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浅羽の部屋  〜 新着順表示 〜


[26] 新しい光
詩人:浅羽 [投票][編集]

教えてよ
新しい光が
いつまでも
輝き続ける術を

季節が過ぎて
生まれ変わった
風の匂いを
描いてたんだ

いつの間にやら
大人になって
淡い記憶を
脱ぎ捨てたんだ

初期衝動
消えたまま
撒き散らす
傷痕と声

このまま
目を閉じたなら
対峙せずに
済むのかな

教えてよ
新しい光が
いつまでも
輝き続ける術を

太陽に
溶かされた雫が
降り注ぎ
硝子杯を満たした

この僕に
残された痛みは
いつの日か
消えて無くなるのかな

許されない
明日の影
願ってる
水色の風

このまま
諦めたなら
苦しまずに
逝けるかな

教えてよ
新しい光が
いつまでも
輝き続ける術を

太陽に
溶かされた雫が
降り注ぎ
硝子杯を満たした

この僕に
残された痛みは
いつの日か
消えて無くなるのかな

教えてよ
幸せの定義と
生きるのに
必要な理由を

白鳩の
群れが飛び込む闇が
明日へと
続いている理由を

教えてよ
新しい光が
いつまでも
輝き続ける術を

太陽に
溶かされた雫が
降り注ぎ
硝子杯を満たした

この僕に
残された痛みは
いつの日か
消えて無くなるのかな

どこまでも
続いてる傷痕
欲しがった
光と言う名の心を

2015/04/02 (Thu)

[25] 欠落少女
詩人:浅羽 [投票][編集]

少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ

欠落
食いしん坊
声を出して
嗤う

このまま
線を引いて
飛び出せば
良いさ

少女は
狂った目のまま
零れ落ちた
砂を噛んだ
夜が
瞬いても
壊れそうな
願い事を

まだ
諦め切れずに
拭った感傷
動けない解けない
絡まる言葉で

少女は
潤んだ瞳で
手を伸ばした
欲しがってた
声が
聞こえなくなっても
届く様に
祈ったのさ

祈ったのさ





2015/02/24 (Tue)

[24] シーツ
詩人:浅羽 [投票][編集]

薄汚れたシーツ
一人くるまって
ただ明日が来るのを
ぼんやり待ってた

誰かが望んだ今日は
虚しく過ぎてく
君が欲しがってた明日も
無意味に生きよう

無くしてしまった
幼い恋心
辻褄合わせ
今じゃもう届かない

揺れる世界で君は笑ってた
壊れた音色が僕らを包んで
いつかの景色が溢れて零れた
昨日も今日も僕は独りきり

壊してしまった
儚い優しさが
二人を縛って
解けず残ったまま

揺れる世界で君は笑ってた
壊れた音色が僕らを包んで
いつかの景色が溢れて零れた
今日も明日も僕は独りきり

太陽の雫
凍える夜
灼かれた翼
剥がせなくて
落ちていくのは
僕の心かな
君は何処かで
笑ってるかな

揺れる世界で君は笑ってた
壊れた音色が僕らを包んで
いつかの景色が溢れて零れた
昨日も今日も僕は独りきり
今日も明日も僕は独りきり
これから先には

2015/02/15 (Sun)

[23] 夢の終わり
詩人:浅羽 [投票][編集]

ただ眠って
ただ目覚めて
ただ息をして
ただ笑って

まだ生きてたい
まだ歩きたい
まだ届かない

まだまだ
まだまだ
まだ

そして君の
名前も忘れて
いつか夢見た
世界の終わりで
青い花を
空に落とした

あの光は
君を照らして
瞬く間に
君を汚した
その光が
僕は欲しくて
ただ笑った

ただただ
ただただ
ただ

そして君の
名前も忘れて
いつか夢見た
世界の終わりで
青い花を
空に落とした

たとえ今日が
終わらなくても
きっと夜が
教えてくれる
明日と言う名の
夢の終わりを


2014/08/24 (Sun)

[22] クローバー
詩人:浅羽 [投票][編集]

四つ葉のクローバーを探して
駆けずり回ったあの頃
気付けば夕暮れ時で
僕は独りきりだったんだ

壊れしまったこの世界
どこかに落とした夢とか
無くしてしまった痛みが
目覚めを悪くしてるのさ

この手伸ばして
掴もうとして
零れて行く
砂の在処は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

前向きになんて生きれない
装飾だらけの街並み
周りは眩し過ぎて
隠れる様に眠ったんだ

開けた視界に映った
投げ売りされてる悲しみ
過ぎ行く人々は誰もが
満足そうに買って行った

その手伸ばして
はめ込んでいって
流れて行く
涙の価値は

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

浅眠状態老婆が
嗄れた声で叫んだ
裏切っていった明日は
笑顔のままで溶けてく

幼い頃に描いてた
偶像理論の産物
飴玉みたいに転がる
幸せ探して嗤うのさ

此処で消えて
そしてひび割れて
失って諦めて
それでも欲しかった
誰かに愛される
ただそれだけで
救われる気がした
だから怖かったんだ

2014/04/07 (Mon)

[21] 君の殻
詩人:浅羽 [投票][編集]


君は殻に閉じ籠ってばかり
中には何も残ってないのに
君は愛が欲しいと叫んで
腐った花で蛇を探すの

何も考えれないくらい
砕け散ってばらまいて
無表情な顔をして
白濁を呑み込んだ

ねぇどうして気付かないの
賞味期限切れてるんだ
愛される資格なんて
君にはもう残らないから

君は一人嘆いてばかり
憐れと哀しむだけが口癖
君は世界を恨むと言って
爛れた声で助けを呼ぶの

誰も気づかない位
汚れきって捨てられて
街中の暗がりで
独りぼっちむせび泣く

ねぇどうして気付かないの
賞味期限切れてるんだ
愛される資格なんて
君にはもう残ってない
だからもう近付くなよ
妄想ばかり垂れ流して
信念だとか信じれない
そんな君はもう要らないから

薄っぺらい鬱を歌って
今日も君は無くしていく
戯れた思い出だけが
君と僕を繋いでいた

ねぇどうして気付かないの
賞味期限切れてるんだ
愛される資格なんて
君にはもう残ってない
だからもう近付くなよ
妄想ばかり垂れ流して
信念だとか信じれない
そんな君は見たくない
色褪せた約束は
理由すら失って
欠落が伸ばした手を
取り合って笑ったの

2014/02/05 (Wed)

[20] Lily
詩人:浅羽 [投票][編集]

真冬に咲いた君の
微笑みは純粋で
染まる事を知らない
真白の百合みたいだ

君がくれた
温もりはもう
消えた消えた
消えてしまった

いつか二人で
見た景色は
白く白く
白く染まった

降り注ぐ
哀しみだけが
君の影を
花で飾った

残された
僕は一人で
百合の花を
空に落としたんだ

凍えて泣いた月の
涙が零れ落ちて
21グラム減った
身体に降り注いだ

君がくれた
温もりはもう
消えた消えた
消えてしまった

いつか二人で
見た景色は
白く白く
白く染まった

降り注ぐ
哀しみだけが
君の影を
花で飾った

残された
僕は一人で
百合の花を
空に落とした

そしてまた
道は違えて
どこか遠く
すれ違って

気付かずに
君は笑って
日々は過ぎて
夜が嘲笑うのさ

2014/01/01 (Wed)

[19] スカーレットテイル
詩人:浅羽 [投票][編集]


この手の中に
残された物
ちっぽけなガラス玉だけ

路地裏の猫が
笑って見てる
十六夜の月が照らすだけ

嘲笑うなら
捨てられるなら
救ってみせて
君の言葉で

消えていく
失っていく
日常なんて
眠って忘れて

ただ世界は眩しかった
僕の声は汚れていた
誰にも見えない傷が
繋がって世界を切り取った

欲しがるのなら
求めるのなら
掴んでみせて
君のその手で

過ぎ去っていく
壊れていく
思い出なんて
目覚めたら消えた

ただ世界は眩しかった
僕の声は汚れていた
誰にも見えない傷が
繋がって世界を切り取った

君の左手の赤い
ラインが僕らを隔て
痛みと言う名の優しさが
溢れて二人を呑み込んだ

いつかまた会えたなら
心は君を欲しがって
月が照らす僕を
君は赤で染めるだろう

ただ世界は眩しかった
僕の声は汚れていた
誰にも見えない傷が
繋がって世界を切り取った

君の左手の赤い
ラインが僕らを隔て
痛みと言う名の優しさが
溢れて二人を呑み込んだ

2013/10/18 (Fri)

[18] 水の無いプール
詩人:浅羽 [投票][編集]

水の無いプールの中で
君はただ笑っていた
笑顔だけ残したまま
君はただ消えていったんだ

雑踏の中で動けずに僕は
独りきり空に憎しみを投げた
行く先は無くて捨てられたままで
ゴミ箱の猫に助けてと叫ぶ

水の無いプールの中で
君はただ笑っていた
笑顔だけ残したまま
君はただ消えていった
誰一人気付かずに
街並みは変わっていく
光はもう見えなくて
何もかも失っていく

星空の下で幸せを歌う
子供達みたいになりたかっただけ
伸ばした手の先触れた物は皆
灰色に染まって崩れては消える

水の無いプールの中で
君はただ笑っていた
笑顔だけ残したまま
君はただ消えていった
音の無い世界の中で
僕はただ泣いていた
誰からも愛されず
朽ちていくと知っていたんだ

死産された可能性が見えて
誰も居ない船着場へ帰る
無色透明な夢は弾け
意味も無く降り注ぎ消えた

水の無いプールの中で
君はただ笑っていた
笑顔だけ残したまま
君はただ消えていった
何一つ掴めずに
終わる事を知っていた
だけど君は何も言わず
微笑んで去って行ったんだ

水の無いプールの中で
君はただ笑っていた
笑顔だけ残したまま
君はただ消えていったんだ

2013/09/20 (Fri)

[17] リザード
詩人:浅羽 [投票][編集]

夜光虫の声に誘われ
群れた鹿が一頭駆けてく
空はまるで蜥蜴の背中
ざらついた眼で月が見ている

そして今ただ風に吹かれて
彼は一人孤独と歌う

生まれた意味を探して眠る
答えが無くても気付きはしない
朝を迎えて無意味に笑えば
空虚な心は光を望む
餓えた心色を求めて
狭い路地を潜り抜けてく
此処はきっと世界の果てさ
冷え切った音この身貫く

そして今ただ声を枯らして
僕は一人終わりを歌う

生まれた意味を探して眠る
答えが無くても気付きはしない
朝を迎えて無意味に笑えば
空虚な心は光を望むの

Waking
Unrest
Stardust
Falldown

2013/07/29 (Mon)
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