ホーム > 詩人の部屋 > 弓胡桃の部屋 > 投稿順表示

弓胡桃の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] 両手落ち
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

誰かと一緒にいる価値もない私なら
せめて一人でも全く平気な私にもなりたかった

2003/08/15 (Fri)

[12] 役名
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

あらゆる登場人物みたいに
話を進めるためだけの存在として
誰かの指示通りに行動したい
何かに身も心も支配されたい
何の迷いもなく無駄もなく
ただその使命を果たすためだけに
生まれ 生き 死にたい

自分の役割を見付け
それを果たすのが人生なら
そんなに変わりはないでしょう


ただここでふらふらと
全く意味がないことを
考えたりしたりで
自分の役名も見付けられず
私の存在は
他人の演じている
完璧な台本を台無しにするだけ

2003/08/22 (Fri)

[13] 殺人鬼
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

貴方のことを思うと
自分のことのように思ってしまうのです

と言いたいところですが
嘘です
私の貴方に抱く気持ちなど
ミーハー根性にまみれた安易な同情心
貴方を本気で考えてくれる人などいない

それが一番不幸なのです
実の親も 愛した女性達も
もう愛を捨ててしまいました
それは何の罰なのか分からないけど

貴方は人間だと思われていないから
人間のように貴方に接する人もいない
貴方から見たら
やはりここには人間は一人もいないのでしょうね

非情には非情を
与えなさい
死には死を
甘んじて受けなさい

私の言葉など笑って壊して捨てて下さい
何かあったら私でなく
見上げた空に聞きなさい

2003/08/27 (Wed)

[14] 溺れて……
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

あなたは確かに私を誤解してた
知ってたけど気付かない振りをしてたら
あなたの誤解はみるみる満ちて
私は溺れて
自分で自分を忘れてた

今日友達の手紙を読んで気付いたの
私はこういう人だったんだって
今なら本当の私で付き合えそうよ

あなたは私を全然知らなかった
私もあなたを全然知らなかったのよ

もうあなたはいないのに
今頃になって
あなたに言えなかったたくさんの言葉が
溢れ出してどうしようもない

2003/09/08 (Mon)

[15] 一匹狼
詩人:弓胡桃 [投票][編集]

いくら待っていても無駄よ
あの人は来ないわ
あの人はどうしようもない一匹狼なのだから
私がどうなろうと
知ったこっちゃないのに

いつかもっと強くなって誰かに
あの人はどうしようもない一匹狼なのだから
と言われてみたい
その人はきっとどうしようもなく
私をを必要としてるだろうから

2003/09/24 (Wed)
15件中 (11-15) [ 1 2 ]
- 詩人の部屋 -