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浅羽の部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] カナリヤ
詩人:浅羽 [投票][編集]

カナリヤは歌う
誰の為
君の為
ここにある夢は
何の為
君の為

存在を証明して
届かない
この願い
伝えたい
この声が枯れるまで
独りじゃない
その事を
知ってほしい

星空は照らす
誰の為
君の為
ここにある歌は
誰の為
君の為

存在を証明して
届かない
この願い
伝えたい
この声が枯れるまで
独りじゃない
その事を
知ってほしい

The polestar
you arrive sometime
Don't give up
Don't be at a loss
A scar is a key

存在を証明して
届かない
この願い
伝えたい
この声が枯れるまで
独りじゃない
その事を
知ってほしい

独りじゃない
君はもう
大丈夫

2015/05/13 (Wed)

[32] underdog・sleeping
詩人:浅羽 [投票][編集]

狂っているんだ
知ってるよ
重量に引かれて落ちて行く
真っ直ぐに歩けないんだ

少しだけ夢を見たよ
色褪せた思い出
楽しかったあの頃
もう戻れないとは
信じたくないね

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
ただそれだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

降参したんだ
わかってるよ
夜に連れられ眠っている
もうどうしようもないんだ

ずっと消えないんだ
鮮やかな傷痕
苦しかったあの頃
戻りたくないって
切に願うよ

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
それだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

僕等を繋ぎ留めていたのは
ほんの小さな感傷と
互いに持ち合わせた自衛権だけ
割れた硝子は戻らない
どんなに綺麗な朝焼けでもね

等価値の愛を
僕等は持っていなかった
それだけなんだ
僕はシーツにくるまった
負け犬みたいだ

君の夢を見てる
幸福論を数えて
もう少しだけ
帰って来るのを
待ちながら




2015/05/27 (Wed)

[33] Uranometry
詩人:浅羽 [投票][編集]

カーテンから刺す朝焼けは
まだ見た事無い藍色で
この世の終わりを垣間見た
水子の孤独な胸の内
開いた楽譜に記された
解読不能の天体図
見えない心が産み出した
荒唐無稽な流星群

どうしてこんな風になったんだろう
どうして過去はこの手で掴めないの
どうして人は強くなろうとするの
どうして答えは何処にも落ちてないの
ねぇ
ねぇ

引かれる心は鈍色で
閉じた光が突き刺さる
隙間を縫って壊された
玩具(おもちゃ)はきっと僕だろう

どうしてこんな風になったんだろう
どうして過去はこの手で掴めないの
どうして人は強くなろうとするの
どうして答えは何処にも落ちてないの
ねぇ
ねぇ

どうしてこんな風になったんだろう
どうして過去はこの手で掴めないの
どうして人は強くなろうとするの
どうして答えは何処にも落ちてないの

どうしてこんな風になったんだろう
どうして過去はこの手で掴めないの
どうして人は強くなろうとするの
どうして答えは何処にも落ちてないの

2015/06/01 (Mon)

[34] crush the world
詩人:浅羽 [投票][編集]


完成形を未来で探す
紡いだ言葉は消し去って
錆びた鎖が絡めとる
救いはどこにもありません

藪蛇漁り薔薇を喰う
今宵も何処かへ飛び立って
痩せた身体を抱き締める
輝く月は誰のモノ?

今・未来・過去・存在証明
届かない声の行方を
在るはず無い夢の国で見つけだすよ
矛盾・欺瞞・妥協・平行線
変わらない思考傾向が
突き刺さる日常の中で叫びだすよ

概念手掴み握り締め
空虚な心と偽って
世界を恨んで毒を吐く
背ける瞳に視力は無い

拒絶・孤独・破砕・全否定
許容量限界突破
膝抱え俯くだけじゃ何も変わらない

今・未来・過去・存在証明
届かない声の行方を
在るはず無い夢の国で見つけだすよ
矛盾・欺瞞・妥協・平行線
変わらない思考傾向が
突き刺さる日常の中で叫びだすよ

2015/06/22 (Mon)

[35] 
詩人:浅羽 [投票][編集]

そこら辺に転がる安っぽい光

当たり前を当たり前として

当たり前の生活を享受する人々

例えるなら偽者のダイヤモンド

それにすら劣るオモチャの宝石の光

それがどれだけ輝いているのか

みんな知らない、誰も知らない

欲しかったのは、そんな光

眩し過ぎる街中で埋もれる小さな光

俺には似合うんだよ、アンタ達とは違うからさ

2015/07/20 (Mon)

[36] グラスドリーム
詩人:浅羽 [投票][編集]



上書きされた思い出
煙草の煙にまかれて
ショットグラスに注いだ
果てない夢と約束

吸い込んで飲み込んで
吐き出して涙して笑って
重なって抱き合って
誓いあったあの日の夜は
明けて
ほら空にまた朝日が昇るの

言わないだけの心が
夜と共に冷めてく
月明かりが笑って
影に沈む野良猫

吸い込んで飲み込んで
吐き出して涙して笑って
重なって抱き合って
誓い合ったあの日の夜は
明けて
空き缶と吸い殻と



体温と衣擦れの音が
重なって泣き合って
許されたあの日の夜は
明けて消えた

ほら夜が醒める
君の声も消えて
僕は一人歌うよ

吸い込んで飲み込んで
吐き出して涙して笑って
重なって抱き合って
誓いあったあの日の夜は
明けて
ほら空にまた朝日が昇るの

2024/02/12 (Mon)
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