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黒夢の部屋  〜 新着順表示 〜


[149] 異なるけれど同じもの
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言葉にすれば同じ言葉だったよ。
それでも
同じ想いは抱かなかった。



『話していると嬉しい。
新たに知ることが沢山ある。
笑っていられる存在。』


「話していると心地いい。
どうでもいい些細な事でさえも楽しくて。
胸が締め付けられるような存在。」




この感情を言葉にすれば
恋と呼ぶのかもしれない。

それでも、恋だといえば同じでも
抱いた想いや、心に灯る温もりは
2つとも違うもののような気がする。



芽生えた新たな想いを大切にしたいと思った。
でも
ずっと長い間守り続けた想いも忘れられない。



「忘れられない、恋なのです。
消えない想いなのです。
それが例え叶わなくとも。」


『あれから初めての、恋なんです。
心が休まるような想いなんです。
それが少しの恐怖をもたらしても。』



人から見れば
きっと同じ想いを抱いてることになるでしょう。

それでも
僕からすれば、全く違う想い。



想いのカタチは異なるもの。
好きの言葉は同じかもしれない。

2005/11/26 (Sat)

[148] 暗中模索
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急に、生きるのが怖くなる。

突然、泣きたくなる。

いつもいつも、自己嫌悪に陥ってる。



自分的には、上手くやっているつもり。

周りから見れば、ただの空回り。

人の悪意を受け流せるほど、大人じゃない。



急に、歌いたくなる。

突然、叫びたくなる。

夢も何も無い人生、どうしたもんか。



楽しいって何。

面白いって何。

箱庭の様なあの部屋が、妙に息苦しい。



何て白々しい言葉。

何て嘘くさい笑顔。

隠しているつもりで、全然隠せていない。



誰でもいいから、言ってほしい。


「疲れたから、この命、休ませてもいいですか?」



甘ったれるな、とでも。

好きにしろ、とでも。

いいよ、とでも。



「時間をください。

 命を休ませる時間を。」

2005/11/16 (Wed)

[147] 嘘と心と本音
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考え出せば終わりは見えない。

数えだせばキリが無い。




この想いを恋だと認めながら

こんな女々しい感情は知らないと言う。




君を嫌いだと言う度に

何よりも正直なこの心が

全く正反対の事を言っている。



これだから嫌なんだ。

心も、嘘がつけたらいいのに。

2005/11/15 (Tue)

[146] 歌で泣いた日
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さよならを、告げた人がいた。
振り向かない背中に、密かにだけど。


さよならを、告げた人がいた。
消えない思い出に、新しい何かで上書きするように。


さよならを、告げてくれない人がいる。
憎いほど優しくて、結局そのままで今も。


腐れ縁の、友人がいる。
さよならを告げたあの人を知っている、嫌いな奴。


奴から聞いた、歌がある。
苦しいほどに、心を締め付ける詞。


気にすることなかった想いが、今更溢れる。
この涙をあの人に拭ってもらえたらと、夢見た。


さよならを、告げた人がいた。
届け届けと、強く願いながら。


さよならを、告げた人がいた。
優しすぎる思い出が、早く消えるように。


さよならを、告げてくれない人がいる。
しつこい私を鬱陶しいと思って、姿を見せて。


さよならを、告げられない人がいる。
こうして今も、詩にするくらいに。

2005/11/06 (Sun)

[145] 地を見て歩く
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根を張り

懸命にこの乾いた地で生きる姿を。



空へと向かい

我々が手を伸ばすように伸びてゆく強さを。



雨に打たれ

倒れる事の無い野生の心を。



生きる事への執着。

全てが、醜くも美しい。



魂の叫びが、聞こえた。


2005/11/05 (Sat)

[144] 眼鏡
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世界が鮮明になる。


たった一枚のレンズがあるだけで
僕の世界はより美しくなる。


人の顔も表情も。
悲しみの顔や憎しみの顔も
嘲笑も侮辱も
全てが、鮮明に見えて。


綺麗なものばかり見たいのではなくて
汚い物だって世界の内。


それでも
見たくないようなものばかりが
視界に広がって
嫌気が差す。
気が滅入る。


そんなものしか見えない世界なら
要らない。


世界を鮮明に映すレンズなど
要らない。


ぼやけた世界のままでいい。
人の感情など見えなくていい。


いつか
自分の感情でさえ怖くなりそうだから。

2005/10/26 (Wed)

[143] 手をつないで
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君なら、届くのかもしれないね。


あの空へ。

誰も見たことない地へ。

小さな頃夢見た虹のふもとでさえも。



全てに手が届きそうな君がいるのに

僕はすぐ隣に座る君にも

手が、伸ばせない。



君だけなら、届くのかもしれないね。

邪魔になったらいつでも切り捨てて。

いつまでも一緒、なんてことは言わないから。



君だけは、願う未来へと

いつでも手を伸ばしていて。

2005/10/23 (Sun)

[142] 視線
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澱み無い、その真っ直ぐな眼。


溢れかえる人混みの中で
確かな強さを見た。


たった一瞬で
それでも、あの眼に
未来を見た。


悲しみで揺られても
きっとすぐにあの強い眼に戻るんだろう。


見たこともない
強烈で、鮮やかな強さ。


あの眼に
前に進めと言われたなら
ここから動き出せるだろうか。


絡まる視線。


少しだけ強さをもらった。


名も知らない強い瞳。


迷いを知らない足取りで
明日へと向かう。


僕もあんな風に
前を見据えられるだろうか。

2005/10/15 (Sat)

[141] 
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暗闇に揺れる曖昧な希望を。

雨音に消される誰かの声。



光の中に確実に存在する絶望を。

届く前に声が消える雑音の中。




いつもいつも



それら全てを静寂に導くような



衝撃的な雷鳴を求めてる。

2005/10/14 (Fri)

[140] 青春なんて恥ずかしいけれど
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なんだかんだ言っても
毎日笑えてる。


人間らしい醜い感情を見せながら

人らしい柔らかな心を見せながら。


つまらない事が多い年頃です。
無駄な事をしたがる子供です。



めんどくさいが口癖の今日この頃。
偽善的なことをすんなり口に出せるのだって
今だからできる事。


やたら悩んでばかりで
一度落ち込んだら中々抜け出せない。

自己嫌悪なんて当たり前。
人を悪く言ってしまうのだって癖のよう。
自分のことにも気付いてないのに。



それでも
間違いながら
楽しくやっているのは事実で。



青春なんて恥ずかしいけれど


なんだかんだ言って
小難しい事考えて

毎日笑ってる。

2005/10/12 (Wed)
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