きまわった
明かりは落とされて
まだそれほど
暗くなかった
3階から
外をながめた
野球部が
練習していた
何もしなかった
何もしたくなかった
ただながめていた

死ぬ素振りなんか
見せなかったよ
ああ
明日が楽しみだ
誰が思うだろう
こんなところで
こんなやりかた

小学生の時
だったかな
貝割りをしたっけ
楽しかったなぁ
今では
信じられない

そんな時だった
いきなりだった
まるで
忘れていたのに
想いだした
あの娘のことを

ぼくは言った
あの娘が
ぼくの胸の中に
住んでいる限り
自殺はできない
誰も
その意味が
わからなくていい
だから
ぼくは笑った
最高の笑顔で

2004/01/20 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -