詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
英語の歌詞の和訳が
ぜんぜん自分の考えていた訳と
違う事がある
馬鹿みたいかな
英語なんて
まったくわからないのに
メロディーに駆られ
馬鹿みたいかな
勝手な物語に
焦がれてしまって
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
ある日
棒立ちの案山子が
弧を描きながら
未来に向かって歩き出した
後退るカラスは夢の中の僕
占うまでもなく報せは不運
視点の変化を求めても
開く距離は縮まらぬ
良い塩梅の泥濘に
足を取られれば
阿呆のカラスが腕に止まり
次はお前かと啼いた
詩人:EASY | [投票][編集] |
命はほどけやすい
リボンみたいに
結んであるんだ
その箱を開けてみると
空っぽな光りが
君を抱き締める
頑張るのは人間の趣味で
笑うのは君の趣味だ
星の見えない都会に見える
ずっと遠くの小さな星は
その輝きを優しさにして
僕たちを嘘みたいに、抱き寄せるんだ
夢ならいいと思う?
これは夢だよ
記憶した時系列は曖昧に消えてしまう
ほんのりと
その香りだけが残される様にして
ほどけやすいリボンみたいに
何よりも美しく
詩人:万田 海斗 | [投票][編集] |
想像もしない
からだ全体の愛
それだから返事ができる
同じ人間だから
しかし機械化学社会のウソには参る
早く言ってくれれば良かったのに
知らないまま天に召される情けなさ背負って
今日も皆がイライラしてる
ふてくされたロボットぎくしゃく
爬虫類の光る肉欲を確かめる人もいる
腹の中へ身を寄せて、
他者とぶつからないように安全との闘い 今日も又
詩人:EASY | [投票][編集] |
人は人として
人を憎み、人を愛する
ただそれだけのことに
生きてる意味があるから
ただそれだけのもに
途方もない価値がある
いつか死ぬから、生きてごらんよ
送り出された僕たちは
それを星みたいに、眺めようとしていたんだ
詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
雪が降る少し前
そう、ちょうど今の季節
ここに来たんだ
だけど君は突然高熱を出しちゃって
本当に申し訳なさそうに言ったんだ
「せっかくの旅行なのにごめんなさい」って
仕方ないんだよ 大丈夫なんだよ
でもね弱っている君を見て
僕は 少し笑ってしまったんだ
これから旅行に行くたびに
「今日熱はない?」って真剣な顔で
聞くことになるだろうな
きっと君は少し怒りながら
「ない!!!」って言うんだろうな
ここに来ることを2人の
恒例行事にしてもいいな って
不覚にも弱っている君を
愛おしいと思ってしまった
あの時、ここで描いた未来を
思い出したんだ
君は来ることがあるのかな
ここで何を思うんだろうな
せっかくの旅行なのに
また君を探してしまうな
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
下着に穴が空いている
誰に見られるわけもない
よれよれ具合いが
ちょうどいいあんばい
色や音にある
濁りや半音階みたいな
中途半端か
むしろ意固地な
わかりにくさが
あっていいように
すこんとぬけ
ボウフラと同じでいい
それと同等以下で
なんぼのもんさ
毎日、毎回
浮き上がっては呼吸して
また潜る
仕事しては帰って、食べては眠り
また仕事
穴の空いたパンツ履いて
詩人:桜井 楓 | [投票][編集] |
今のこの世界を例えるのなら
ありふれた言葉で十分なんだ
もし
この先の未来を憂いているのならば
誰にも分からない言葉が必要になるだろう
ただ
誰にも分からない言葉ならば
一人で変えていくしかない
その行動力はあるのか
最後までやり抜く意思は固いか
自問する必要があるのならば
誰かに気付いてもらう必要があるだろう
その言葉の意味も
あなたの存在も
言葉を極めたら
何をすべきかなんて考える必要もないだろう…
詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
小さな手
ぴったりサイズのどんぐり
ぎゅっ と握って
よたよたと
転んでも離さず
顔や膝は泥だらけ
あぁ また洗濯物が増えちゃうな
世界で
宇宙で
一番の笑顔と共にどんぐりがやってきた
僕は僕の幸せを願っていたんだ
僕には小さすぎるどんぐりと
大きすぎる笑顔
大好きな笑顔
その笑顔を守りたいと
思えるようになったんだ
僕は貴方の幸せを一番に願ってる
守りたいなんておこがましいな
汚れても気にせず
まっすぐにどんぐりをもってくる貴方に
僕はきっと
守ってもらってるんだろうな
生きる意味を
ありがとう