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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[4246] 産まれ生きてく者への宣言
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


これから生まれる人にちょっくら注意事項
別に脅すわけじゃないが
人生はつらく苦しいものです
生きるかどうかはあなた次第だけど
生きるなら覚悟を持って生きてゆきなさいね、どんな人生でもそれは消えないものだから

僕がいうことは決して嘘じゃない

少しは頭に入れておいて…なんて言えたら少しは変わるかな
でもそんな注意事項なんてよけいなお世話だな
その人の力で人生なんてどうにでもなるからさ

なんて、無駄な宣言を言い放ったあとの後味の悪さに気まずい僕は自分の愚かさに呆れた
あんぐり口をあけて。

2009/06/08 (Mon)

[4245] 涙よそばにいて
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


泣かないで 泣かないで たやすくは
泣かないで 泣かないで めったなときいがいは

つよく生きていきたいけど泣いちゃうんだな いつも
涙は悲しいときいつも傍にいてほしいから僕は呼んじゃうんだね

ついつい 涙よそばにいて
願ってしまう
声にしてしまう

そのくらい
そのくらい
この世の中はつらく苦しい事が多いから涙もそのぶん多いんだね
そんな現場で生きている僕が一番知っている
そんな世界で生きている僕が言うんだから間違いないさ

だから 僕は他人の声も心の声も無視して言うんだよ
せめてひとりぼっちなら涙くらいはそばにいて

自分の痛みだから
自分の悲しみだから
よけいに感情的になってお情けが増すんだよ

だからさ だからさ
せめて 涙よそばにいて 言わせて言わせて

涙よそばにいて 声にして願えばいつでも涙は駆け寄ってきてそばにいてくれる
ひとりぼっちの僕のそばで慰めてくれる
ただやさしくただやさしく

涙もやんで
日が心に差して
笑えたら 笑えたら
また歩きだそう
それまではしばし笑顔とも会いたくない 笑い話も遠慮したい
カーテンを閉めて
閉じこもったら
暗い部屋 ひとり
いろいろ考える
そんなときが人生には必要だ
よく考える時間がさ
だから僕には広すぎる宇宙みたいなこの果てしない世界で生きてくのは大変だ
よくわかったろ僕らの苦労が
ああ 神様よ

だから ついつい願ってしまうのさ
涙よ 涙よ そばにいてってさ ただそれだけで我慢もするから悲しい運命にも笑ってみせるからと僕はもう限界なのに明日を待つ

そんな僕のこと
少しは考えてみて
神様
自分自身を甘やかす気は無いけどただなんだか不憫に思えるから
涙を流す僕を大きな心でゆるし見守っていて…涙が唯一のより所だから 奪わないで…

2009/06/08 (Mon)

[4244] 明日の空模様
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どうしてみんな笑えるのだろう こんなにもこんなにも
こんなに悲しい運命を背負わされてるのに
どうしてみんな他人と仲良くできるのかな 僕なんかいつもいつも愛想笑いもできないのに

昨日はあんなに生きることを楽しめてたのに今は生んだ人への憎しみだけしかない
悲しいばかりだ

それでもなぜか明日も生きようとする僕
僕は僕の背中を押して明日へと押し出す
僕が生まれた事 存在する事 嘘だって思ったのになぜこんなにこんなに生きている事を素晴らしいと思う気持ちぬぐえないのかな

人生を楽しく生きるだけなら悲しみなどいらないと思うのに悲しみがあるからより楽しめる
人はおかしな事を言うなあ 僕は頭を抱えた 理解に苦しんだ

わざわざ悲しい運命を背負わされたあげくまた悲しみ追加されて涙を流すことが素晴らしいのか?
僕は世の中の底辺を疑った
耳を目を疑った

目に映る全ての景色が限りなく黒に近い灰色に見える
明日の空模様
たずねてみるのもこわい
晴れでも雨でも
僕の心は雨模様
ぬぐえない影が景色にしみをつける

いつも視界には悲しみが揺れている。

2009/06/08 (Mon)

[4243] 星に願えば
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


世界で一番愛してる君だけにさ
伝えたいことばひとつ今 かき混ぜてつくってる
でもなんかわざとらしいことばになった
だからありのまま伝えてみた
愛してるよ
大好きだよ
僕の気持ちはまっすぐあなたへ届いたのかな
迎えに行くよ
静かな夜に月の光の路を伝って

