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百年草の部屋  〜 投稿順表示 〜


[42] アジサイロード
詩人:百年草 [投票][編集]


恋は移り気

紫陽花道路

そこ行くは

カタツムリ

昨日は白で

今日は水色


花は多彩も

葉色等しく

進み行くは

カタツムリ

明日は何色?

きっと君色

2011/05/05 (Thu)

[43] 勿忘草(忘れな草)
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気づけば
キミはいつのまにか
ボクのそばにいて
そしていつも笑ってた

そんなキミが
かけがえのない
存在になるのに
そんなに時間は
かからなかったよ

今のボクがたった一つ
キミに誓えるのは
この変わらない想いだけ

二人手を繋いで
歩いた川辺に
今年も咲いた
この勿忘草のように

キミの心にいつまでも
残っていられたらいいな


気づけば
キミはいつだって
ボクのそばにいた


そう


キミはここにいる


キミが大好きだった
この勿忘草のように

いつだって

いつだって

2011/05/08 (Sun)

[44] 
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いつからだろう

僕は笑えなくなった

テレビを見てても
仲間と話してみても

愛想笑いだけが
うまくなっていった

楽しい事が
ないわけじゃない

つまらない事が
多いだけ

それでも
僕はまだ花を見て
微笑む事ができる

今はそれでいい

花を見て

いつまでも
こんなふうに
幼稚な詩を書いて
いられれば

それでいい

2011/05/25 (Wed)

[45] アナタ
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この胸の中の想いを

アナタに伝えたくて

お酒の力(怖さ)借りて

アナタにメール


それが本心なのかも

わからなくなって

結局送信しないまま

削除してしまった



想いを文字にすれば

急に嘘みたいで

想いを言葉にできれば

それは真実なのかしら



偽りのない気持ちを

偽りだらけの心が
邪魔をする


お酒に酔って


自分に酔って




本当は




ただ


ただ


アナタに


酔ってしまいたい
だけなのに…

2011/05/26 (Thu)

[46] 帰り道
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何気ない日常。

二人は手を繋いで。

ふと、綺麗に咲いてる
ガーベラの前で足を止めた。

それを見てアナタは

『髪飾りにしたら似合いそうだね』

なんて似合わない言葉。

『…髪飾りなんてしたことないもん』

握った手を一度大袈裟に振って。

またいつもの道を歩く。


愛し花咲く帰り道。

アナタの家までもう少し。

2011/06/17 (Fri)

[47] 最後の言葉
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あなたが
私に贈った最後の言葉は
“さよなら”
だけだった

さよならは
別れの言葉じゃない
なんていう人もいるけれど

そのさよならは
紛れもなく
別れの言葉だった



でも…



今になって思うのは

あなたの最後の言葉が
“ありがとう”
じゃなくて
よかったということ…

2011/06/24 (Fri)

[48] 君と僕の距離
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僕は勘違いしてた

隣同士に感じてた

君と僕の距離は

どうも周回遅れみたい

反対側からなら

どこにだって

手が届く距離なのに

実際はどこにも

触れられない

夏雲運ぶ風だって

僕を君の所まで

連れていっては

くれないんだ



そして、

君は決して

立ち止まりはしない



だから、

君と僕の距離は




きっと、

ずっとこのまま…

2011/06/29 (Wed)

[49] 咲くときも、散るときも
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例えば…

ボクのこの想いが

いつか花咲いて



実をつけるとしたなら

相手はキミじゃないと

意味がない




例えば…

ボクがいつか歳老いて

散るときが来たとして

隣にキミがいなければ

意味なんてない




咲くときも




散るときも




キミがいなければ

意味なんてない




意味なんてないんだよ

2011/07/03 (Sun)

[50] 僕は星じゃないけれど
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僕達は夜空を見上げる

ここから見える星は

どれも同じ距離に見える

本当は何億光年も

離れているかも

しれないのに…



今でも輝いている星

もう消えてしまった星

ずっと寄り添って

輝いていける

星なんてないのかな…

僕達も本当は遠くにある

きっとそのうち

消えていくんだ



僕たちは…


同じ星座なのに…

2011/07/12 (Tue)

[51] チューリップの詩
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私はあなたの隣で

あなたの愛でる花を

同じように愛でる


それだけで

私は優しくなれる…


それだけで

私は生きていける…


愛しき、花よ


愛しき、君よ


もしもあなたが

花だったならば

私は一体

誰を愛しただろう


横顔を眺める私に

あなたは言った


『ワタシが花なら、多分アナタも花なんじゃないかな?』


人だとしても


花だとしても


私達は寄り添って

生きていける…


その言葉に

私は確かに永遠を感じた

2011/08/01 (Mon)
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