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シアの部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 妖精電波。
詩人:シア [投票][編集]

マンホールの中から、妖精が出てきた。

ピンクの髪の
緑の妖精。

ボクの部屋に、

電波を送る。

ふよふよ
ふよふよ

アイツ殺しちゃえよ!
あの子犯しちゃえよ!

鈴のような声で

ふよふよ
ふよふよ

ボクの理性を吹っ飛ばす。

淡い感謝
淡い抵抗

いまさら遅い。

右手にカッター
左手に銃

右ポッケに手錠
左ポッケにコンドーム

サバイバルブーツで。




歯車は狂いだす。





君の電波で。






ふよふよ
ふよふよ




と。

2005/06/16 (Thu)

[22] 
詩人:シア [投票][編集]

愛。

なんて言葉、
使えるほど大人じゃないけど

意味なんて、わからなくて。

それが、
ボクと君との間に、
通っていたかも、

もぅ、分からないけど。





ボクたちは、
知る前に、終って。

夏が来るのを、
待たずに終って。

一瞬で。







傷ついて
傷ついて

それでも、
まだ求める。

愛と
真実を
ひたすらに。

2005/06/17 (Fri)

[23] 同姓愛。
詩人:シア [投票][編集]

一人は、
この世の裏をまったく知らない、純粋な乙女を思わせる顔立ちをした少年だった。
一人は、
この世の裏をすべて知りつくした、気高く美しい、神の遣いを思わせる顔立ちをした少年だった。

二人はいつも一緒だった。

騒がしい日常からかけ離れた、
静寂で、美しい場所を舞う蝶のようだった。

私の眼に、
二人はとても眩しく写った。

ひどく白く、
清潔な印象。

そのままでいてほしかった。
二人だけの世界で。

酷く汚れたこの世界で、
二人だけが
私の眼に映る、

たった一つの

美という真実なのだから。

2005/06/17 (Fri)

[24] 無題
詩人:シア [投票][編集]

私は、どうして生きているのか。

造花に問う。

少しだけ、
救われる。

2005/06/17 (Fri)

[25] 
詩人:シア [投票][編集]

私は小さい

何も守ることはできない

自分すら守ることはできない

人の幸せを祈ることなんてできない


自分だけは

なんて

まだ考える

私は汚い。

2005/06/26 (Sun)

[26] 裏切り。
詩人:シア [投票][編集]

私には、幸せになる権利なんて、
無いのだろぅか…

幸せになりたい

いつも持ち歩き続けて、
やっと、やっと巡り会えたのに

嘘だろぅ?

冗談だろぅ?

君が、君がそんな事

裏切るワケないだろぅ?


愛に飢えた心を
やっと包んでくれたのに

裏切りとは
なんとたやすいコトだろぅか。

信じるコトは
とても難しいのに。
触れる事を、
拒み続けたのに。





いつだって、
そういう物なのかも知れない。

造るコトは、壊すコトの何倍も難しく、

壊すコトは、造るコトの何倍も
たやすい。



悲しい。

2005/06/18 (Sat)

[27] くだらない
詩人:シア [投票][編集]

この世には

くだらない物があふれている

僕も

くだらない。

でも、みんな

くだらない。

馬鹿じゃない?

本気って

くだらない。

ボクが一番くだらない

2005/06/19 (Sun)

[28] クリア
詩人:シア [投票][編集]

君が

眼を閉じることで

なにか変わるのだとしたら

それは、
世界の終りを意味する。

少なくとも、
ボクの世界は終る。



無邪気さが、
愛しくも
憎い。

2005/06/22 (Wed)

[32] 無題2
詩人:シア [投票][編集]

私はあなたに私を愛してほしい

私は知っている。あなたがあなたの心を失ったことを

私はあなたに私を殺してほしい



神は知っている
私が私の心を失ったことを

薄れゆく意識の中、

私の眼にはもぅ何も映りはしない。

遠い昔の記憶、
愛しき者の
刹那の美貌

残像の残骸。

はかない。

ねがわくば、
君の心が永遠に返らぬコト―…






愛してる

2005/06/24 (Fri)

[35] 自分を愛す。
詩人:シア [投票][編集]

今私は、憤りを感じる。

なぜ自分はこんなひねくれているのかと思い、

くだらない言葉を語った。

振り回されたくない。

気にしない。

なにもしない。

そうすれば、傷付くことはない。

私は今、

私を愛すコトができるほど大人ではありません。

けれど、
いつかは
大人になって、自分を愛してあげたいです。



早く、私に嫌われない私になりたいです。

2005/06/26 (Sun)
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