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ハチミツの部屋  〜 新着順表示 〜


[5] イレモノ
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嫌だ。
本当は嫌だよ。
僕は嫌なんだよ。

僕は
こんなこと
気持ち良くもなんともない。

でも

君は気持ち良いんでしょ?
嬉しいんでしょ?
悦ぶじゃない。
だから我慢するよ。

僕は君が好きだから。


君が悦んでいても
君が絶頂感を味わっていても
僕はちっとも楽しめない。
痛みに耐えるだけ。
これじゃ僕は君の器だ。



そして

君は歓喜の声を僕に注ぐ。

これじゃ僕は
イレモノだ。

君のイレモノだ。


僕が好きな君は君だ。
君が好きな僕は





イレモノだ。

2004/11/28 (Sun)

[4] テスト
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テストって
なんでやるんだろう?

学力って
なんで必要なんだろう?

そんなものじゃ
計りきれないものがあるじゃないですか。

僕の器を

君の価値を

そんな紙切れで決めないでよ。


ねぇ先生?

僕間違ってるの?

僕は何点なの?

ねぇってば。

応えてよ。

答えてよ。

2004/11/28 (Sun)

[3] 高校生の浮気
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ドキドキ
心音が速い。


だって君が手を繋ぐんだもん。
私の手を
そっと握るんだもん。


私じゃないでしょ?
握る相手間違ってますよ。
彼女はどうした。

何考えてるの?
教えてよ。
脳みそ解剖して見てやりたい。
わかんないよ。


でも

なんで私は振りほどけないんだろう。


このまま


連れ去ってくれていいんだよ?



でもそれだけ。
やっぱり高校生だね。


ドキドキ
心音が速い。

2004/11/28 (Sun)

[2] 守りたい
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大好きな人を守りたい。

僕はそんなこと考えたことがなかった。

いつも

僕は守られる側でいたかった。

僕はわがままだから。

でも

そんな僕が

君を守りたいと思った。

君と一緒にいると

いつも

守ることを考える。

大好きだから。

君を危険から守ってあげたい。

初めて他人を守りたいと思った。

守りたい人がいるなんて

なんて素晴らしいことだろう。



笑わないで聞いてくれる?

僕は

君の

騎士になりたいんだ。

2004/11/28 (Sun)

[1] 回避する。
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今日君に言われた。

『いつまで逃げる気?』

痛かった。
いつも考えていたこと。
変えなきゃいけないと思ったこと。
他人から言われたことなんてなかった。

『なんで気付いたの?』

的確な言葉ほど心に響く。
衝撃。
確信を突かれる恐怖。
核心を突かれる恐怖。
僕はそれからも逃げてしまった。
無言という回避。

僕のズルさ。

君は僕を突く。
深く。
強く。
いつか僕はそれさえも
快感に感じてしまうだろう。

最後のズルさ。

2004/11/27 (Sat)
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