詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
特急電車強風で低速運転
乗客の僕は遅いと感じるが
自転車に乗るきみからしたら
遅くは感じないのだろう
過ぎ去る景色の中
公園で楽しそうに遊ぶ親子
でもきっと僕には分からない
辛さもあるのだろう
計り知れない物差しの存在を
忘れてない僕はまだ
救われるのだろうか
僕の勝手な物差しで
推し量っているのか
僕は誰かを救いたいのだろうか
僕はきみを救いたいのだろうか
僕はきみに救われるのだろうか
通常速度に戻った。
見える限りの生が
一瞬で過ぎ去っていく
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
ただぼんやりと部屋の窓から眺めている
寄せては返す波のような不安に
あとどれだけ付き合っていけるか
落ち着いてはいるものの
それは逃れられないと諦めているからで
心に真の平穏は訪れない
明るく振る舞うのは得意じゃないけれど
誤魔化せるくらいには笑えるしな
ある日突然姿を消したって
残された人たちは気付かないだろう
砂浜に刻んだ足跡ごと
ぼくを丸ごと飲み込んだ不安の正体を
繰り返される苦悩の来訪を
受け入れてしまうあなたなら
当たり障りのない範囲で共感し
一日くらいは感傷的になってくれるだろうか
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
寒くて寒くてしょうがない夜
好きで好きで
涙が出た
本当に好きな人
あなたに会えて良かった
泣くほど好きな人
でも
あなたを笑顔にできるなら
どんなに切なくても笑うよ
あなたのそばではずっと
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
かるくてをたたきそしておどろうよ
よるがあけるまでうたいつづけよう
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう
よるにひかるほしひるにねむるほし
まわりのすべてをひかりでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう
よ
きみなんかだいきらいだからもうはなさない
いきのねをとめるほどだきしめてよあけまで
・
つよくてをあわせそしていのろうよ
なみだかれるまでわらいつづけよう
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう
よるにのろうほしひるにほろぶほし
まわりのすべてをひばなでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう
よ
きみなんかたくさんだだからもうゆるせない
しんぞうをとめるまでだきしめてよあけまで
・
よるにもえるほしひるにさめるほし
まわりのすべてをほのおでかざって
そうさこんやこそきみをだきしめて
ぼくはうたう
よ
────────
点字の原文ママ
────────
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
・
朝霧が涙に混じる
君以外見えなくなる
もう一度髪をほどいて
僕の横で寝てほしい
よこしまなまなざしよりも
純愛始末に困る
それはその言葉自体が
偽善の手垢まみれだから
──記憶の画布のうえに
悲しみの裸婦を描こう──
Philosophical crisis
災いの恋
Philosophical crisis
いま
愛情は災害
・
・
嘘が多く混じるほど
キスは甘くなるという
そんな卑怯な君の肌を
抱いたことを悔やむから
──光も熱もない
差別の街へ行こう──
Philosophical crisis
致死量の恋
Philosophical crisis
いま
愛情は猛毒
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────
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
私から見えるあなた
その一面だけで良い
こっちを向いてる顔だけ
その一面だけ見えれば良い
耳に入るあなたは他人
教えられたあなたは
私の知らない違う一面
私の知らないあなたは他人
それでも入ってこようものなら
耳ごと削いでやる
多面的なあなたなど要らぬ
私から見えるあなた
その一面だけ
その一面だけで良いから
せっかくのご縁
どうか切れないでいて
最後まで信じさせてよ
詩人:46 | [投票][編集] |
何かしらに意味を求めてはその答えに期待をして
思い通りにいかないことにそれがすべてなのだと決めつけて
大粒の涙を流したり、
眉間にしわを寄せて誰かを睨みつけてみる。
笑顔は素敵というけれど私には見えるの
その口から出る言葉たちは何とも醜い毒の塊
その笑った顔も笑い声もちっとも美しくなんてないわ
そんな光景なんて珍しくも何ともないよとドヤ顔する
大人たちの一人として終わっていいの
終わっていいわけないじゃない
余裕ないときは空も見上げられないなんてセリフも
どこかで聞いたことあったっけ
あなたを傷つけるのはそのちいさな小さな世界だけ
慰めの言葉が届かないのならば
ひとりひとり泣いて泣いて泣き止むまでいつまでも
抱きしめられたらいいのにね
本当にみんなが独りぼっちを感じない世界になればいいのにね
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
1人も悪くないよ
嘘でも笑い合える人がいると
気は紛れるけど
1人のが楽しいかもしれないよ
自由は最高だよ
責任も伴うけど
1人でも笑えたらなにか変わるよ
だから勇気をだして1人になろう
これから待ってる
新しい自分
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
何があなたにとって幸せといえるの
涙ながらにそっと囁いて
夢を壊さないと何もできないから
勇気を奮いだして
愛してよ
抱いて私の肩を強く
私以外のことは考えず
きっと真実が強いはず
傷はいつか癒ると信じれば
・
・
やすらぎの怖さを忘れないでいてね
夢がぼろぼろになる
今だから
抱いて私の肌をきつく
私以上のことは考えず
きっと欲望が強いはず
目をそむけることさえしないなら
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