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太一の部屋  〜 投稿順表示 〜


[21] 始まり
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お前がアタシを抱きしめる

お前の腕の、温もりが


ちくり、ちくり、と


きっとこれが戀

2009/02/20 (Fri)

[22] 君を呼ぶ
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一人でつまらないから呼ぶんじゃない

単に見せたいから呼ぶんじゃない




二人でおんなじもの
分かち合いたいから


呼ぶんだよ

2009/02/20 (Fri)

[23] 何故だか
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息も出来る

手も足もちゃんと動く

左に位置する心臓もちゃんと脈打っている

少し赤いけど瞳もある

床が冷たく感じる体温もある


私自身は何も無くしてない

きちんと存在している




なのにどうして


頭の中は喪失感しか見当たらないのだろう

2009/02/20 (Fri)

[24] やっぱり
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いつもぶつかる

些細なすれ違い

伝わらないもどかしさ

泣きたいのに笑顔の振り










切なくって
酷く苦くて



それでも





おまえでいい

おまえがいい

2009/02/20 (Fri)

[25] ЯE
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御決まりの営み繰り返して
快感は喘いでも遠ざかることなく

何時も絶頂


気持ちが、良い
気持ちが、好い



乗り慣れたLeatherの助手席

お前とするなら
下手なベッドより揺らしてくれる

汗ばむ背中に張り付いて心地善い

肘掛けが足掛け

開いたら奥迄深く
堪らないから締め付ける



お前の呻きが媚薬



引っ掛けて、揺れる芳香剤は
甘ったるい罪の馨





2人、吐く息が熱くて





少しばかり頭痛がするから

出来るんなら

今、上に乗るお前に殺して欲しい

2009/02/20 (Fri)

[26] ブラックスター
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何時も笑ってた


いい年してアタシより子供みたいで

無邪気で純粋だった



19の誕生日にプレゼントねだったら


桜の花びらにまみれて

不格好なブラックスター

甘く疼く傷をくれた


それからは

毎日
2人で縺れるようにじゃれあって
激しく貪りあって

全て一緒に過ごしてきた





お前がアタシの首筋に印残した朝
何も疑わなかったあの朝


思い出とキスマークと
ブラックスター残して

お前は消えた







春が来る



思い出とあの朝のキスマークは消え入りそうだけど


桜の下で
情事のもとで
愛おしそうにブラックスターにキスするお前が

焼き付いて離れない

2009/02/21 (Sat)

[27] KISS
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その唇で

理性だ
常識だって謂うなら


今すぐ噛み付くようにKISSをして

お前自身を飛ばしてあげるよ

2009/02/21 (Sat)

[28] S膜
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荒い息遣いと
汗ばむ身体と

触れる肌



をんなの証は潤って
をとこの証は血を集める


強張る身体に

ちからぬいて…



引き攣る痛みと圧迫感
短い呼吸



本能の侭腰を動かしたなら


その先はエクスタシィ

2009/02/21 (Sat)

[29] 
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弱いとこみしたら終わっちゃいそうだね

だから平気なふりばっかり


ホントは泣きたい時もあるんだよ


気丈なフリもいい加減疲れた


でも弱音吐かないのは
露呈した時の恐怖を知っているから

2009/02/23 (Mon)

[30] 同じ
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毎日笑っていても

やっぱり傷付いていたんだね



君の軽さを酷く憎んだ時も在ったけれど

自分を護る為だったんだね



そんな君に気付く事ができなくてごめん



ふと、こぼした言葉に
君の哀しみが見えた気がしたから

次に逢えたら



やっぱり僕は笑っていよう

2009/02/23 (Mon)
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