携帯　電話
あの人から
便りが来ない　なら必要ない　な。

好きという
その言葉
固定する
私の存在
引き込まれて
戸惑って
それでも
忘れられない
大切な想い

埋もれて
溶け込んで
悲しいのは
自分しか
見えないこと
自己中に
友も去り
憂鬱な
自慢話も愚痴も
語る相手を
無くす

どうかはやく
その無意味さに
気づいて下さい

目を閉じて
どこまで行けるか
歩いてみる
何もない闇に
襲われ
まるで
崖があるかのように
錯覚し
進まない足

見えない恐怖を
作り出す
弱虫と
今日も闘う

覚悟した
あの日

お別れ小道を
君と
歩いた日

単純な
どんな理由でも
いいから
関わる
口実が欲しい
会いに行く
きっかけが欲しい切に願う
そんな
ささやかな
自分が
いる

いいトコ
見せようと
頑張ってた
君が
ちょっと
悲しかった

信じられない
現実が
嘘のような本当
麻痺した意識に
潜り込んで
君の言ったこと
信じる自分を
信じられない
何が事実なの
もう一度
言って
また
信じるから
潜在意識に
埋め込んで

一方的な
馴れ合いでしかなかった
葛藤や悩みを
優しさと勘違いして
二人の孤独と
決めつけた
私たちは
やがて
公の人となった
初めから
勘違いしていたのか
私たちは今
他人となった

もう過去は要らないと
強くなりたい
君に置いていかれないように
君の過去を傷つけないように

伝えたい程の
気持ちは
もう
持ち合わせてないけれど
振り返る
その目線も
つんつん頭も
立ち止まる
大きな背中も
歩き方も
その声も
みんな
大好きだ
ただ大好きだ