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そほとの部屋  〜 投稿順表示 〜


[212] ホームレス狩
詩人:そほと [投票][編集]

群れたがる若者達のアソビ「ホームレス狩」
その実態は「原始人狩」だった

ホームレス達は
電気店の裏や粗大ゴミ集積所に殺到した
幸運にも
まだ使えるテレビを手にする事の出来た者は
他人様の電気を盗んでその狩から免れた
不運にも
手にする事の出来なかった者は
原始人として狩られた

見上げれば
死んだ魚の骨を屋根の上に祭り上げる
不気味な宗教が国中に蔓延している



2009/02/03 (Tue)

[213] 影を踏んで今日を生きる
詩人:そほと [投票][編集]

光る芝生の中は修羅だった

跳ねる虫
歩く虫
這う虫  と影

跳ねなくなった虫
歩かなくなった虫
這わなくなった虫  と影

足の裏に
自分の影を踏んで
今日を生きる



2009/02/03 (Tue)

[214] 疲労
詩人:そほと [投票][編集]

ぽってりとむくんだ疲労が目蓋に居座り
夜気など深呼吸してやろうと
暗幕状のカーテンを『おりゃっ!!』と開けると
月齢は知らぬが暗黒の口に光る犬歯が
獅子座流星群喰らっていた
今この時この時間
この空を見上げている連中が居る事を思い出して
『俺は一人だから』とつぶやき
カーテンを閉め
ついでに目蓋も閉じた
ぽってりとむくんだ疲労が
目から延髄をころがり落ちて行く



2009/02/03 (Tue)

[215] 放置法
詩人:そほと [投票][編集]

書きかけて行き詰まった時
気になるフレーズは浮んだんだけど・・・の時
出来たのは出来たんだけどの時
そんな時は思い切って放置する
機が熟すまで放置する
その時期は必ず来るから放置する
それ 放置法
3年越し5年越し
30数年越しの詩も有るよ ホント
どんなくだらないフレーズでも
今の自分にはそこまでしか表現出来なくても
その元のコトバになる前の詩は感じている
未来の自分ならもっと明瞭に表現できる
だから今を大事に
未来の自分に向けて成長を続ける
詩は成長しない
自分が成長するのみ



2009/02/03 (Tue)

[216] 癌のようなものだよ
詩人:そほと [投票][編集]

それは君の肺を蝕む癌のようなものだよ

詩人はそれを文字で構築しようと試みる
音楽家はそれを音で構築しようと試みる
ここに一人の狂った音楽家が居る
「天上の音楽が地上の楽器で再現出来るものか」
そうつぶやくと彼は
五線譜に絵の具を塗りたくる作曲に
没頭するのであった



2009/02/03 (Tue)

[217] やっかいな奴
詩人:そほと [投票][編集]

なんでもかんでも突き詰めると
宇宙と等質になってしまいやがるから
十分に自分の格好悪さを残しながら
かつ質量を持たぬように
書いてやらなきゃいけないんだ
やっかいな奴だよ詩って奴は



2009/02/03 (Tue)

[218] ぼくにできる事
詩人:そほと [投票][編集]

                 詞・曲 そほと

ぼくにできる事はバカ話しすることとオヤジギャグ言う事
そして喜んでいる君を抱きしめる事と
泣いてる君を抱きしめること

きみをながめて居られることはかけがえのないことで
そうきっとかけがえのないことで
お気に入りのテレビドラマ見ている君の問い掛けに
うたた寝をしながら返事しする幸せ


ぼくにできることはごろごろすることとだらだらする事
そしてお掃除している君のジャマをする事と
ソファーの上に追いやられる事

きみをながめて居られることはかけがえのない事で
そうきっとかけがえのない事で
お気に入りのパジャマ着たまんまゴミを出しに行こうとしている
君をあわてながら引き止める幸せ

2009/02/24 (Tue)

[219] おはようございますで始まる朝は
詩人:そほと [投票][編集]

                 詞・曲 そほと

おはようございますで始まる朝は
素敵な一日になるはずです
だから元気にご挨拶おはようございます(おはようございます)
一度でも挨拶をかわしたら次からはもう顔なじみ
笑顔と笑顔の連鎖反応


おはようございますで始まる朝は
心の青空澄み渡るよ
こんな日は何をしても上手くいくに決まってる(間違いない・そのとおり)
振り向くな悩むなくじけるないつだって今が最高
風に揺れても花は笑ってる


おはようございますで始まる朝は
三つ葉のクローバーが似合いますね
当たり前の幸せとナチュラル元気があればいい(それが天然だ〜)
微笑めば微笑みだけが映る鏡だねこの世の中は
今有る全てに微笑んでやれ
今有る全てに微笑んでやれ

2009/02/24 (Tue)

[220] チャック・チャック・イエーガー
詩人:そほと [投票][編集]

                 詞・曲 そほと

今君がガンバッテいるから
君だけに一つ教えてあげよう
君には不可能を可能に変える資格があるから
大きな声で唱えてごらん
信じなくてもかまわないから
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 不可能を可能にするおまじないさ
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 不可能を可能にした男の名前

今僕らはガンバッテいるから
手をつないでガンバッテいるから
誰にも励ましてもらわなくても自分達を信じれる
それでもどうしても不安な時は
大きな声でこう言うんだ
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 不可能を可能にするおまじないさ
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 不可能を可能にした男の名前

気が付けばぼくらは
困難を不可能とすり替えてきたんだ
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 音速の壁破った男の名前
 チャック・チャック・イエーガー
 チャック・チャック・イエーガー
 不可能を可能にするおまじないさ

2009/02/24 (Tue)

[222] 季節の風に吹かれたい
詩人:そほと [投票][編集]

                 詞・曲 そほと

拝啓皆様お元気ですか
僕の方は相変わらず元気です
一流会社への就職も決まり
その点では安心してください
仕事の方も無事軌道に乗り
まずまずと云った日々が続き
早くも有能社員のレッテルを貼られ
上役にも可愛がられてます
けれど東京の人達はとても冷たくて
僕は風邪を引きそうです

毎日例の通勤ラッシュ 
乗りたい電車には乗れなくて
降りたくも無い駅で降ろされる
それにも今は慣れました
先日会社の同僚達と
酒を飲みに出かけました
キラキラ明るいネオンのせいで
酔っ払う事が出来なかった
ケバケバしい東京の街はとても利己主義で
僕にはとても馴染めません

雑踏の中で擦れ違う人々
お互いに心を固く閉ざし
「人を見たら泥棒と思え」
そんな言葉をふと思い出す
ビルの谷間に吹くつむじ風
僕の心に深く突き刺さる
田舎の町に吹く筑波降ろしさえ
心を寒くはさせなかった
冬ざれた東京の街は枯葉の舞いも無く
ますます冷たく凍えて行く

石の上にも三年と言うけど
それもあっと言う間に過ぎ去って
同じ会社の温かい感じの人と
いつの間にか一緒に暮らしてます
二人で暮らしても東京の街は
相変わらず風が冷たくて
夕べ女房と話合いまして
子供が出来たら帰ります
そして田舎の人達とのんびり暮らしたい
季節の風に吹かれたい

2009/02/24 (Tue)
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