ホーム > 詩人の部屋 > beetの部屋 > 投稿順表示

beetの部屋  〜 投稿順表示 〜


[41] 歯痒い
詩人:beet [投票][編集]

届きそうで届かない程

歯痒い事はない

何よりも

何も出来ない自分が

もっと歯痒い

2007/01/15 (Mon)

[42] じれったい
詩人:beet [投票][編集]

待てど 暮らせど

君には届かない

かといって 勇み足しても

もっと 変わらない

じれったい

2007/01/16 (Tue)

[43] 65億分の1
詩人:beet [投票][編集]

世界中の誰もが一度

同じ夢を見る

世界中の誰もが一度は

誰かの事を好きになる


眼の色も 髪の色も

皮膚も 言葉が違っても

世界中の人が 特別な人を見つけてる


これだけ人間が住む地球で

生活が異なっても

人間がいる限り

永遠に変わらない


僕が今見ているのは

この狭い日本の中で

誰の記録も残らない

ほんの小さな日常だけど



僕にとって

世界中の誰よりもずっと

君は一番大切な人

地球の人口がどれだけ増えようと

どこかで戦争が起きていようと

これだけは永遠に変わらない


65億人の中で一番大切な人

世界で一番好きな人

2007/01/16 (Tue)

[44] ろくでなしの詩
詩人:beet [投票][編集]

生まれて 盥

死ぬ時 桶

これが 人に与えられた広さなのか

短くも 長い人生
たまには 人生するのも 悪くないか

2007/01/22 (Mon)

[45] 欲望
詩人:beet [投票][編集]

勝ちたいよ でも 勝てないよ

掴んだと思ったら また次

掴んだと思ったら また次


人間の欲望は 際限ない

この勝負 一体何時になったら

決着が付くの?

2007/01/23 (Tue)

[46] 大迷惑
詩人:beet [投票][編集]

知らないうちにうたた寝した

まん喫の夜

別に起きたい訳もなかったのに

タイピングの音がうるさくって

つい目を覚ました


たいして早い訳でも無いくせに

意気込んで 得意満面に

打っている音が 妙にむかついた

少しは 周りに遠慮して打ってくれよな

バッカみたい




2007/01/30 (Tue)

[47] 過去と未来
詩人:beet [投票][編集]

人は 人間は同じ事を繰り返して

成長を続けてきた


ふぐを食べたら 毒だと言う事も

誰かがそれを食べて死んだから

毒だと分かった筈


一本の険しい山道 
舗装されて 電気が通るまで

トンネルが掘られて
人が安心して通れるまで

いったいどれ程の時間を経て

ここまで辿り着いたんだろうか


自分達が安心して生活出来るのは

何代も何代も前からの 

先人の血と汗

失敗と努力の成果の上に

成り立ち その上を歩いている

そういう意味では

人間独りで生きている訳ではない

生きたくても 生きられなかった人だって

大勢いる

だから簡単に

死ぬとか 口にしてはいけない


今まで何回も何回も

修羅場を潜り 失敗を繰り返して

知恵と度胸が付いた

でも 未だにいい気になる自分を

時には戒め 時にははげまし 生きている

まだまだ自分も 未完成だから


でも どんな時でも前を向いて
生きて行きたい

死ぬまで成長して

生きて行きたい


果たして 自分と同じ考えを持つ人

同じ価値感を共有出来る人がどれ程いるだろうか

もしいるのなら 出会って 話してみたい

そこに新たな未来が待っている

必ずいると
信じて疑わない


2008/12/09 (Tue)

[48] 子供には分かんないだろう
詩人:beet [投票][編集]

若い頃 良さも分からず

ただなんとなく BLUESを聴いた

でも その本質までは分からなかった


飲み会で意味なく テンション上げ

何度となく記憶をなくしたり

皆いる前で 女と喧嘩したりした


結局 子供だったのよね


流行ものに 遅れまいとして

無理やり 覚えたカタカナで

知ったかぶりしている奴が大嫌いだった

ある時 流行など どこまで追いかけても

実態がない事に気づき 追うのをやめた

それが新しいと 勝手に思っていた


結局 子供だったのよね


飲めもしないジントニックを

毎晩 無理やり飲んでいた

それで酒は強くなったけど

やっぱり酒は好きになれなかった


結局 子供だったのよね


歳取る事のよさ 今にして分かる

経験を積む事の意義が

人は何故 無駄な事をしなくなるのか


まっ 子供には分かんないだろう 



2007/01/31 (Wed)

[49] プレッシャー
詩人:beet [投票][編集]

重く憂鬱な気分を

無理やり抑えて

家から出たくない

もっとゆっくりしていたい気持ちを断ち切るよう

自分にいい聞かせて

今日も戦場に赴く


意味のない愛想笑いをする自分と

その場だけ取り繕う馬鹿な上司にうんざりしながら

それでも 日常は続く
結局 人の好き嫌いだけなんだろ?

使い勝手がいい奴だけ選んでるんだろ?

臭いものには 葢をして 知らないふりすりゃいいんだろ?

偽善者のふりすりゃいいんだろ?

結局 俺が何やっても気に入らないんだろ?

こんなものかと 罵りながら 溜め息をつく

悲しいけど これが現実なんだよね

自由なんか何処にもないんだよね

あほらし

2007/02/05 (Mon)

[50] 窮屈
詩人:beet [投票][編集]

真面目に生きるは 世知辛い

恋に生きるは せつなすぎる

出世に生きるは くたびれる

とかく 今日びは ままならぬ事だらけ


信じる物は己の腕一本だけ

まあ もう少し儲けてから考えよう

2008/12/23 (Tue)
162件中 (41-50) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 17
- 詩人の部屋 -