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サエの部屋  〜 新着順表示 〜


[22] アンバランス
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女は抱かれたいんじゃない
求められたいんだ
抱きしめられて満足するときもある

身体が感じるだけじゃなく
こころが感じるから
文字だけで嬉々として
声だけで熱くなる
指が触れただけで濡れていく

大人になるほど
少女に戻っていく

身体と心はいつだってアンバランス

2020/04/11 (Sat)

[21] 
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今宵幾度も思い出す

帰省の知らせを聞いたときの

あなたの声の高ぶりを

ちょっと早口で嬉々する姿を

まぶたのうらで思い浮かべる

また会えるその日まで

わたしの心臓はもつのかな

2020/04/10 (Fri)

[20] コトノハ
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あなたが想いを告げるとき
洗い立ての毛布のようにあったかい
電話を切ってもしばらくは

求めずとも
せがまずとも
降ってくる優しい言葉たちを
私はどう受け止めたらいい?
繋がっているから言わなくていいと
あなたの気遣いはわかるけど
私も想いを伝えたい

けど言葉にするには限界があって
離れてしまった今
抱き合うことができない今
言葉でしか繋がれない今
言葉を並べるほどに切ないの
伝えきれないことがもどかしいの

所詮抱き合うことでしか
繋がっていられない私たち
満ち足りない月のように
ほら 今夜ももがいてる

2020/04/07 (Tue)

[19] 呪文
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夜中に見返す愛しい文字たち
きれいに並んだ愛しい文字たち
もうすぐ消える愛しい文字たち
透明な宝箱があったらいいのに

秘密の角を曲がったら
そこは月明かりもない夜のなか
あなたに背を向け火をつける
煙がくゆる夜のなか
あなたが私を呼んでいる
私の名前を繰り返す

返事なくても続けるあなた
何度も唱える呪文のようで
続く呪文は魔法のようで
私は魔法にかけられて
あなたの呪文が愛のことばに聞こえるの

名前をひとつ呼ばれるたびに
私の体温が上がってく
名前がまるで
愛してるの隠語のようで
あなたに何度も唱えて欲しくて
私は聞こえない振りをする

消費期限はあと2日…
あなたはあと何度
魔法を使うだろう

2020/04/01 (Wed)

[18] 砂時計
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砂時計のなかの自分

時間が経つにつれ

息苦しさでいっぱいになる

時間が解決するだなんて

慰め以外のなんでもない

じわじわと落ちてくる砂

いっそのことひとおもいに落ちてこい

あなたの想いが目に見えたなら

わたしは平気じゃいられないだろう

あなたの姿を探してる

いつだって1番に見つけたい

目を瞑ったらあなたが映る?

甘え下手な甘ちゃんは

何も見えない

離れたら意味がないの

触れないと意味がないの

誰か砂時計を逆さにして

もう一度あの頃に戻してください

2020/03/26 (Thu)

[17] you
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運転してても

一服してても

コンビニ行っても

仕事してても

昨夜のあなたの愛してるが

右耳に張りついて

とれないの

この声をいつか忘れる日がやってくるのが

たまらなく怖くてさびしいの

明日なんて来なくちゃいいのに

昨日を永遠にループしていたらいいのに

2020/03/25 (Wed)

[16] 禁忌
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男は扉をたたくだけ
自分から開けることはしない
中から女がでてくるのを待つだけ

最後のトリガーを引くのは女
引かせるように仕向ける男
なんて
ずるいよね

2020/03/09 (Mon)

[15] はぐれたピアス
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久々でもかまうことなく
わたしを抱きしめる腕に迷いはない

会いたかったと
抱きしめながらあなたが溢した

ねぇ
よっぽどわたしの方が逢いたかった

全部欲しいと
瞳をとじてあなたが漏らした

ねぇ
とっくにわたしの全てを拐っていった

時計の針は
あなたとわたしのときばかり
やたら早足で
どれだけ願っても
止まってさえくれない

あなたの感覚を反芻しては
乱れた心を押さえつけ
あなたの声にさぇ反応する
冷えた身体を縮こませ
あと幾ら刻が経てばと
ひたすら画面に訴えかける

あなたをひととき手にする為に
ピアスを片方なくしたみたい

2020/03/07 (Sat)

[14] 残り火
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そんな気ないのに
これでラストと
嘘をつく

あなたがわたしに火をつけて
わたしがあなたを抱きしめて
ふたり一緒に染まってく

静かな炎は赤くなり
煙りを吐いては息苦しい
激しい熱で唸りをあげて
どんどん深く堕ちていく

満ちかけた月も見えない場所で
誰にも知られず燃えていく

最後の残り火で照らされた
あなたの穏やかな一瞬を
切ない炎の残り火を
わたしだけが知っている

2020/03/06 (Fri)

[13] エンドロール
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隙をついては
人目をぬって
奪われる唇

冷たい唇が
気持ちいいなんて
わたしも
ほとほと浮かれてる

目が合うたびに
早くなる鼓動を
こっそり触れられるたびに
跳ね上がる鼓動を
早くあなたと分け合いたい

予告もなく鳴る電話
油断してると
足元すくわれるから

あなたのかわいいに
もうそれほど価値なんてないから

あなたから離れる口実はある
リミットも近い

あとはそれに理由をつけるだけだから
自分を納得させるだけだから

2020/03/03 (Tue)
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