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栢徠の部屋  〜 新着順表示 〜


[7] 暖冬
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雪なんて降らなかった
天気予報もあたらない

暖冬だからと皆が言う


そりゃあ前の冬が変だったんだ
あんなにも大雪が降ったんだから

でも吹雪のなか学校に行くのも、足が埋まるほどの雪の中を歩くのも大変だけど楽しかった

この冬もまた降らないかな?





・・・・やっぱりいい

手袋も手を握ってくれる相手も居ないから

次の冬は雪が降るのかな?

その頃には私の手を握ってくれる男(ヒト)は居るのかな?


多分、無理だ・・・・

あぁ、暖冬って素晴らしい

2007/02/02 (Fri)

[6] 卒業
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あなたの笑顔が好きでした

あなたの隣に居られるのが幸せでした

あなたの事を思いながら泣いた事もありました

それでも、あなたを見ると笑顔になれました


あなたの事が好きでした




言えなかった言葉たち

あなたは遠くへ行ってしまった

私に残ったのは『後悔』とあなたのボタン


そして、思い出

2007/02/02 (Fri)

[5] 真っ白・真っ黒
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真っ白な世界

キラキラと光りながら世界は回る

汚れのない真っ白な世界



あぁ、私とは違う

だって私は真っ黒だから

2007/02/02 (Fri)

[4] 満月
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駅から見上げた夜空には輝く満月

携帯を取り出してメールを打つ

『満月が綺麗だよ?』


なんとなく送信してみる

すると送信完了と共に1通の新着メール


内容を見て微笑んだ

『満月が綺麗だよ?


一緒に見たいから、迎えにいく』

駅のロータリーにバイクの音が聞こえるまで後5分

2007/02/01 (Thu)

[3] いつもそこに
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いつもそこにあったんだ


初めて君と出会った日
『それ』は青と白のコントラスト

初めて君と笑った日
『それ』には七色の橋と光の階段

初めて君と帰った日
『それ』は赤よりも赤く澄んでいた


また一人ぼっちになった日
涙は街に降り注いだ



そして、また君と出会った日がやってきた
『それ』はあの日と同じ青と白のコントラスト

あぁ、そうか・・・・
いろんな姿になりながら
『空』はいつもそこにあったんだ

2007/02/01 (Thu)

[2] 四季〜手紙〜
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あなたが居なくなって迎えた二度目の春

ポストに届いたのは居なくなった君からの手紙

信じられ無くて封を開ける手が震えた、天国からの手紙


『春の花に囲まれて、笑顔を見せてくれる君が好き

夏の暑い日射しの下で、青空を眩しそうに見上げる君が好き

秋の紅葉の中で子供の様にはしゃぐ君が好き

冬の雪が舞い落ちる中、寒さで頬を赤らめる君が好き


四季の中で輝く君が好き』


薄い青地に白い羽根が描いてある便箋に綴られた言葉

読み終わった私は溢れる涙を止める事が出来なかった


明日はお花見に行こう
あなたとの思い出はまだ辛いけど、きっとまた笑える

ありがとう、私の一番大切な人

2007/01/31 (Wed)

[1] 四季
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あなたが居なくなって
私は春が嫌いになった

満開の桜を見上げるあなたの姿を思い出してしまうから

あなたが居なくなって
私は夏が嫌いになった

一緒に行った夏祭りで初めてのくちづけを思い出してしまうから

あなたが居なくなって
私は秋が嫌いになった

二人で見たとても綺麗な光景を思い出してしまうから

あなたが居なくなって
私は冬が嫌いになった

寒いから、と差し出された手の暖かさを思い出してしまうから



一人になって・・・・
全ての季節が嫌いになった

2007/01/31 (Wed)
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