窓を開けててね
僕は君を呼ぶから
にゃーお
にゃーお
猫なで声でさ

君を困らす何かを僕はゆるさない
君を傷つける何かを僕は憎もう
その代わり愛をもらうよ
でも僕も君を困らして君を傷つけてる
でも自分を憎んでもゆるさないでいてもむなしくなるだけなあ

この時間はまるで幻のように君と僕との愛をあたためてくれる
傷ついて憎みあって
人間なんだからいつでも正しくはいられない 綺麗にはいられない

だからせめて君への愛をポケットに忍ばせて忘れそうなときは思い出すから
それを見て
でもポケットに忍ばせた事さえも忘れてるときがある
だめな僕だな
元も子もない

でも忘れないでね
僕はたしかに君を愛してる
星に誓う 月に誓う
その証はいつも胸の中だから君には伝わらない
君にもしも僕の頭見せられたなら見せてあげたいものだけど
そんなことできないから僕はその代わりに君に愛を精一杯一生かけて説明するのさ
ときには喧嘩しながら
そしてそうすることが愛を証明するただひとつの方法とさとりました

僕は夜も朝も昼でも君への想いを捨てたことはない 忘れたって何度でも愛は名前呼べばここにもどる
だから呼ぶのさ
生きているあいだだけゆるされたときめきをただひとりの人と共有する幸せを噛みしめて
おなじ星を見つめてく

説明すれば長くなる
だから人生かけて語るのさ 想いの全て
語り尽くせないほどの想いを君に死ぬまで歌う
星に願えば星が祈りを聞き入れて僕らの心にオーロラを降らす。

2009/06/07 (Sun)

[4242] たしかなこと
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


たしかなこと
たしかなこと
なんで僕は産まれた

たしかなこと
たしかなこと
はわからないけれど

たしかなこと
たしかなこと
もう一つあるからさ

たしかなこと
たしかなこと
僕らここにいて生きてる


たしかなこと
たしかなこと
それだけで十分だよ 十分さ

たしかなこと
たしかなこと
始まりはわからない

たしかなこと
たしかなこと
終わりはわからない

でも たしかなこと
僕はここにいるからここにいて生きてるから明日も生きれる
また泣いたり笑ったり

安心しなさい
そう言われても安心なんかできないことはわかってる
産まれた意味さえわからないまま生まれ産まれた意味さえ知らないまま死んでく悲しさよ

たしかなことは曖昧で誰もわからないことが多くわかってるのは誰かが決めた事だけ
僕らが知っているのは真実の毛先だけ

たしかなことはなにも知り得ない
解らない 解らない
正直に言いまして
神のみぞ知る事でございますから

されどもたしかなことの毛先だけわかればあとは自分でなんとかする
僕らは強い
理不尽な運命には負けぬ力を持ってる。

2009/06/07 (Sun)

[4241] さらば
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


笑って 笑って 笑って 笑って 笑って 笑って 笑ってさ
怒って 怒って 怒って 怒って 怒って 怒って 怒ってね
ふざけて ふざけて ふざけて ふざけて ふざけて ふざけて ふざけてく

さんざん楽しい時間を満喫したらあとに残るは死だけです
安心しておさらば

これだけ笑えば
これだけ怒れば
これだけふざければ
相当の思い出が出来上がったでしょう

キズだらけの思い出をひとつ抱えてあの世まで持っていきたい
神様に言ったよ
大丈夫 大丈夫だよ
持っていきなさい
君には大切なものらしいから

さらば 僕よ
さらば みなさん
さらば 全国民
さらば 誰かさん

僕はあの世に用があるんだ
だってもう時間だから
ゆきます ゆきます ゆきます ゆきます ゆきます ゆきます ゆきます

さらば!
さらば!
さらば!
さらば!
さらば!
さらば!
さらば!
さらば!

おさらばさ!

