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蝶の舌の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] つぶれたきみ
詩人:蝶の舌 [投票][編集]


きみへの想いを

溢れさせ

愛を表現し続けた

好きという

気持ちが強すぎて

きみが苦しんでいることに

気付かずにいた

いつしか守りたいきみを

この手の強さが

つぶしてしまった


どうしてうまくいかないのだろう

どうか

きみがうつらないよう

ぼくのこの目を

つぶしてください



2008/12/02 (Tue)

[12] 揺り篭
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眠れ眠れ

母の手で

眠れ眠れ

母の胸に

眠れ眠れ

生まれ出でた時から

眠れ眠れ

魂は揺れ続ける

眠れ眠れ

君がそれを求める時は

眠れ眠れ

休息を必要としている

眠れ眠れ

揺り篭に揺られて

眠れ眠れ

見る白い夢の空は

眠れ眠れ

きっと綺麗だ

眠れ眠れ

君のこころのように

眠れ眠れ

揺られながら

眠れ眠れ

奥深い場所まで

眠れ眠れ


手を伸ばすように



2008/12/05 (Fri)

[13] 霧雨
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「霧で前が見えない」と

嘆く必要はないんだよ

白霧のベールには

思い通りの絵を描こう

自分の選んだ未来を

生きてゆけるという

幸せの証

そしてまた、雨が降る


2008/12/30 (Tue)
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