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高級スプーン似の部屋  〜 投稿順表示 〜


[42] うんこちんちんのススメ
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

マジ真面目な話
うんこもちんちんも
人間にとって必要だ

うんこちんちん
そう
うんこちんちん

初めて書いた
うんこちんちん
真夜中に書いた
うんこちんちん
君に宛てた
うんこちんちん
君に当てた
うんこ
君に当てたい
ちんちん

違うんだ
故意じゃない
恋なんだ
この行為は
好意からくるもの
でRからして
ね?
そんな目で見ないで
ねぇ笑って?

…………

マジ真面目な話
うんこもちんちんも
人間にとって必要だ

もしも100人の村が
うんこちんちんだったなら
そのうち50人は
うんこちんちんで
もう半分は
うんこちんちんだ
これは詩か
それとも詩じゃないのか
どちらでもない
これは
うんこちんちんだ
そして
どんな人にも
うんこちんちんは必要だ

良い意味で
変態を目指そう
変態パワーを
解放させるんだ
明るい家族計画に
詩人の部屋のこれからに
うんこちんちんは必要だ

題名が思い付かない?
「うんこちんちん」
ハイ解決

朝のあいさつ?
「うんこちんちん」
ハイ爽快

一票の代わりに?
「うんこちんちん」
ハイ世界平和

スランプ中?
「うんこちんちん」
ハイ引き出し一つ増えた

詩人の部屋のテーマ?
「うんこちんちん」
ハイ正解

うんこちんちんとは
とある哲学者の
カタルシスである
という説はデタラメだ
果たして
そう言い切れるかな?

人類皆うんこちんちん
うんこちんちんを叫ぼう

う〜んこちんち〜ん!



追伸.
マジ真面目な話
みんなの掲示板にて
楽しい企画進行中です

2007/11/20 (Tue)

[43] 虚構崇拝
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

続いてのニュースです
人が一人死にました
自殺か他殺か
犯人は誰なのか
おっと!
ここで嬉しいニュースが
飛び込んできました
でもその前に
人が一人死にました

悪影響悪影響うるさいな
そんなに言うなら
ニュースを十八禁にしろ
秒単位で変わる喜怒哀楽
目まぐるしさに
苦しさを催して
子供達が悩み病み
闇を抱える前に
事実はすべてゴミ箱へ

ウラ側を隠すなら
表舞台もCGにしろ
真実を半端に報せるな
それこそ毒じゃないか
むしろ
アニメやゲームで
丁度良い精神加減だ

素晴らしくない世界
美しくない世界
矛盾しかない世界
嘘ばかり言い訳ばかり
ゼロ信全疑の世界
人という感覚を失って
得るものは大体
不快な記憶に変わる

嫌だサイテー
最悪な気分
現実感のない世界に
旅行してもう
帰りたくない
そういうオチが
目に見える社会は
手首と共にカットだ


はいっ
フィクション入りま〜す


ここは地上の楽園
人間は死にません
誰一人死にません
殺そうとする誰かも不在
自殺他殺の発想すらない
未来永劫世界平和
あなたは明るい道を進む
おっと!
ここで嬉しいニュースが
飛び込んできました
でもその前に
人が一人死にました



救えない世界
人間を辞めても
人間らしさを忘れずに
ニュースは程々に
おっと!
ここで終わり。
続きはあなた次第、

とか言って
人任せにすると
ダメなんだ

2007/11/22 (Thu)

[44] Dis is Communication!
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

面倒臭いんです
愛を与えるって行為
いつまでも
貰うばかりじゃ
ダメですか?