もう帰らない
もう帰れない

ただ死ぬってだけでこんなに悲しいとはね不意打ちだ
涙が止まらない

誰かがそんな気持ちで今日も逝くのかな

ならば僕としては優しい優しい歌をせめて捧げたい

こんな風な歌を
こんな風な言葉で
こんな風なメロディで

悲しささえも愉快な愉快な出来事にせめて変えてあげたい。

2009/06/07 (Sun)

[4240] 明日の帰り道
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


風はどこへ帰るのかな
いつも風の帰り道を探しているのに
風はあまりにも自由で見えないから
風を見失うどころかいつも気配すらなく瞬間でご帰宅

ああ 僕も風のように自由になれたなら誰かのとげのような言葉にすら耳を貸さなくていいのに…

願いはどうせ叶わないから言わないよ
僕の願いはどうせ大げさだから
叶うわけもない
叶える気もない
「明日は明日の風が吹く」
いつも口癖のようにそんな曖昧な言葉でおやすみするんだ

詩を書こう
歌をつくろう
あれをやろう
これをやろう
楽しいな
自由と自由のあいだには苦しみがあるから僕はギリギリ救われてる
そう感じることで救われてる

暗闇にともす灯りはなるべくまぶしくない小さな灯りがいい
まるでマッチみたいなはかない灯りが優しくともる そんな未来であれば上等さ

夢に見たんだ 自分の死ぬ日を
僕は遺影の中でばかみたいに笑ってた
そうなると良いな
そうなると良いな
縁起でもないけど
真実味に迫った事だろう
拭えやしない

僕のいつかなくした笑顔はどこへやら
僕のこれからなくす命はどこへやら
僕もいつかどうせ死ぬなら
大好きな君の隣に逝きたい

どこまでも身勝手な
どこまでも聞き分けない
どこまでも独りよがりな
孤独しか頼りのないひとを君が救った

君は 君は 僕の帰り道 ともる灯りさ
風の帰り道 ともす灯りが月ならば 僕の帰り道 ともる灯りは君です 君です

いつか終わりの日に僕の世界の全てが深い海の底に沈んで刻んできた全てが真っ黒に塗りつぶされる日には君と手をつないで逝きたい
一緒にゆけるなら

明日の帰り道 風は僕に手招きする
そして君と僕の新しい世界の鍵をくれる
でもそれまでは君とリアルな世界で仕方ないから待機だ
そう思う事も間違いじゃないだろう。

2009/06/07 (Sun)

[4239] 風と共に去りぬ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


悲しみと喜びの舞台上で今日も僕はにやけた笑いを浮かべ踊っている まったくでたらめなステップ
所有権のない僕はあっちにふらふらこっちにふらふら心はさまよう旅人 体のいい浮浪者みたいな生活くり返す

誰からも笑われて
友達にも裏切られ
たまには僕も裏切って
嘘だけ巧いから都合のいいトークで切り抜けて手に入れた富と黒ずんだ夢

金をまき散らして
僕は踊るのさ
狂ったように
涙を流して
水芸のように
僕は踊るのさ

スクリューみたいな速さで回る時の中で何の役にも立たない偽りの勝ち星を愛でてる悲しさよ

世界に花束を それも菊の花を捧げてやろう
僕はもう良いひと気取らない
偽善者ぶってひとをだますなら最初からつつみ隠さず悪いやつを演じるよ

これは真実の舞台だから嘘や偽りじゃないんだよ

僕は涙流していつも涙流して踊り続ける
それだけしか能のない猿のようなやつさ
猿のほうがまだましだね 僕の日々はサーカス
ただそれとなく忙しい ただそれとなくせわしい
そんな未来望んだわけじゃない
そんな未来要らなかったのに

誰かに仕組まれた笑顔を浮かべても
悲しいだけで心はあおく染まってく

だからだから僕はこんなにさみしい気持ちを拭えぬのだね

世界に花束を それも菊の花を捧げてやろう
僕はもう良いひと気取らない
偽善者ぶってひとをだますなら最初からつつみ隠さず悪いやつを演じるよ

これは偽りのない真実の舞台のはずなのになぜかいつも嘘っぽい演技でまるでテレビの中 わざとらしく笑ってみせるやつみたい

悲しみと喜びの舞台上で君はまだ踊り続けるのかな
僕は明日も踊り続けるのかな
みんな踊り続けるのかな
楽しいことも繰り返せば退屈だ
新しい刺激が欲しくなる
だから苦しみあるんだね

僕も君もまたみんなもいつかは風と共に去りぬ運命。

2009/06/07 (Sun)

[4238] 群青のせせらぎ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


世界のせせらぎが地球の寝息から泣き声に聞こえるようになったのはいつからなんだ?

