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Aの部屋  〜 新着順表示 〜


[14] omp異性体
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ペンキで化粧、
朱肉でお絵かき。



地球の明日がどうなろうと
宇宙の未来がどうだろうと
知らない

私とあなたの今日が
幸せの具現であれば良い

他人の幸福も不幸も
ただそれだけ

他人の苦労は私にはなくまた
私の責任感は他人にはないもの


世界は私を中心に廻っているんだから

私がブレなければ
それで良い

2007/12/05 (Wed)

[13] 空中ハイウェイ
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私を呼ぶ声が二度して

私は振り向いて
声の主を見留めて





そして絶望して
また元の場所に戻る

そんな夢を見てしまった

2007/12/05 (Wed)

[12] 白黒パノラマ
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実にシンプルな感情で
それは
まだ幼いころに
生きるために得た純粋な感情


独りにしないでってば。

2007/12/02 (Sun)

[11] クローンプラナリア
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あなたと私、
インコヒーレントなステレオ。



孤独。

一人で居るのは好き
独りきりは寂しいけれど
私KYだから
誰とも関わりたくない


基本的に、読まない派



寂しがりな自分よりも
楽しみを求める他人を大事にしたい

誰かが私のために泣くと云うなら
私は私のために彼女を叱る
迷惑です


あなたは
あなたを大事にしてください
私は私のために
あなたを大事にします

それでも時々
思い出したかのように一言
「元気?」
それだけを望みます。



しかしあなたは
私を嫌いですか。
先天的に
身勝手気ままで自己中です

生きることから解放されるまで
私は
全力で自由人やってやるんだ

って

2007/12/01 (Sat)

[10] 献血狂
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激情妄想産。



不機嫌。


あなたが手を繋ぎながら
引っ張ってくれた
おかげで自転車は進む。

勇気のある二人は
もう何度目かわからない。


私は嫌だった。
あなたはそこにいる。
あなたが私と一緒に居たがったから
仕方なく
私もそこに居た。

私が居て嬉しいのは
実際あなただけだった。

少なくとも
私は嬉しくなかった。


あなたは私の血を厭う。

私に
無理矢理呼吸させるあなた

私と周囲とを
切り離さないための
手錠首輪足枷みたいなあなた


邪魔なだけである。



邪魔を感じるのはもう
何度目かわからない。

私はあなたたちを
何回消せば私は楽になるのか


思考が千切れそう。

2007/11/29 (Thu)

[9] 単位円フラット
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感情の波に溺れる。



あなたが大嫌いです。


優柔不断なところが嫌い。
八方美人なところが嫌い。
無鉄砲なくせに心配性で、無駄に強がる。
後悔するくせに諦める。
美人。
正しい。
環境に優しい。
すぐに妥協する。
簡単に嘘を吐く。
騙す。


それでもそんなあなたを心から嫌いになれない自分が、
大好き。

2007/11/29 (Thu)

[8] 量産型メラゾーマ
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無意味を見いだしてしまった



偶然生まれたものに
意味はない


意図せず作られた存在の
意味づけ


無意味だと
気づいた。

俗にパスカルだ。


だから人間は
生まれた瞬間から
ただひたすら死に向かって、
未だ視ぬ死だけは
永遠に確かであることを
期待して生きているらしい。

2007/11/27 (Tue)

[7] ニヒルマンホール
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後白河法皇の近似値



犬の散歩をする際に
首輪と自分の手首を手錠で繋いでおけば
例え誤ってリードを放してしまったとしても
犬を逃がすなどという面白おかしい事件が起こることはないでしょう

私は犬など飼っていない。


宇宙数列の話です

日本語は難しいのですが
過去に
宇宙を現したものには円周率が最も近いとされてきたそうです

しかし今では
素数の数列こそがそれに近い若しくはそのものであると言われているようです


宇宙の暗号だかなんだかも
浮世離れした話題ではない
素数は美しい

感情論を追い求める種類の言葉屋さんの方が
その辺の数学屋さんより遥かに常人離れしていると思う

かといってどちらも関係のない、
私は機械屋さんの卵子だ。

2007/11/25 (Sun)

[6] 暗号プロローグ
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暗い
寒い
痛い
苦しい
怖い


何を綴ったとしても
ネマティック液晶を介して
網膜に映る言葉はその実
単なる1と0の集合体
冷たい言葉に
焼けた液晶体は動じない

お前みたいだ。



賞味期限が2年半すぎた栄養ドリンクってどうなんだろう。

2007/11/25 (Sun)

[5] 人工リアリスム
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変速機付メガホン。



最大容積約2Lのペットボトルと口唇接吻しながら、容量たっぷりの緑茶を飲み干そうとするときに感じる、「溺れる」というあの感覚が、どうしようもなくたまらない。

しかし、窒息死寸前の生物の苦痛に歪んだ表情はもっとたまらない。

酸素を求め開閉する唇、
相反して流入気体を拒む気道。
果ててからもその表情は永遠に安らかなものとはならない。


私はそれを一種の生業とした上で美しい物を描くが、汚い物は描かない。
生業にならないからではなく、その行為自体が私の主義主張に反しまくるからだ。
汚物画を欲しがる人間などごまんといる。


汚い物は観るに限る。
それも、生きているものではいけない。
既に息絶えて永いものでもいけない。
生に対して、
死に近ければ近いほど好い。

死んでいるそれは別として、生きている汚物など決して角膜には映したくない。
脳がフルタスクで拒否する。


故に私は汚い物を描かない。



少し空気が悪い。
気分転換をしよう。

成り行き任せながら外へ出ることにした私は、先日夫から贈られた三面鏡の前に立ち、そして絶句する。
その瞬間の私に、自己防衛本能など何の役に立とう。



あぁ、そういうことだったのか、と。

2007/11/24 (Sat)
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