代償なんて高いモノ
払う気さえありません
本音なんて醜いモノ
見せる気さえありません

それでも君は
好きだと言った
それでも君は
愛すと言った
それで僕は
好きだと言った
けれども僕は
愛せなかった

青い桜の花びら散って
後に続く葉もなく
枯れ絶え
裸のままの並木道
思春期以降
少しは成長しなさいよ

面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです

嘘をついても苦しくない
副作用のない嘘が欲しい
そうすれば
誰とでも仲良くなれる
特典に
嘘だとバレても壊れない
関係と雰囲気があれば◎

誰も裏切りたくない
誰も傷つけたくない
この気持ち
偽物じゃないが
本物にも変わらない
成績も性格も堕ちる一方
最低だけど
地獄はもっと底にあるよ
言い訳にもなってないよ

それなら死ねばと
言われるような人間です

それでも君は
好きだと言った
それでも君は
愛すと言った
それでも僕は
愛せなかった
本音を言えば
愛さなかった

「可哀想な人間」だと
自分から言った
可哀想な人間です

それでも君は

繋がる前に気付け
途中で辞めて
ほったらかしにして
ぼさっとしてないで
片付けなさいよ
早く人生をしまいな



もがく人生おしまいだ

2007/11/26 (Mon)

[45] 自意識マナーモード
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

サイレントのまま
闇夜を走る
選挙カーが怖かった
本性を垣間見たような
そんな気がして

ゴミを漁る猫に
同意を求めて
視線を送るも
足を止めて
こっちを見るばかり
「…………」
うまく聞き取れないな

性善説は
最善策でしかないよ
でもこれが
後から付いた
汚れなら
元々汚れていた
訳じゃないなら
その汚れさえも
愛せるかな
自信ないな

問題は
その汚れ自体が
俺なら
本体の本人の主人格は
とっくの昔にもう
隠れてしまってさあ
汚れに
乗っ取られるなんて
お前は何がしたいんだ

俺は何がしたいんだ
根拠なき空虚の
傘下に入り
「今日もダメだ」と
産声を上げる

その誕生を祝う者はなく
TVも地球も知らんぷり
流れていく
流されていく
延命するだけの人生

それでも
いいんじゃないかって
いやむしろ
良いんじゃないかって
思い込んだ矢先
懸命に駆ける
“現実”を
目の当たりにして

ぶるぶるぶるぶる
震えてる

あふれる熱い涙
あぶれる安い涙
流れていく
流されていく
汚れ
落ちる汚れ
落ちこぼれ
略して俺

その汚れ自体が
俺なら
本体の本人の主人格は
綺麗さっぱりもう
落とした汚れの事なんて
忘れちゃっててさあ
それならなんで
汚れなんて
枕にして眠ったんだ

どうしたらいい
知らない
どうにかなる
ならない
どうでもいい
よくない
どうかな?
ないない

なよなよなよなよ
なよなよなよなよ
するなよ
少し黙れよ

黙っていたら
分からないから
意志の疎通が
上手くないから
それならせめて
黙ったままでいいから
あの日の猫のように
見てくれないか

見ません

2007/11/30 (Fri)

[47] 狂騒魂歌〜奇怒哀憎〜
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

激しく憎悪してた
もし地球が
この手の平にあったら
簡単にライターで
燃やしてしまえる程には

〈一転〉

二回ほど事故に遭った
かのような顔の女に
言い寄られ
気が動転したんじゃないか
と思われるような
不可解な死を遂げた

常人には
人間などには
分かるものか
とでも言いたげな
奈落からの転落

自ら死を選ぶのは
お前じゃなくて
大阪人……いや
全人類じゃなかったのか

見限ったのは
どっちだ?

〈二転〉

変人は
この世を去った後
生前の
奇怪にしか
見えなかった行動を
その裏にある心情を
無理矢理にでも
評価されるものだが?