生まれる前から
生まれてまもなくしてから?

わからない
わからない

今 地球は病んでいる
治らない病に伏せってる

かわいそうに
かわいそうに
そんな情けさえ
地球には届かず
こちらの耳にも
地球の叫びは聞こえずみんなやりたい放題 我が物顔で地球を汚す やがていつかはゴミの山と化すのかな

そんな未来が遠く遠く見える

ゆゆしき問題であろう

せせらぎに少し耳をかたむけてみれば吸い殻や空き缶をポイ捨てするその心が痛むはず
痛まないならあなたの良心はもう身勝手な悪意に蝕まれてしまったんだろ

せせらぎを聞き分けられないようじゃ人間じゃない
名乗る資格もない
罪は裁かれるものだけが罪じゃない
隠れた罪も小さな過ちも罪は罪
時間をかけて人間は地球をころそうとしてる
一発でしとめるより残酷で冷酷だよ

地球になんの恨みがある 落ち度がある?
悪いのは 悪いのは身勝手にひとのせいにする身勝手な人間だ

自分の罪は己自身に課せ

地球をなんだと思っている?

ああ 青さは今や群青
せせらぎは悲鳴にも近いぜ
崩壊まであと何年だろう
大げさなんて思うな
聞こえるか?
地球の叫び
見えるのか?
地球のなみだ

その全てを責任とれるのか?

その身勝手さこそがもはや罪だ
罰を与えられぬからと案ずるなかれ
自分の首を自分で絞めてるんだぞ

わかってやってんのか?
みんなの気も知らないで

地球を汚すものどもよ血と煙に罪を紛らすな
地球は今 お目覚め
泣いている
嘆き悲しんでる

そのせせらぎを聞け!

深くよどんだ群青のせせらぎを

あんたらに汚された色をよく見るんだ!

2009/06/07 (Sun)

[4237] 愛の砦
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


愛してる 愛してる
ずっと ずっと どこまでも 神様にだって誓うさ

言葉だけじゃ限界はとてもじゃないがこえられません
ムキになっていくらこえたんだって言っても戯れ言で終わってしまうから
言いたいことは沢山あるけれどね 言えない事ばかりだ

山ほどある伝えたい気持ちは薄紅色に染まって和紙のようなもろい心を平気でビリビリに破く誰かの無神経な声 さえぎって

愛は世界を救う最後の砦なんだ
愛が世界を救う現に僕も救われた

愛が僕を救うなら
僕はなにを救える?
君を今度は救う
救いたい 救うんだ

絶対 愛してる 愛してる この気持ちは空も目じゃない
全てに打ち勝つ光
全てに打ち勝つ力

最後の最後の砦

僕を救う最後の光
僕を救う最後の力

もしよろしければ僕と人生というダンスのお相手をお願いします

わかってる結末はいつもモザイクで隠されるんだろう
イメージや予想はつまらない詮索以下予測にもならないただの想像

最後の砦が滅びる前に君の気持ち確かめたいから 振り向いてよ、ガール…

優しさとありあまるほどの愛 こんなんでよかったらいくらでもいくらでも甘い甘い精いっぱいにつけこんで君に味わわせたい

最後の砦はまたひとつ高くなる 高くなる
イメージから暗さを取り除き僕は低すぎる可能性さえも無視して君に永遠を乞うよ

ああ 愛してる
もっとうまく巧みに言えたなら…
そんな願いさえ君には無縁だった
だって君が僕の手をにぎったから

さあ 行こうか
ふたりの未来
最後の砦は今
永遠に倒れぬ
砦へと化けた
ぽんぽこぽん
腹太鼓 鳴る
彼処に光るは
ふたりの未来
思い出の砦

不安さえ今は静かな安らぎ とてもしあわせ
最初である意味最後の砦
でも倒れぬ
この世でもっとも
耐震性のある砦だぜ。

2009/06/07 (Sun)
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