ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > 投稿順表示

高級スプーンの部屋  〜 投稿順表示 〜


[310] ちぢ恋B
詩人:高級スプーン [投票][編集]

つかそれ
お前の毛ちゃうんかい

ひどいですね
僕のはこんなに
気持ち悪く
縮れてないですよっ

気持ち悪いて
それ私に対して
失礼ちゃうんか

ようやく
認めましたね
これが自分の
ちぢれ毛だと

認めてへんから
私のん
そんな縮れてへんし

だったら
見せて下さいよっ

なんでやねんっ
見せるかアホ
さっきから
お前
なんでそんな
強気やねん

なぜなら
アナタが好きだから

答になってへんから
お前しばくぞ
コラァ

えっ
一緒に
お茶でも
しばいてくれるんですか
やったぁ

アホかボケ
しばく言うんは
どつく言うこっちゃ

先程から
暴言ばかり
吐きすぎですよ
僕も一緒に行くんで
自首して下さい

だから
なんでやねん

君のハートを
逮捕する

疲れた
もうええ
好きにせえや

いいんですかっ
ヤッタァ
ナンパ大成功!

ナンパやったんかい

2005/09/09 (Fri)

[311] 二次元ポケット
詩人:高級スプーン [投票][編集]

平面の奥を
覗き込めば
やたらと粘る
街があった
散策していると
出会ったのは
白い箱を持った
黒装束の集団
通りの端から
僕は見ていた
悲しい気配を漂わせ
過ぎていく一行
その中の数人が
立ち止まり
離れていく列を
よそに僕を見た
怖かった
でもなんだか
興味が湧いた
その数人の元に
おそるおそる近付いた
彼らは全く
動かなかった
一つだけ
分かったのは
彼らが見ていたのは
僕じゃなくて
僕の立っていた
場所だった
さわってみても
蹴ってみても
何をしても
動かなかった
興味を無くした僕は
お腹も空いたし
そろそろ元の場所に
帰る事にした
変だな
帰れない
何か重たい
知らぬ間に僕は
白い箱を持っていて
黒い装束を着ていた
その僕が
こちらを見ていた
先程の彼等は
消えていて
僕の立っていた
場所の先にある
いま僕の
立っている場所を
僕は見ていた
帰ってきたのは
僕の方なのに
取り残された
気がするのは
何故だろう
画面の向こうに
立っていた僕は
踵を返して
僕の前から
姿を消した
僕を置いて
何処に行ったんだろう
悲しい気配だけ
消えずに残った
僕が僕を忘れて
眠るまで

2005/09/10 (Sat)

[312] 無機質さん、いらっしゃ〜い
詩人:高級スプーン [投票][編集]

やぁ
こんばんは
待っていたよ
こんな夜遅くに
突然呼び出して
悪かったね
どうしても君に
聞いてほしい事が
あったんだ
さぁさ
上がってくれよ
汚い部屋だけど
何も無いより
マシだろ
なら僕を
呼ぶなって?
そんな顔してる
気がするのは
気のせいかな





はじめから
分かっていた
はずなのに
どうしてこうも
苦しくなるのだろう
どんな
無機質なものでも
自然と魂が
吹き込まれ
意志を持つ
可能性があって
たぶん僕の
思い込みか
何かな
気もするけれど
さっきまで
無表情というか
顔すらなかった
場所から
僕に似た顔が
写って見える
そうにしか
見えなくなったら
終わりだ
残念だけれど
お別れだ
冷たいかもしれないが
君にはもう
何も話せないから
ありがとう
それじゃあ
また今度
なんて
ある訳ないか
さようなら

2005/09/10 (Sat)

[313] たらたら
詩人:高級スプーン [投票][編集]

さようなら
さようなら
さようなら

さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
さようなら

何度唱えて
解けるのか
未練の呪い
いつまでも

2005/09/10 (Sat)

[314] RAGNAROCK
詩人:高級スプーン [投票][編集]

戦え戦え戦え
それが全てだ
戦え戦え戦え
そして全てを壊せ

大爆発で
散々に塵になった
残骸の名は宇宙
終わってしまった
世界の切れ端は
意味も亡く
意義を探しては
未だ広がり続ける

戦え
他に何がある
僕らには
理由など無い
必要など無い
お前の存在には
始めから何も
無い
戦え

戦って戦って戦って
そして全てを失って
戦って戦って戦って
それでもまだ戦って
事切れた運命に
黄昏れても無駄だ
騙されるな
間違えるな
神々は死んだ
答はもう還らない

戦え戦え戦え
それが全てだ
戦え

2005/09/11 (Sun)

[315] Auto
詩人:高級スプーン [投票][編集]

吐いた
吐けなくなっても
吐き出した
もう何も出ない
それでも
指を突っ込んで吐いた
何がしたい
とにかく吐きたい
全部吐き出したい
血が出た
痛い
涙も
吐いた
吐いた
肝心なものが
出てこない
こんなに吐いても
どんなに痛めつけても
吐き出せない
何だ
出てこい
これ以上
苦しみたくない
洗面台が
赤く染まるから
水を出して
綺麗に流した
吐いても
吐いても
吐き出せない
居なくならない
存在があるから
吐き気が収まらない
吐きそうだ

吐いた

2005/09/11 (Sun)

[316] 亡者は在らず
詩人:高級スプーン [投票][編集]

その先はないぞ
後悔も希望も
未来も何もない

夜闇に浮かぶ
一ツ目に
表情を付けたのは
僕自身

自然に不自然を
混ぜたがる
灰色の心が
ゆらめく影に
生気を吹き込めと
嘘を吐いた

苦しみの淵から
飛び降りても
翼は生えない
まやかしを
信じていても
見えないものは
助けてはくれない

今以上はない
良くも悪くも
その先はない
此処しかない
僕は此の道を
歩くしか未知は無い

それでもいいと
逝ってしまっても
その先を描けるのは
残された人だけ

それでもいいの

2005/09/11 (Sun)

[317] 意固地マイウェイ
詩人:高級スプーン [投票][編集]

自分を通す
相手を貫き
傷つけてまで
通る道に
待っているのは
そこまで
大切なものなのか
ダイヤにならない
石を研いても
光る訳がないと
どこかで悟っている
それでも
大切なものなんだと
君の声にさえ
耳を傾けず
自分を通す
相手を貫き
傷つけてまで
通る道に
待っているのは
それほど
大切なものじゃない

2005/09/12 (Mon)

[318] オルゴールを背景に
詩人:高級スプーン [投票][編集]

開かないドアの
向こう側に居る
君を遠くに感じて
怖くなって
ノックしようとした手
下ろして僕は
来た道を戻った

自分の部屋に帰り
そのままバタリ
床の上に倒れ
無気力に
携帯いじっては
意味のない言葉を紡ぐ
どうでもいいや
弱々しく吐いた溜め息が
今日一日を塗り潰す
そんな毎日を繰り返す

いつものように
部屋の明かりも点けず
ただダラダラ
横になっていると
どこからか
流れてきたメロディ
曲名は知らないけれど
幼い頃に
聞いたような

妙に懐かしくて
寂しくなるメロディ
触れると壊れそうで
僕の部屋の中
ぽつぽつと染みていく

静かにじっと
聞いていると
不意に君を思い出した
心地良い曲調なのに
なぜか心が痛む
君が頭から離れない
僕は胸を抑え
立ち上がって
外へ飛び出した

降りしきる雨の中
傘もささず走った
何度も滑って
転びそうになっても
走った
君の元へ
そして
僕は立っていた
相変わらず
開かないドアの前に

鍵は失くしてしまった
けど
君は失いたくないんだ
会いたい会えないを
リピートする毎日は
もう沢山だ
勇気を振り絞って
ドアを叩くよ
もう一度
僕が君と出会う為に

2005/09/12 (Mon)

[319] 不死ゴミ
詩人:高級スプーン [投票][編集]

人として
扱われなくなった
小動物より
虫よりもヒドイ扱いで
要らないものとして
道端にポイ捨てされた

たまたま不死身だった
アザだらけにされた体も
むしられた髪の毛も
砕かれた骨も
あぶられた性器も
ミンチにされた内蔵も
元通りの姿になった

感覚が無くなればいい
感情が消えてしまえばいい
そんな程度じゃない
精神的にも
肉体的にも
ボロボロだったのに
簡単に正常に戻ってる
最初から異常に狂ってる

生きている価値もないと
何度言われても
何度殺されても
生きている
まだ生きている

誰か一人でも
人として
見てくれなくなったら
その時点で
幸せになれないのか
普通さえ望めないのか
地獄を見るしか
死ぬ以外に
逃れられる方法は
生きている間に
楽になれる方法は
無いのか

死にたい
死ねない
死にたくない
生きたい
人として生きたい
人として生きられない
どこにも逃げられない
逃げなくてもいいような
居場所もない
それなら
死ぬ以外に
どうすればいい

2005/09/13 (Tue)
666件中 (291-300) [ << 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >> ... 67
- 詩人の部屋 -