お前の場合
違ったな
スケールのデカい
誇大妄想
一見
裏切りにも見える
不気味なユーモアが
解明されるには
あと
半永久と少しかかりそう

〈三転〉

同情しない
金もない
可哀想とは思わない
だが
忘れない
ボケて
オムツをされるまで

最後まで正しく
自分に忠実だった
(たぶん)
奴の名を

愛する者だけ
こよなく愛した
(きっと)
奴の詩を
奴の死を

〈動転〉

俺は
ホモじゃないよね?
(たぶん)
でも
そんなの関係ねぇ!
(きっと)

〈0点〉

リビングに死体を置いて
復活の儀式
恨むように祈っても
何度ザオリク唱えても

「無駄無駄無駄ァ!」

……誰も
生き返りませんでした

最後まで
死にたがった
でも本当に
死ぬかよ普通
死なないのが
異常

だけど──

2007/12/06 (Thu)

[48] 恋死体
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

きみが好きなぼく
ぼくが好きなきみ

きみの嫌いなぼく
ぼくの嫌いなきみ

嫌いな部分も
含めて好きだと
思えたなら
幸せだろうな

きみが好きなぼく
ぼくが好きなきみ

きみの嫌いなきみ
ぼくの嫌いなぼく

きみの嫌いな
きみも好きなぼく
ぼくの嫌いな
ぼくも好きなきみ

そうやって
互いを補えたら
どれだけ
幸せなんだろ

現実はそう
うまくいかないな
選べない出会いの中で
どうやって見つけようか

あちこちで
相思相愛が多発
幸せに噛まれて
今にも死にそうだ

2007/12/07 (Fri)

[50] 上を向いてネガティブ
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

騙され 裏切られ
罵られ 嘲笑われ
失って 否定して
疑って また信じて
騙され 傷増やす

正直いい事ないよな
あんまないよなぁ?
逃げたくなっても
どこまで行っても
無駄じゃないのか──

……押されて
崖から落ちたなら
上を向くしかないよなぁ

立ち直れ 立ち上がれ
即座に そう即座に
悩むヒマがあるなら
次の手を考えろ
先の先の
その先を考えろ

騙され 裏切られ
罵られ 嘲笑われ
失って 否定して
疑って また信じて
騙され 傷増やす

本当はもう見たくない
本当はもう動きたくない
本当はもう逃げたい
本当はもう帰りたい

──いったいどこに?

いつかは終わる人生
やり直せない人生
どんな過去も
経験に変えて
試すしかない

越えられない壁を
背にして
前に進め

四方八方塞がれた
上にも下にも
抜け道はない

越えられない壁を
背にして
後向きに進んで
ぶつかれ

絶望に屈するな
そんなの無理だ
考えるのを止めるな
考えても無駄だ
どっちだよ
はっきりしろよ
決めるのはお前自身だ
嫌だ

支離滅裂試行錯誤
開けない未知を
背にして
後向きに進んで
ぶつかれ

2007/12/08 (Sat)

