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安曇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[160] 赤いゴム
詩人:安曇 [投票][編集]

無くしたはずの赤い髪ゴム
あの子が笑顔で付けてました


好きな人に貰ったと

誕生日プレゼントだって
嬉しそうに髪いじりながら


無くしたのはたしか
あいつ(弟)の部屋だったよな


ほんのりほっぺたが色付いて

あの子はとても可愛かった


私のだってすぐにわかったけど

あの子があんまり嬉しそうだから

言うのをやめて
良かったね。と笑ったの


恋する乙女
赤いゴムとっても似合っているよ


私の髪より似合ってて
少しだけ嫉妬した


きっと
あいつも動揺して

何かあげたくて赤いゴム
とっさにあの子にあげたんだろう

馬鹿で

間抜けで

可愛いから

  どうぞよろしくね

2005/12/03 (Sat)

[161] 私の部屋
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部屋の中に居座った

あなたの匂いが私の胸

いつも恋しくさせるのよ

時々痛んで切なくて


ストーブ付けなくちゃ部屋の中も
寒くて指先冷たくて

そんなときでも思い出すのは

いつもいつでも
あなたの事ばっかり


冷えた指先
何度もこすって
あなたの温度に近付けたくて


ごつごつしている
暖かいあなたの手の平を思い出してみた


いつも私の冷えた指先を暖めながら
冷てぇな。
って笑ってさ


あなたの匂い消えなくて
部屋の中でもあなたばっかり

日曜日なのに逢えないから

きっとこんなにも切なくて

冷えてしまうのよ私の指も

2005/12/04 (Sun)

[162] 最後はそっと、泣かせておいて
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本当は嫌だった。


でも、ここで泣いても


貴方が困るだけだから


何も言わなかったし、泣かなかった。




さよならして、なにが残るのかしら


一人になってから流れ出す涙。




貴方も、一人になってから涙を流すわ


せめて、今だけはそう思わせておいて



貴方の背中を目に焼き付けて


最後はそっと、泣かせておいて

2006/09/17 (Sun)

[163] ベランダジュリエット
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下校時間が過ぎた後
密かに通う君の家

親には内緒で付き合って。と
恥ずかしがり屋の君の為


ベランダジュリエット
逢いに行く


まるで
ロミオになったように

ベランダにいる
君にこっそり話し掛けて


他愛もない言葉とか
些細な仕草が愛しくて


知ってる?

君の顔を見上げては
何度も心の中でシャッター押してるんだ


冬の景色は気紛れで
すぐに暗くなって
見えなくなるジュリエット


君に逢ってから
時間が早いって思った




今日も下校時間が過ぎて
密かに通う君の家


愛しのジュリエット
今日も僕をみて笑ってください

2005/12/07 (Wed)

[164] 心の中に溢れる想い
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   愛している

滅多に言わない君だけど


なんでかな


私には

いつも聞こえるよ


     私も

   愛している。

2006/06/10 (Sat)

[165] 恋のカケラ
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帰り道にふと想う

永遠に誓うときのあなた


どんな人に誓うのか
 どんな言葉で誓うのか


赤くなった顔
    頭をかくクセ

冗談っぽく本音を言うあなた


きっと
あなたの瞳は輝いて

やさしい時間が流れるんだろう


真っ暗な道で
ふと見つけるのは

終わった恋のカケラ


半分の月が示す道

私はゆっくり進み行く

2005/12/10 (Sat)

[166] あなたと散歩
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いつもの散歩道

周りは緑に囲まれて
空をさえぎる高いビル
どこにも見当たらない田舎道

空を見上げて歩くとね

なんだか空にいるようで
お気に入りの散歩道


散歩しようと思うとさ

いつも
あなたは付いてきて私の少し前を歩いてた

いつも
ふざけてスキップしたり変な鼻歌うたったり

そのたび
何度も振り向いてあなたはいつも笑ってた


綺麗には程遠いあなたの部屋は不思議と私の体にあっていて
本当に本当に心地よく
あなたの匂いが丁寧に私の心を穏やかにした


身が焦げるほどなんて激しい愛ではないけれど

確かに大切で暖かい想い


きっと幸せってこんな暖かさ

2005/12/12 (Mon)

[167] 愛しい時間
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  茶柱たったお茶


  じーっと見つめて

 にっこりしたあなた


  その姿を見つめて

  にっこりした私


 私にとって愛しい時間

2005/12/12 (Mon)

[168] 好き
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レンタルビデオに囲まれてキョロキョロするのが好き


美味しいのをすすめて
あなたが、美味しいね。
って言ってくれるのが好き


雨上がりのヌカるんだ道が好き


水溜まりに浮かぶアメンボが好き


長靴で走り回って水溜まりに飛び込む子を見るのが好き


土手から見る夕焼けが好き


寒い時にあなたと食べる肉まんが好き


朝、目が覚めるくらい綺麗な空が好き


冷えきった体で温かいお風呂に入るのが好き


バカな話をして笑い転げるのが好き


冷たい風が好き


寒いね
ってあなたと笑いあうのが好き


あなたの手が好き


あなたの声が好き


あなたの言葉が好き


あなたがいる空間が好き


あなたの隣が好き




好きなものは数えられないくらいあるんだ


これからもたくさん増える好きを


大好きなあなたと見つけていきたい

2005/12/13 (Tue)

[169] サンタの悲しみ
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1年に1度
12月だけちやほやされる


欲しいものをねだられる


偽物がたくさんいる


実はプレゼント貰ったこと無い




     けど




あの子の
ありがとう。が


あの子の笑顔が


幸せを感じさせてくれる


ああ、やっかいだ


悲しみなんて感じていない


ああ、やっかいだ

2005/12/13 (Tue)
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