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放射能の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 最終
詩人:放射能 [投票][編集]


疲れた・・
それだけで
死ねるだろう
自殺≠死
死>生
知っているのは
女子高生2人の
飛び降り
非常階段で
仲良く弁当を食べた
その後で
死の飛び込み
芸術点9
技術点7

キレイな今のうちに
若い記憶を
ずっと永遠のまま
年をとった姿なんて
誰も知らなくていい

もう疲れた・・
自殺は逃げだとか
負け犬だとか
同情とか
そんなの
どうでもよくて
覚まされることのない
休みが欲しかった

ことを成したあと
いろんな人が
いろんなことを
いろんな風に
勝手に
解釈するでしょう
そんな煩わしさに
疲れたの

働くことのない
勉強しなくていい
仔猫になりたい
ナマケモノでいい
寿命も短くていい
シガラミもなくていい
生きていくことだけで
せいいっぱいでいい
他がありすぎるから

もういいから
見捨てられたから
見捨てたでいい
聞きたくないから
耳をふさいで
見たくないから
選択肢はひとつ

死は殺そうとする
お互いの
利害が一致した
知ってる?
自殺は悪いことだと
すり込まれてるんだよ
考えや教えや
道徳もウソ
自分自身のものなんて
あるのかな
操り人形の抵抗は
自殺自殺自殺

最終回
幕を閉じよう
今までの
登場人物の人たち
おつかれさん
自分にも
おつかれさん
それじゃあね!
で死のダイブ!
水泳の選手みたいに
飛び込み台から
一気に…

2007/12/17 (Mon)

[12] 俺のデス
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全くの勘で
生き残りたい
俺はデストラクション
信じたくない時には
君が3人は必要だから

不安や不満の溜り場は
力で発揮される
彼女を助けたのも
また暴力だった
迷い迷った時には
君が8人は必要だから

成果はあがらず
ウダツもあがらず
両腕もあがらない
めくるめく禁断ナイト
から回りした時には
君が35人はいないと
ダメだから

俺のデス
それは
今まで踏みにじった
総勢46人の君だから

2007/12/17 (Mon)

[13] スター
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君の恋の
成就の悩みを
聞きながら
悲鳴は段々
痛みに変わっていった
何故
むくわれない想いを
同じ辛さを
味わっている僕に
真剣のウラ側で
諦めればいいなんて
僕にはできないから
君にも話せない

何度目かの相談の後
泣きだしたけれど
僕の責任じゃない
他の男のための涙を
どうして目の前で
一番いい方法は
僕と付き合えばいいと
何度口から
出かかったか
恋のクロスワード
難問だらけの袋小路

恋よ来い
来いよ恋
君一人を気にしながら
待ちわびて
意気地なしなんて
その通りだよ
コンチクショウ!
絶対無敵のキーワード
見つからないままで
勝負なんて
トンでもないブタさん
ほら笑っていれば
金色の後光が
さして見えるよ
僕には眩し過ぎる

会話の中に
告白混じり
気づかない君の
ニブさに
あの子可愛や鈍感娘
悪い虫よ
つかないで

2007/12/19 (Wed)

[14] もしも詩
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もしも
我儘が
許されるなら
君じゃなきゃイヤだよ

もしも
願いが
叶うなら
全部君のことで
終わってもいいよ

もしも
明日が
来ないなら
最期の瞬間まで
いたいのは君と

もしも
不幸が
訪れるなら
君にだけは
手を出さないと
約束して

もしも‥し‥‥
君が好きです‥

2007/12/19 (Wed)

[15] 
詩人:放射能 [投票][編集]


生きることの
中断を考える
抵抗も考える
ついでに意味も考えて
オマケに将来も考えて

望みを考える
能力も考える
それから限界も考えて
もひとつ方法も考えて

結果は詩
一緒に詩にますか?
2人で詩ねますか?

生きることの
疑問を考える
躊躇を考える
生きてる喜びを数えて
死にたい回数も数えて

一緒に詩にますか?
1人で詩ねますか?
1人で輪裸えますか?

