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都森 善太の部屋  〜 新着順表示 〜


[119] ハッピーエンドバッドエンド
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絵に描いたように
ハッピーエンドは訪れず
絵に書いたような
バッドエンドは訪れず
僕達は
曖昧さ半分で出来ている
それも曖昧、

何処までが終わりなのか
分からず答えはなく
全てがバッドエンド
だからハッピーエンド
時々哀しくなる
その幸せ
残りは不安
バッドエンドハッピー


例えば全てが
もしも終わった時には
(エンドロール書き込む必要がある)
あなたを

2008/08/03 (Sun)

[118] ワイドショウ
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ひとごろしの
目を
しています
さぞ世界は
醜いものでしょうね
遠くばかり
みていて
涙は
もう
流れませんが
あまりにも
騒々しく
心が
形を変えるので
忘れてしまいました
もしも
あなたのその凹凸に
僕がいたならば
もしも
あなたのその瞳が
僕と同じならば

2008/08/03 (Sun)

[117] 夜は短く、星は明日へ
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だから今夜は
最後の言葉を夢にみよう

変わることもなく
終わることもなく
無機質なプラスチックに
欠けた月

想い出なんて言葉にする瞬間
空気を無くして閉じ込めた
いつだって
眺める事だけは出来るんだ

あの光は星

夜は一瞬、限りなく短く
何処までも明日の方向へ
だから今夜も

2008/07/23 (Wed)

[116] ニュウトラル
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愛は痛みを伴うんだ
脊椎を接合して
ほら繋がった

曖昧な愛は心以上を欲して
異常な感情
惰性で夜を越える
研磨された苦痛

心で動かす身体には魂
一グラムにも満たない
数えきれない欲求が
接合面に合わせてノックする

愛は痛みを伴うんだ


2008/07/23 (Wed)

[115] あの人は日記を書かない
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体温を吸い込んで
重たくなった
心拍音の演奏

君がいる場所、

電子信号よりも
近道があったらいいのに
あの時は

変わらず
雨を降らすのは
何も味がしない夜

僕のいる場所、

まるで
ガラス玉に映る歪みや欠片
境界線は曖昧さを保って
どうやら、
平等に時は流れないみたいだ

右から左へ
未来に恋している

2008/06/30 (Mon)

[114] なんとなくそれらしく
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昨日、雨を止めて
僕が僕になる前の
手紙を掘り起こしていた

世界は何故動かないのか
斜めに眺めるために
無理して真似ばかりして、

動き出し加速度
リズムを生まれ変わらせて
下書きのまま
未来予測を塗りつぶす
カレンダーよりも
役に立たない

後悔で眠り続けるのは
無駄じゃなく
生きているのは
恥ずかしい事じゃなく
なんとなく、
いつもより優しい時間に
それらしく、
追い越したのは

2008/06/28 (Sat)

[113] シンソウ
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なぜ、飛ぶのか
いや、跳ぶのか

尋ねた事はないけれど

瞳の奥にまで染み込む
蒼すぎた、空

胸がムカムカするような
無気力なコンクリートの屋上

見上げてみれば
飛んでいるみたいな
曖昧さは

ただ墜ちていく
飛行機雲、

隣人よ、ただ憂鬱であれ

若さだけで許された

自分よ、ただ憂鬱であれ

真相を知らぬままで

深い、蒼い、
空と、空の間、


2008/06/24 (Tue)

[112] 疾走する弾丸のヨウニ
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疾走する
ただ真っ直ぐに

それだけじゃ燃え尽きる
太陽みたいにいつか

発火点はいつもそれぞれに
何処か目指す訳ではなく

それでも
夢を見る

疾走していく
弾丸のように

いつか
夢に見る

衝動だけは誰にでもある
平等に
それは救いみたいで
ただ、弾丸みたいで

解き放たれた、のだ

2008/06/11 (Wed)

[111] 游ぐみたいに
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バイトは2時過ぎに終わる
誰もいない部屋に帰る
3時少し手前
たまにすれ違う光を
思い出して
希望というには
まだ物足りない
あなたが
別の方向へと向かうのを
知っているから
何度も繰り返している
映画を見終わる
6時少し手前
同じ台詞を呟く
前進と変化を確認したい
メールを書き溜めておく
目覚めた時の感情で
また逢いたい

今、
想う人は違うかもしれない
雨ばかりの季節が終わって
雨上がりの季節がやってくる
その言葉に
季節が終わる前ほどの
意味は無いかもしれない

変わるもの
変わらないもの
すべては棄てきれない
雨の中を游ぐみたいに

2008/05/31 (Sat)

[110] 愛しのエレクトロニカ
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雨降りの小窓は
いつでも君を待っていて
三分おきに
問い合わせをする
海の向かう
どこか遠くに
混ざる雨の音と
つかめそうな
電子の匂い
見えなくなるくらい
バラバラにされて
音の粒子
思い出せるのは
泣き顔くらいのものだ

2008/05/18 (Sun)
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