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[196256] 産声
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


夜が包んだ街の
小さな部屋から
聞こえた産声は
君が最初に鳴らした音

窓から見える星空は
渡り鳥たちの道しるべ
家路のような光が
世界の果てまで闇を照らす

名前も知らない国やそこに暮らす人の
生きざまはここからは見えない
だから人は旅に出る 
海や空に道をつくって

またひとつ生まれた
新しい産声
僕が暮らす街
何気なく送る毎日

見たこともない色になり
僕の世界を染めた。




2019/12/01 18:25



[196255] さよなら
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


雨から雪に変わる朝
昨日は眠れずに夜を明かした
思い出なら配るほどあるけど
誰にも渡したくはないな

君の顔をこんなにも近くで見るのも
今日で最後なんだ

幸せになれよなんて言えないよ
だけど僕より先に幸せにならないでほしい
最後の強がり

さよならと言おうとすると
窓が閉まってしまう
硝子の向こうの君が
指で窓に書いたのは
「ありがとう」だった 

離れなければならない
理由なんてないけど
僕らはすれ違う生き物だから

憎しみに変わるくらいなら
その前に愛を終わらそう
そう思ったんだ

喧嘩した数だけ
確かに重ねた体が
熱く火照っている
愛しているから別れる
出会いもあると知る

だから僕らが選んだのは
愛よりも愛らしいさよならだった。



2019/12/01 18:01



[196254] 雨上がりの虹のように
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


僕らはどうして
くだらないことに
意地を張って
ムキになるのか

気づけば大切な人を
傷つけている
傷つけた君より先に
僕は泣いている

喧嘩した数だけ 仲直りがあるように
大切なものは いつもそばにあるんだよ

愛してるの数だけ ごめんなさいを言うよ
いつでも君がいるから僕はここにいる

そんな当たり前なことを忘れないように
胸に刻むんだ 

雨上がりの虹のように
悲しみのあとの笑顔を残しておけば
きっと 大丈夫さ。


2019/12/01 17:50



[196252] 運命?
詩人:のん [投票][編集]

ねぇ、もしも生まれ変わったら今度はそばにいられるかな?

そんな答えどこにもないんだけどさ

ねぇ?すれ違いはいつからか遠くなる合図?

どこからか溢れてきた涙も枯れたから

ねぇ、あの日見た景色はいつもとどこが違うんだろ?

今はそんなことすらわからないくらい灰色だよ

2019/12/01 14:47



[196248] 君は不思議だ
詩人:歹←ガチ [投票][編集]


君は不思議だ

角のつぶれた商品を見て
誰かが買わなくて良かったと
迷いもなくかごに入れる


君は不思議だ

流れ星はどこかに落ちるから
自分ではなく落ちるどこかにと
誰かのことを想って祈るのだ


君は不思議だ

相合傘で帰った後
濡れなかった?と聞く君の肩は
片側だけがいつも濡れている



誰かのことを一番に考える君は
不思議で少し心配だったから

君自身は何番目か?
と、いじわる聞くとまっすぐに


「あなたが一番」


と、答えにならない答えを言う

2019/11/30 22:24


[196247] 思春期
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


言いたいことがあるはずなのに
言えないことがあまりに多すぎる

叶えたい夢も行きたい場所も
なりたい自分も見つからない

宛のない毎日の中でふと気づくと
空ばかり見ていた

君は星のひとつを指差しながら
あれはなんて名前の星なのか
僕に聞いたよね

今ならきっと答えられるだろう
でもあの頃の僕は
心に鍵をかけていた

人の価値を 金とか地位とかで
決めつけてしまう人の中にいると

つい人を思う気持ちをなくしてしまう
優しさだけが実は 生きる上では一番大切だ


言いたいことがあるはずなのに
言えないことがあまりに多すぎる

叶えたい夢も行きたい場所も
なりたい自分も見つからない

僕は思春期 まだ大人のふりしか
できない 子供だったよ。





2019/11/30 20:54



[196246] 725
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


725便が

飛行場から飛び立つ

僕らは椅子に凭れかけ

ベルトを締めて目を閉じる

小さな窓から見えるのは

暗い夜の風景だ

加速して飛び上がる

銀の翼は

星屑の中

僕らはここで何もせずに夜明けを待ちながら

命を使い果たすまで待ちぼうけ

時計の針を気にしながら

年老いた旅人は

小さな夢を鞄に託して

扉を開ける

魔法は今日も使えない。

2019/11/30 20:42



[196244] 銀河鉄道
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


銀河を旅する汽車に乗る少年の話です
物語は本の中で生きている
ページを開けばそこは知らない世界。

2019/11/30 09:23



[196243] 1225
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


公園駅前通りの 町は
イルミネーションで
眩しいほど輝いてる

手を繋ぐ人もなく
熱を失ったように
冷えた両手は
感覚をなくして痺れてる

ああ恋のひとつもしなきゃと
過ぎてく景色に 理想ばかりを
呟いてはため息に消えてく

またひとつ 歳を重ねる

クリスマスの街は 賑わうばかり
誰かの幸せを自分の幸せと
勘違いしてしまうような
不思議な魅力がこの街を 夜を包んでる。


2019/11/30 09:05



[196242] アンブレラ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


君がいて 僕がいて
笑ってる部屋の中で
カーテンの隙間から
差した光が朝を連れてくる

そんな何気ない毎日の
片隅に幸せは
気づかれないまま咲いているのでしょうか

寂しくて切なくて黄昏に染まる
空を見上げながら唄を歌う

二人でいても 一人でいるときよりも
寂しいのは心が離ればなれだから

鏡に映した僕の姿が泣いているように見えた
気づいたよ 悲しみに差せる傘はない。






2019/11/30 08:59
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