[52] 紙クズになった神様
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

勝手に価値を付けられて
身勝手に
その価値を奪われた
紙切れになった紙の裏
少年はぽつりと
神様描いた


高くなってもいい
とにかく早く届けて
足りない分は
この命で支払う、と
四方八方
遠方から彼方へと
速達で出された願い
その数 実に八百万
神様 実に迷惑千万

「神様、助けて」
そう言われても
「神様、救って」
困るんだけど
「神様、お願い」
されてもなァ

戦争なんて止められない
不治の病なんて治せない
災厄なんて祓えない
最悪だなんて
言われたくない

第一、俺の事
そんなによく
知らないだろう?
大切な人にも頼めぬ願い
他人の俺に
「叶えて」だなんて
どうゆう神経してんだよ

万能なのは想像上だけ
現実に遠く及ばない


勝手に価値を付けられて
身勝手に
その価値を奪われた
紙切れに描いた神様に
少年はぽつりと
想いを込めた


いくら待っても
返事は来ない
何通送っても
願いは叶わない
いつまで経っても
状況は変わらない
むしろ悪くなる一方で

非難苦情に罵詈雑言
紛れて叫ぶ悲痛に苦痛
宛名はすべて“神”様で

「助けてくれなかった」
そう言われても
「救ってくれなかった」
困るんだけど
「あれほど願ったのに
 叶えてくれないなんて」知るかよ


許可も取らずに
描いた神様
見つかって
くしゃくしゃにされ
少年は、


「神は死んだ」
おいおい
勝手に殺すなよ
「神は俺だ」
おいおい
勝手に名乗るなよ

想像したのはお前等だ
無能か万能か
決めつけたのはお前等だ
都合の良いように
設定を考えて
解決できない問題を
全部、俺に押し付ける
挙げ句の果てにこれか

“神様”を
創造したのはお前等だ
夢を見るのは自由だが
俺を見捨てるのも自由だが

勝手に価値を付けられて
身勝手に
その価値を奪われた
紙クズになった神様に
少年はぽつりと
涙を落とした
少年はぷつりと
命を落とした


「神も死んだ」
おいおい
勝手に殺すなよ
少年がくれた想いだ
そう簡単にやるもんか

紙クズになった神様は
心にそう誓ったんだってさ

2007/12/20 (Thu)

[56] PPX
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

例えばイブの夜に
サンタを殺したら
子供達は悲しむだろうか

例えばそれが
女子高生に夢中になって
忙しい朝に
わざわざ女装して
女性専用車両に乗って
痴漢をするような男だと
そういった事実を知っても
子供達は悲しむだろうか

例えばその男が
警察に捕まって
奥さんに犯行がばれて
涙ながらに語った弁解が
「そういう病気なんだよ」
だったとしても
子供達は悲しむだろうか
悲しむだろうか
別の意味で

別の意味ってなんだよ?

ふとした事で
エロスとタナトスに
首ったけになる真人間
思考を
まともに動かせなくなり
普段ならやらないような
他人だったらヒくような
異常な行為を
簡単にやってのける
そんな人間は
大多数なのか
マイノリティなのか
興味ないけど

12月25日
サンタは自ら命を絶った

それが私には
理解できなかった

償いきれない罪を
裁くのは神でも
犯した本人でもない
残された者の
意思だと思う

被害者の遺族に
加害者の子供達に奥さん
TVや新聞のニュースで
事件を知った
おじさんや女子高生
虚実入り交じる情報を
又聞きしたおばさん達
エトセトラetc...

サンタかフロイトか
どちらでもないか
償いきれない罪を
犯した男の
使用済のペニスを
切り落とし
首を絞めて殺したかった

そんな私の心を
明かりを消して
読み聞かせたら
子供達は悲しむだろうか

ハッピーではないが
そこまで不幸でもない
パッとしない淡白な人生
少なくとも
望んではいなかった
私の
緩やかに堕ちていく人生
何も知らずに
あるいは
知らない振りをして
男に白い花を添える
子供達だってそう

失った部位が
今もギュジギュジ痛む
鏡に映す代用品がないから
治療も出来ない
殺意も消えない

月日を経て
大人になった子供達

独りになった私


聞こえてくる
メリークリスマス

呆けてみる

2007/12/24 (Mon)

[58] 12月26日
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

広がるペパーミント
昨日まで、を除去
心を無理やり整えて
爽やかな朝を迎えに行く

消しても消えないな

記憶の中
鮮烈に居座るクセに
隣に君はいない


薄光に照らされた
微睡(マドロ)む街を歩く
そこかしこに
余韻が残ってる
そして
思い知らされる

“特別な夜”はあった
って

夢じゃなかった
嘘じゃなかった
隣に君がいた


ヒトゴトのように
笑うしかない
できるなら君と
笑ってたい
褪(ア)せない君は
笑わない
温もり残る
記憶の中
うつ向いたまま
肩を震わせた


魔法は解けて
見慣れた
いつもの部屋に戻る

靴下に穴が開いていた
プレゼントはない
隣に君がいない


「ガラスの靴の味がする」

冷蔵庫に残ってた
ケーキを口にして
ようやく
流れ出したもの
時間にそれから


日付が変わっても
思い出には変わらない
甘くてしつこい
そしてしょっぱい
ケーキを頬張った

2007/12/26 (Wed)
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