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四季の旅人(畦道)の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 灰色
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灰色

雨色
哀しい色
心は沈み
消えない灰色に
溜息ついて
空を見る

灰色
落ち着き
薄明かり
灯のなかで
求め合う
忍び愛

目覚め
蔽い被さる
重くて暗い灰色
去れ
退け
消えろ
そう叫びたくなる。

2007/11/29 (Thu)

[12] 心を忘れた人に
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心を忘れた人に

街は楽しくて快適というから
住んでみたけど
いまの私には
この街はにあわない
生きるために住んでいるけれど
いつも心は覚めている
塗り固められた道
快適な住まい
快楽から地獄まで揃い
満たされているが
土の温もりも草の匂いも感じられない
街行く人は心の中を通り過ぎ
いつも私だけが
廃墟の中に取り残されて
街をさ迷っている
故郷に温もりが存在すると思わないけれど
癒しの淹れたてコーヒーが飲める
古いカフェの椅子が私の指定席
その古里に椅子がある限り
私は訪れて
椅子に座って
いつものコーヒーを口に含み
時を忘れて
古里を味わいたい。

2007/12/01 (Sat)

[13] 待ち合わせ
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待ち合わせ(デート)

たった一週間
会わなかっただけなのに
二度目の待ち合わせ
駅のコンコースにひとり立っている
あなたを見つけた時
あなたが
とても素敵に見えた
思わず駆け寄って
やあ!
元気
思わずそう言ってしまった
待った
遅れてごめん
その一言が言えなくて
濁した一言
私無粋なのかな
待っているあなた
とても素敵
どうして素直に
そう言えないのだろう

2007/12/05 (Wed)

[14] 泡雪
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泡雪

誰も歩かない
時間と灯りが止まった深夜
星のない空から
白い一片の塊が
手のひらから
こぼれるように
落ちて
降ってくる
二人の頬にふれると
冷め切らない温もりで
声を上げる間もなく融けてしまう
降り始めの泡雪
哀しい出会い
いつもなら
木枯らしの後に訪れて
初雪が舞うのに
季節遅れの
挨拶なのか
積もることなく融けてしまう
泡雪の一片。

2007/12/06 (Thu)

[15] 
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人を襲う
深い哀しみ
一粒の涙
叫び
怒り
悔しさ
悲劇
挫折
別れ
人があじ遭う
言い表せない嘆き
一粒の涙

流れる

生きている
私の前から崩れていくひとつの形
崩壊
消滅
声となり
怒りとなり
涙がこぼれる

何も
この涙
人だけのものではない
話せない
表現出来ない
そのひと達の涙こそ
一番哀しい
涙である事を
人は知るべきだ。

2007/12/10 (Mon)

[16] 別離
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別離

愛し合い
共に楽しい時を過ごした人とは違う
もうひとつの別れ
心が痛み
涙が止まらない
悲しい別れ
生きている限り
時の彼方から
いずれ
誰にも訪れる
独りでの旅たち
分かっていても
心で理解していても
突然
愛する人が忽然と消えると戸惑う
残る面影
残像
もう
話せない苛立ち
後悔の念
あなたが去って分かる
悲しい現実
存在感の重み
大切さ
このときあじあう
己の愚かさ
いま
あなたの前で
独り
泣きじゃくる。

2007/12/14 (Fri)

[17] 
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遅い夜明け
光が靄から
解放されて明るくなる
窓が
トントン
叩かれて
目が覚める

射し込む
明かりに
誘われて外に出る
名残が
ゆれている
悪戯しているのは
冬の風

触る風が
冷たい
寒さが凍みる風だ
思わず
ブルブル
身震いして

そう思う。

2007/12/15 (Sat)

[18] 素直
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さあ拗ねていないで
あの人を
お祝いしよう
確かに私は信じていないし
あの人の誕生日なんて関係ないしね
でも
この日くらい
素直になって
大切な人に
おめでとう言って
心贈ろう
忘れていたこと素直に詫びて
今日は言葉話そう
いつもは言えない分
大きな声で
ごめん
今まで愛してくれてありがとう
でもやはり
あなたが好きです
叫ぼう
贈ろう
素直になって。

2007/12/21 (Fri)

[19] 
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生きている
嬉しいとても嬉しい
友人がいて
家族がいて
愛する人がいる
いつも回りの人に支えられ
いつも
元気を貰っている

哀しい
悔しい
この感情と想いを
いつも受け止めて
優しく包んでくれる人がいる

私・・・
生きている
生かされている
嬉しい
今日は
支えてくれた人達と自然に
ありがとう言える
素直な
自分でありたい。

2007/12/25 (Tue)

[20] 南天
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南天

冬の街で
南天の赤い実が
旬の一粒を
一枝に実らせている
それは
綺麗な一粒のベリー
美味しそう
思わず
手に捕って
口に含むと
固くて苦い味がして
不味い
思わず吐いてしまう
見た目は美味しそうなのに
意外と不味い味に
驚かされる
旬の一品。

2007/12/27 (Thu)
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