詩人:梅宮 | [投票][編集] |
薄紅の恥じらい
青き日々は真白の陰の中にある
窓の外 見る君の頬杖
眦に光る過ぎし刻の忘れ形見
人は還らじ
ただ征くだけ
空から鳩が舞い降りて
また飛び立つ
詩人:梅宮 | [投票][編集] |
やぁ、と言えば
応、と応え
そこに何のあるべきか
然りとて君は夢の飛礫
明日は帰らじ郷の粒
GO!と吼えれば
さぁ?と躱し
そこに雫の見るべきか
去れどもあなた
そこはダメだよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
僕は幸運にも
詐欺師に出会った
サイボーグを模倣した
彼女の瞳には 生気がなかった
彼女は15万が
100万円に変わると言ったから
僕はその100万円を
ビスケットにして見せると言ったんだ
とても辛くて泣きそうな時に
子供の頃に食べた様な
懐かしくて甘いビスケットに
して見せると言ったんだ
彼女は少し無言になった
ビスケットより美味しいものが
買えますよ!何もせずに!
彼女は声を張り上げた
じゃあ逆に、スゲー沢山の事をしたのに
ビスケット一枚しか貰えなかった時の
その味わいは味わえないんだね
と、僕は寂しそうに言った
すると彼女は、一番奥にしまっておいた
可愛いぬいぐるみを抱き締めて
時間の重みに涙を見せた
時間なんてないよ
あれはハッタリだよ
タネのあるマジックショーみたいなもん
僕は余裕と焦りと興奮をマッチさせ
はっきりとそう言った
みんなここにいるし
全部ここにあるよ
生きるのも詐欺みたいなもんさ
生きたり死んだり、それに左右されるのも
それに気づく為のショーなんだ
冷めたものほど、温める事ができるんだ
科学ですら、こんなこと知ってる
でも、僕たちは最初から
それを知ってるんだよ
思い出すために、忘れたんだ
僕は僕を癒す為に
詐欺師を抱き締めた
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
失って
失って
そしてまた
失っていく
「流れ星のようになれたらいいのに」
「感傷に浸っている」
とか、この
粗野な話しかけられ方が
より良い燃料になる
ちりちり ちりちり
燃え焦がされていく
爆発的な噴射力の
燃え吹き出していく
推進力の反対方角に
まとわりつくような
誰かへの想いがある
詩人:万田 海斗 | [投票][編集] |
とても静かな夏前の広場
僕らの話し声が、空に抜けて散らばる
上ずりぎみの胸 はちきれそうで
つないだ手と手
で、・・ねゑ、
飛び立てそうかい?
大地に白い線で ハンモック敷き
包まれちゃおっか
飛んでくる飛行船が、
あぁ、
僕らをくるんで、天まで持ち上げてくれるよ
夏好き 海好き
今日は、まぶしい日
まばゆいな
見つめきれやしない
震える前に「パッ」と顔かくすよ
ぅふぅ
照れてんだね
遙か真空の 宇宙から届いた青
背にうけて
はつらつダンス 踊ろっか
君も輪っかに 入っておいで
晴れやかな 夢路の時
ピンクさえ 顔赤らめて、深紅
裸ん坊で皆 身軽 気軽
さあさ、
朗らかに ラブソング歌お
とても静かな真夏の広場
はしゃぎ声が、空を駆けてく
ようこそ!
愉快で得意げな
夏に海に恋
なんか いろいろありがとう
好きよ
詩人:万田 海斗 | [投票][編集] |
昭和から平成の思春期があやしてくれる
機械社会に溺れてた
機械と一心同体になるために
第三者目線はパラダイスを作り上げ 楽しげに何でも言える 仲になった
人に聞かれても人に聞かれなくても賑わい 豊か
彩り ゆたか そうして第一者と第2者
マンツーマンの関係は廃れて行っている
だから、アイデア産むため 自由な純白を欲しい
いつもリセットしてるな
何せ五億年前の人類を刺激する想像力だ
ブロイラー飼育を食べつくしてまだあきない
オープンな社会とは心のはだかを知っている?
ゆとりストと余裕だね!
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
笑ってくれると嬉しい
話をしただけで心がくすぐったくなる
また会いたい
いつか
会えるといいな
もっと近づきたかった
もっと楽しい話がしたかった
でも 笑顔だけ見ていたいから
今年は
ひまわりを部屋に飾ろう
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
自分の事は変えられるとか
自分の事をコントロールする方が良いとか言うけど
自分の心でもコントロール出来ない事もある
心に素直に従えば良いのか
でも、人の幸せを願える人になりたい
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
あざとさを感じるのは
自分の影を
誰にも踏ませまいと
みはっているから
ポチ、ポチ、ポチよポチ
何でも僕の言いなりになっておくれ
あざとい連中がいるんだ
そうかと言って、ポチ
お前までは、お前まで
あざとくはならないでおくれ
ポチよポチ
お前、お前だけなら
私の影を踏みしだき
素直におなり
けれどポチ
お前はもう死語なんだ