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泉 浩祐の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 静寂ノ夜ヲ求メ。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

是非  僕を引き裂いて。
赤と青の光が混合する中、
『此ノ身ヲ壊シテ』とどれだけ願ったのだらう。
流れの早い雲追い駆けて
隠されて  泣いてた月を
見つけてしまった朝に見た
此ノ世の成れ果て。
騒音の夜を認められなくて、
静寂の夜を求め何処に彷徨え。

暗い朝は静寂の夜を彷彿とさせる。



僕を惑わせて
世の果てに
連れていって
突き落としてよ。

2004/02/23 (Mon)

[12] 音。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

私は此れまで
  いくつあの音を聞いただろう?
    嫌な不快音―――。
心を込めてしてあげたのに
  振り払われて
    捨てられた―――。

私の心が  潰れる音。
私がいくら 他の物を潰そうと、
私がいくら 他の物を砕こうと、
   私の心が潰れる事実とは くらべものにならない。

どうして 好き合った あの男(ひと)は
       私を消そうとするの?
              大切に想ってくれない――――。
どうして 好き合った あの男(ひと)は
       私を潰そうとするの?
              もう 離れてしまいたい―――。
いっそあの男を潰してみても
             快楽的音はしない。


女は尽くすばかりで 男はなにもしない。
見返りを求める私がいけないの?
                もう別れてしまいたい。

『悲しみはいつだって女だけにふりそそぐ』
           誰だかが言っていた言葉・・・。    確かにそうね。

尽くして捨てられるなら 消えたい。
                   新月の如く・・・。


       “グシャッ”
私の心が―――――――――――――潰れる音。

2004/02/24 (Tue)

[13] 思ひ出。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

バイバイ。

全部思い出にできたらいいね。

と再度手を振った。


きっとまだ君を愛してる。


だからもっと早く走っていって

見えなくなってしまえ。


君の黒い髪が風に靡いてた。

2004/02/24 (Tue)

[14] クチヲツムイダ。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

バイバイ。

君を愛した日。


『さよなら。』

たった4つの音の配列。

どうして涙を流さなきゃいけないの?



学校ではいつもボヤけた言葉。

これからは口に出せないかも。




・・・さみしくならないように

  何も喋らないでおこう。

2004/02/24 (Tue)

[15] もぉ、厭。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]


胸が苦しい。

身体中痛い。

頭も痛くて 抱え込んだ。

ぬるっと生温かい液体に触れた。

『・・・血?』

笑えちゃうね。

『・・・くッ くくく・・・ははっ』

血ぃ流したり、

涙流したり、

俺は生きてるのに。

誰も俺を認めない。


風の質問に答えてあげよう。

『不必要な物って?』

笑えちゃうね。

『自分だよ、自分。俺自身さ。』


社会中から無視されたり、

俺の居場所が無かったり、

俗に言う『いじめ』ってやつ?

いや、そんな生ヌルイもんじゃねぇだろ。




紅く映えた傷口。

流れ出した血。

透明にしたたる涙。


落ちた手首。

笑った口端。

                      生ゴミ。

もぉ、いらない。
子供みたいな言い方だった。

不必要な物は 捨てましょうか。


さぁ 死んでしまった俺を捨てて。

2004/02/24 (Tue)

[16] 分かるかぁっ!!!
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]


女なんかに
俺の何がわかる?

お前なんかに
俺の何がわかる?

何がわかるって言うんだよ。

他人のくせに何も言うなよ!

2004/02/24 (Tue)

[17] Guitar…
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

壊れていたソレは、ずっと僕を見上げていた。

気まぐれに直したら、手放せない程大好きになったんだ。

それがちょうど一年前の2003年3月1日の事だった。



相変わらずGuitarを離さずにいるんだよ。


これまでも、
これからも、
…たぶん、ずっとね。

2004/03/02 (Tue)

[18] 卒業。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

涙は流さなかった。

笑って見送ることが精一杯で、
悲しみの涙の代わり。

泣いちゃいけないよ。

先輩達はこれから、自分の未来を創るため、
土台だった学校から羽ばたいていくのだから。




『小さな完成品より大きな未完成品が良い。』

失敗したっていい。

まだまだ次がある。

小さくまとまらずに、
大きな志を。




全国の卒業生の皆様に捧げる餞けの詞。

2004/03/03 (Wed)

[19] 笑顔と詐欺師。
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

得意の営業スマイル。
君は僕に振り撒いた。

君は僕が気付いてないと思ってるみたい。

もう、気付いてるよ。
君のその偽りの笑顔の裏を。

もう、気付いてたんだ。
君を見たときから。


僕に振り撒いたその笑顔。
いつか壊してあげる。
心から笑えるように。



まだ営業スマイルの君を、僕は悲しく見つめていた。

偽りが晴れるのは何時の日か…。
僕の詐欺師の腕にかかっている。



君を騙して心から笑わせようじゃないか。

2004/03/07 (Sun)

[20] 冬壊道中悲罪苦裏骸〜布〜
詩人:泉 浩祐 [投票][編集]

凍える世界。
真っ白な中に
ひとり黒い人が居る。
森の中に消える

心の闇
何と思うが勝ちよ?
凍えた世界。
生身の人間が
冷たすぎて
凍えた世界。

欲望
心の闇を映した
黒い人。
真っ白な中に
消えた。

溶けた?
あたたかい

そりゃあ溶ける。
夜・空の下

引きずり込まれて
なくなるかな?

惜しい?
いらない。
凍えた世界は
冬。
真っ白な雪の中
真っ黒いコート。
君の心は虹色だろうか?

2004/03/07 (Sun)
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