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キンセンカの部屋  〜 投稿順表示 〜


[12] 琉袮
詩人:キンセンカ [投票][編集]



くるしいとか
かなしいとか
いとしいとか
たのしいとか
そばにいてとか
はなれないでとか

そう感じてしまう心は
きっと私のものじゃないから
私のものであってはならないから

呪文のように言い聞かせたら
言葉がカタチになって

私の耳を 口を 心を あらゆる感覚を塞ぐ

これでいいんだよ。
それでいいんだよ。

無機質な声
温かい君の手。

2016/10/28 (Fri)

[13] 欠落
詩人:キンセンカ [投票][編集]


君がどんなにクズでも

その汚さも弱さも素直さも

最終的に受け入れてあげられるのは僕だけだろうね

6年分の歪みを持った僕と君だからこそ

歪な型でも上手くハマるのさ

自由に生きてせいぜい病んで苦しんでくれ

その姿がたまらなく馬鹿で愛おしく感じるから

お腹抱えて笑ってあげる

鑑賞を一通り楽しんだら

ドブより汚そうなその体を抱きしめてあげる

君がどんなにダメ人間だろうが

純粋な心はそのままだと知っているからね

学習しない可哀想な人

難しく考えずにただ愛されたいだけなのにね

またその顔

でもそろそろ見飽きたかな

もっと魅力的な表情を引き出してあげる



2019/04/09 (Tue)

[14] 華日和
詩人:キンセンカ [投票][編集]

月日が経つというのは恐ろしいもので。

昨日、見えなかった景色が
今日、いつの間にか見える様になっていて。

昨日、遠くで見ていたアナタの背中が
今日、歩幅を合わせて一緒に歩いている。

昨日、笑顔だったあの子は
今日、涙でハンカチを濡らしていた。

昨日、掛け替えのないモノで心が満たされて
今日、愛するモノが永遠に旅立った。


嗚呼…いつから私は成長したのでしょう。
失う恐さを。
与えられる喜びを。
衝突した時の怒りを。
夜にフと感じる哀しさを。
傍に居る仲間と夢を追える楽しみを。

伝えたい事が沢山あるのです。
けれど今は言葉というカタチにする事ができません。
それはきっと、明日の私にしか分からない事だからなのでしょう。

今日は快晴。
淡いピンクと紫の花に心を踊らせて。
夜、高く上る月の光に魅力されました。


2010.9/22 作

2019/04/25 (Thu)
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