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[197998] 時間
詩人:猫のあし [投票][編集]

過去に戻れれば良いのに

過去をやり直せたら良いのに

でも

前にしか進めないから

この一瞬一瞬は大切なのかな

2023/05/21 00:33



[197994] 腕時計
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

透き通った海の
珊瑚礁の星砂やら
砂漠の黄金の砂粒達が
湧いては零れ
打ち寄せては流れていく
回転する
土星の輪の成り立ちに
ゆだねられた
木管なのかも金管なのかも
やもしれない感触に近い音色が
シルクのレースを織るように
あるいは
ほどいていくように

火か血か
目か水か
風か肌か

形に意味が与えられたのか
意味が形になっていったのか
きっと本当は

「ホットレモンティーでいいよ、出来ればレモンのスライスは2枚がいい」

肝心な事は
背中に張りつけられたように
必ずあって

「カップの中でこうやって、スプーンの先でレモンの果肉をぐちゃぐちゃにつついてかき混ぜてやると、凄く美味しだよ」

日射しが
ティーカップの中で渦を巻く
レモンの果肉達を別つ
カップの縁の影を越えて
外側の光の方で
気がついたように戦慄く方と
影へと包み込まれ
香りを残すように秘めていく側とに

ふとしたように
左手首のこうあたりに目をやる

「砂糖は多めに」

2023/05/20 18:47



[197987] 〜A法でJapanese〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

キミらは なにを こんな ところで〜
愚痴やらを こぼし てんの〜?

古い 体質の この国で
家(ウチ)を 飛び 出し ても

なんかコレ 以前(まえ) あったよね?
そんなこと を思い出して みては

知らぬ間に 時代(とき)は繰り返し
また いつも 若人を
"試食する"


何が 起きても A法で
その時の 大人は 巧妙で
何も知らぬ 未成年(こども)は ウブだから
お金が欲しくて 飛び 込む

口が裂けても 軽快で
この あとの まつりは comb your hair
だからいつも 言ってんじゃねーか
襟を 正して 歩いてゆけ




とはいえ 現代(いま)は こんな悲劇
誰かに いつも 来てるの?

ゆるい 体裁の 集団で
肩を ほら並べても

なんだコレ? 知っちゃいないよね?
本音ごと 隠して みては

裏の間で 誤記を 繰り返し
まだいつまで 弱人から
"詐取をする"


何をやっても A法で
その多くの 知らせは 大儲け
とにかく カネ(懐)は 大事だから
腐敗をしてでも 掴み取る

この 国が割れても 計算で
この先の 未来は 永劫で
だからいつも 体たらく なんだ
鋭利な 刃物(感情)を 持ち 歩け〜


我らの 行き着く A法は
何度でも 難易度も A法で
大概に 互い 振る舞えよ
この胸(ハート)に ハードに 
突き付けろ





2023/05/02 10:30



[197985] 「詩人の部屋」無くなるかも
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

「詩人の部屋」に出会わなければ
下手くそなりにでも
ここまで書いてはこれなかった。
感謝しかありません。

2023/04/30 16:46



[197983] 重要なお知らせを読もう
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

皆さん、ありがとう。
データ移転忘れずに!
存続して欲しいけれど、どうなるんだろう。
シン詩人の部屋できないかなー

2023/04/28 05:49

[197982] まどろみ
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


甘やかな眠り つかの間の憩い

幼い頃まで 時間を戻そう

なお善き言葉を
疑いもせず

信じて笑った
私はどこに?

いまの私は罪人(つみびと)?

★★★★

2023/04/26 20:17



[197979] sunrise
詩人:あいく [投票][編集]

歴史をみて確率の分母を考えるのわ止めた

明日の朝日が昇らないならそれまでってことで。。。

2023/04/23 16:48



[197974] 寝床
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

糊のきいた
いい匂いいっぱいの
真っ白なシーツカバーの敷かれた
布団だった

祖母は祖父に晩年に先立たれ
離婚したばかりの叔父と
二人暮らしだった
そんな母の実家に
お盆休みがてら預けられ
床についていると

夜中になにか不穏な物音に目が覚め
どうしてなのか
胸騒ぎに鼓動が高鳴っていた
祖母はぶつぶつ独り言を吐き
子猫のミャーミャー鳴く声がすると
古い玄関の引き戸を開け
外へと出ていった

叔父の怒鳴り声で目を覚ましたのは
翌朝の事だ
大人同士の喧嘩ほど
子供に怖いものはなかったが
会話の内容に
目眩がする程に困惑した

叔父が言うには
飼っていた雌の猫
それが産んだばかりの子猫達を
祖母は夜中に紙袋に入れて
そのまま海に放り棄ててきた
と言うものだった

「人間がやる事じゃない」

叔父は激しく祖母を罵った
戦時中を知る世代の祖母の方言は
あまりにも聞きとりずらく
よくは聞き取れなかった
それでも、布団の中にくるまり
とても泣いたのはよく覚えている

祖母は果たして人でなしだったのか
今はあの子猫達の事を思い出してみても
全く涙が出てこない

時代もあった

真っ暗な防空壕の中
轟く爆撃音に
小さく縮こまるしかなかったと
話してくた祖母
彼女にしてみれば
離婚して、酒浸りでろくに仕事もしない
猫を連れて実家に転がり込んできた馬鹿息子の面倒と
たまに訪れてくれる可愛い孫達に与える
愛情以外に生活に何の余裕も無かったのだろう

祖母は私の為に布団をしっかりと天日干しをして
まっさらな白い洗いたてのシーツの寝床を用意してくれ
気持ちの良い香りにつつまれながら
わけも分からない悲しみに涙させてくれた
けれど
産まれたばかりの猫畜生には
その優しさを微塵も与えず
それどころか紙袋に放り込み
ミャーミャー鳴くそれを海へと放り棄てた
海へ投じられた袋の中がどんなだったのかは
想像するのにはありに忍びないが
ただ私には
防空壕と紙袋の中の惨劇が
祖母を中心に重なってしまう

それでも
糊をきかせた白いシーツを
干し終えた時
祖母はさぞかし
空をあおいだだろとは思う

どんなに命に追いすがられようが

2023/04/23 16:32



[197970] いつか
詩人:猫のあし [投票][編集]

ずっと自分を責めていたことから
解放された気がした

こういう自分だから理解できる人が

支えになれる事があるかもしれない

いつか 
もう少し強くなって

心細い誰かに
手を差し伸べられたら

そんな事を夢見て

今までの
自分を責めてばかりの
僕には

さよならした

2023/04/10 00:11



[197969] オデッセイ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

いつか
僕らが
満天の
空の星数に似た
詩を
描き残す
旅をして

それぞれが輝き
翼を休めた蝶が
静かに
翼を開いていくように
美しさの結実を迎えて
花開かれっていって
くれたなら

誰かが
書いて、書いて、届かなかった
書いて、書いて、忘れられない
書いても、書いても、しかたのない
人の
奥底にあるやもしれない
ほんの
ただひとつだけでいい
核心に
言葉がなれるとしたなら

胸いっぱの
草原の匂いに
横たわり
ただただそれに
読み耽りたい





2023/04/09 18:39
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