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[195397] 一眼レフ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


テーブルの上に写真を
並べてみれば
幼いときの僕の姿から
今の僕の姿になるまで
随分数多くの写真がある

思い出は足跡のように
記憶の中に刻まれたしるし

カメラを構えてシャッターを
切ってレンズの中に閉じ込めた
ネガからはみ出す笑顔

父の愛用の一眼レフで
一枚一枚重ねた思い出
フィルムに焼き付けられた情景

年老いた父がカメラを構えて
そっとシャッターを切る
そこにまた思い出が刻まれる

写真に映るのはビールも飲める
二十歳の僕の姿だ。





2019/02/09 19:35



[195396] 告白
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


あなたが好きだよ
この世界の誰よりも
目を閉じて浮かぶ
青春をささげた人

初恋は幻 それでも今も
君を好きな僕は君を好きなままだよ

恋をしてニキビがはじめて
邪魔に思えた つぶしても治らない

それも素敵だよと君は笑ってくれたね

制服を最後に着た日
僕はこんなにも懐かしく思う日が
来るなんて知らなかった

勉強にがんじがらめの日々に
未練なんてあるはずもないけど
涙があの日に帰りたがる。






2019/02/09 19:22



[195395] 青春の日々
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


ラジオから流れる
懐かしい歌は
いつも名前が思い出せない
初恋のように
胸の中に刻まれた甘酸っぱい青春の日々

白いノートに書いた言葉は
集まって歌のように形を変えたけど
とてもじゃないが聞かせられたもんじゃない

青春はきっと そんな恥ずかしいものさ
青春はきっと 見せられない傷跡をどこかに隠してる
だけどその傷跡は白い膝小僧にかさぶたになって
今も負けそうな僕を励ましてる。




2019/02/09 19:12



[195394] 父の背中
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


泣くことが恥のように思う
大人が子供の僕にはわからなかった
悲しいのに笑ってる大人がわからなかった

自分は悪くないのに謝っている
大人がとてもカッコ悪く見えたのに
大人になったらその意味がわかったんだ

父の背中に映るものはきっと家族の笑い顔
自分の幸せよりも家族の幸せを思う
優しい眼差しが陽射しのように
僕に注がれて野菜のように育った
僕の中にはあなたの愛が溢れんばかりに満ちている
ありがとう やっと言えた本当の気持ち。



2019/02/09 19:04



[195393] 待ち合わせ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


ため息の数を数えながら
君が来るのをずっと
待っている

時計ばかり気にして
気づかない すれ違う二人

背中合わせの恋だ
携帯もパソコンもない時代の恋だ

会えない切なさも悲しみもやりきれなさも
それはそれで楽しめていただろう
会えたときの喜びは筆舌しがたいものだったろう

あまりに便利になってしまって
すれ違うことなんてなくなってしまった
恋はきっとどこかがつまらない。



2019/02/09 18:57


[195392] 虹のたもとに
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


とるものもとりあえず
鞄に詰め込んで
旅は突然始まる

空は青く晴れて
旅立ちにはさい先よく
踏み出した世界には
花と緑が咲き乱れ

足踏みひとつ鳴らしたら
どんな悲しみも
向こうから逃げていく

虹のたもとに明日がある
そんなに近くもないが
遠くもない

ドアを開けてみよう
悲しむ前から
泣いていても仕方ない

泣くなら せめて
悲しみに出会うまで
笑っていようと決めたよ。






2019/02/09 18:52



[195391] 愛してる
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


たとえば僕が明日死ぬとしたら
誰か一人でも涙を流してくれるだろうか
花を手向けてくれるなら
小さな可愛いすみれの花を
一輪ください

些細なことで僕らはすぐに
大切なものを壊してしまう
壊すのは簡単だけど
壊れたものを直すのは難しい

この思いを言葉にしようとすると
ばらばらにほどけてしまうから
ごまかすように唇を重ねる
伝わるものは痛みまでも心地いい

君の悲しみなら夜通し聞くよ
ほら いつの間にかささやいてる
愛してるの言葉がどんなものより
素敵に聞こえるんだ。

2019/02/09 18:47



[195390] DADADANCE
詩人:平成最後の高級スプーン [投票][編集]

いい人生だったと
悔いなく笑顔で死ねる
最期より
結末なんて微塵も気にせず
きみと踊り明かした今日が
最高に幸せだ

近い未来
こっ酷くフラれて
遠い未来
孤独死しても
きみが隣にいる今日は
本当に幸せだ

明日以降
毎日不幸に見舞われて
人類史上
最悪のバッドエンドが訪れても
大好きなきみと
今日を過ごせる幸せがある
だったら
踊るしかないよな

2019/02/09 02:58



[195388] 四季彩
詩人:あいる [投票][編集]


片道じゃ足らん
欲張って生きよう
肩肘張らず胸はって意味を求め音め
がけて

どんぶり勘定と
生き様語った
おんぶにだっこ
花より団子

世間は言う何様
この有り様
塗り固められた
者へ届け
あえて
感嘆な言葉で放つよ
簡単な言葉で話すよ


心に種蒔いても枯らすのに
忘れた頃には芽吹く花蕾

災難や不快感
深い話じゃなくて
ただ不甲斐ないばかり

新しい目的地は敵地
出来高が物言う秘密基地

緻密に一途に黙って
固まって小さな液晶は
虚像と化した
蜂蜜と林檎
韻を記すと激情画
向かうところ敵無しの
演奏家
なしステージ上
指揮するコンダクター
混濁した脳内で液状化
何かできそうな映像は
瞼とピントが合わず滲んだ


心に種蒔いても枯らすのに
忘れた頃には芽吹く花蕾

2019/02/07 21:22



[195386] Dear D
詩人:ちぃふぁん☆ [投票][編集]

「好き」か だとか
「愛してる」か だとか
それらは大して意味が無いんだ

やっぱり君と居て 好きだなって
こんな友達みたいな風でいて
私を求めてくれる君の手を唇を
もっと感じたくて
嫌われたくなくて
そっと距離を保つ

「好きだよ」なんて言えなくて
気まぐれかもしれない想いを
口にしたら変わってしまいそうで
重く思われたくなくて

もう恋人は作らないと決めたから
これが愛なのかなんてわからないけど
多分違うだろうから
君とはこのままでいいんだ

君はきっと本気じゃない
私もきっと本気じゃないから
もう泣きたくないから

2019/02/05 06:54
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