2007/12/19 (Wed)

[16] 高校生日記T
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もはや
空想の中でしか
生きていけない
夢のように
適当でもない
こんなに
寒い日はなかった
今頃
心がふるえて…

足止めをくらって
カナシバリにあって
唇は紫色
7月の
水泳を思い出す
今さら
心が
ゆれてしまって

校舎の裏
石段にすわって
思いだした
あの娘のことを


自分のことを
忘れてしまう
見境が
なくなってしまう
危険を承知で
飛び出してしまうよ
閉じこもってしまう
しまった
もうしてしまった

振り向いて
くれないよ
屋上にあがって
見渡したかったのに
カギがかかって
入れなかった
怒るのも
バカバカしい
いつも
こうなんだから
規則だとか校則
常識とか知らない
押しつけられたくない

窓の外に出て
飛び降りようとした
下には芝生があって
整理されてる
きれいとは
思わないぞ
同じ高さに制限されて

いつまでも子供で
人生を捨てようとした

部屋に帰って
天井から
ロープをぶら下げて
輪っかの中に
首をかけようと
台から
足をはなそうとして
思いだした
あの娘のことを

「やめてよ」
とは言わない
霧が
あの娘をかくして
「平気なの?」

テトラポットに
腰掛けて
海を見ていたか
空を見てたか
腹を決めて
たちあがって
なに苦しいのは
一瞬だけだと
さあ
やってしまおうとして
思いだした
あの娘のことを

学校で死ぬなんて
とても
いい考えじゃないか
そうだろう?

2007/12/19 (Wed)

[17] 高校生日記U
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雪がふきあれて
森が
ザワザワさわいで
手がしびれて
赤くなって
できないのに
あたたまろうとした
今頃
心をうごかされ…

あの娘のまわりには
とてもいい風がふく
知ってるだろう?

放課後だった
廊下を
歩きまわった
明かりは落とされて
まだそれほど
暗くなかった
3階から
外をながめた
野球部が
練習していた
何もしなかった
何もしたくなかった
ただながめていた

死ぬ素振りなんか
見せなかったよ
ああ
明日が楽しみだ
誰が思うだろう
こんなところで
こんなやりかた

小学生の時
だったかな
貝割りをしたっけ
楽しかったなぁ
今では
信じられない

そんな時だった
いきなりだった
まるで
忘れていたのに
思いだした
あの娘のことを

ぼくは言った
あの娘が
ぼくの胸の中に
住んでいる限り
自殺はできない
誰も
その意味が
わからなくていい
だから
ぼくは笑った
最高の笑顔で

2007/12/19 (Wed)

[18] 鳳凰
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もし俺が広島なら
原爆を
はねかえせたよ

人間は
不思議な事に
平等に
不平等ではない

尊敬するのは
世界の
名立たる犯罪者たち
俺が
持っていないものを
持っていることは
疑いようがない
生きてきた瞬間から
不幸だったが
それは同じこと
君達は俺がしたように
これ程までの迷いを
押さえつけたのか?

2007/12/20 (Thu)

[19] 過去=運命
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なぜ今日という日が
来たのだ?
いっそのこと
昨日として去り行け
暗さを歩き
まわりに見とれて
考える事をやめて
生きる事をやめて
生きたい

かなしみながら
吐き気を負いながら
なぜ時間に従って
生きている?
それを見ながら
何をいうか!

無駄に過ごしたと
思える時間を引いたら
僕はまだ子供だよ

(きっと)や
(いつかは)は
失望する
予知の言葉なんだと
知った

僕が
誰も信じないから
誰も僕を
信じないんじゃない
みんなが
僕を信じないから
僕は
誰も信じないんだ

あきらめたから
ダメに
なったんじゃない
希望を持ったから
ダメになったんだ

運命を変える事なんか
できないよ
あったこと
すべてが運命になる
過去=運命

2007/12/20 (Thu)

[20] 日常の風景
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車イスの人を
無視した
困っているのが
わかっていて
試練は自力で
乗り越えなきゃね
と自分に
言い訳してみた

2007/12/20 (Thu)
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