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No-Name Dollの部屋  〜 新着順表示 〜


[31] ‡悪戯‡
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貴方の口があまりにも楽しそうだから
思わず塞いでしまいたくなるの


貴方の涙が余りにも綺麗だから
そっと抱き締めてあげたくなるの


貴方の腕に抱かれるのがあまりにも心地いいから
ワザと怒らせるような事言っちゃうの



貴方に見て貰いたくて
悪戯しちゃうの

2008/02/02 (Sat)

[30] ‡半身‡
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「君は私の半身」
そう言ってくれた貴方はもう居なくて


私の体は半分空っぽ


いや…残り半分も…
だんだん風化して無くなりつつある

貴方の愛はとても居心地が良かったのに
貴方の存在が私を幸せにしてくれたのに


貴方はもう居ない


狂う程の愛はやがて壊れて狂気へ変わる


愛は憎しみに
優しさは殺意に

ねぇ…そうでしょう?
私の半身...

2008/01/31 (Thu)

[29] ‡待人‡
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漆黒の黒髪に
瑠璃色の瞳

薄紅の頬に
深紅の唇

牡丹の簪揺らしながら
向かうは約束の場所
櫻の花弁舞い散る丘に
今宵も少女は訪れる


出逢い
言葉を交わし
見つめあった

思い出の場所−…


けれど今は彼は居ない
どこか彼方へ行ってしまった

白い吐息を首に絡ませながら上を見る
冷たい風が少女の髪を揺らす

薄紅の花弁が風に舞えば
薄紅の頬を雫石が飾る


そんな夜更−…

2008/01/31 (Thu)

[28] ‡太陽と月‡
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太陽は嫌いだ
キラキラ輝いて
私までその光に飲まれてしまいそうになる


月は好きだ
優しく私を包んでくれる
周りを暗くしてくれるから
涙を流しても誰も気付かない誰にも分からない


今宵も私は月を待つ


私だけの
唯一の
秘密の時間を…

2008/01/27 (Sun)

[27] ‡華‡
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今宵も真っ赤な華が咲く
私の躰中に真っ赤な真っ赤な華が咲く


これは消えない華
貴方は消させてくれないもの


私は貴方の物
その証を首筋に残すように深く口付ける


熱いの…
この証には毒が入ってるみたいね…


だって…
貴方しか見えないんだもの…

2008/01/23 (Wed)

[26] ‡運命(サダメ)‡
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貴方に逢えた事が運命(サダメ)なら
私が恋に落ちたのも運命(サダメ)なの?


こんなに苦しいのも
こんなにもどかしいのも
こんなに哀しいのも


全部全部運命(サダメ)なの?


どうか教えて下さい
神様…

2008/01/20 (Sun)

[25] ‡熱‡
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貴方と触れ合った一時
夢のような時間

躯はまだ熱を帯びてる
貴方が撫でた頬が赤に染まる

次はいつ会えるの?
また頭撫でてくれる?


貴方の目が細くなる
そんな貴方が
『大好き』


でも貴方はずっと側にいる訳じゃない…
だから迷惑かけたくないの


だから私の気持ちはそっと胸の中に…しまっておこう…
死ぬまでずっと…

2008/01/20 (Sun)

[24] ‡愛‡
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…愛してる…
そんな簡単に言わないで

貴方は知らない
言葉の意味を


この世に永遠はない

繋いだ手も何時かは離れて
交わる視線も何時かは消える

『ずっと』なんて無いの

だから私にその言葉を吐かないで…
人恋しさに負けてしまいそうになるから


私は弱いから

2008/01/19 (Sat)

[23] ‡独り‡
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寂しい体を抱きしめて
今宵も一人眠りにつく


誰か抱きしめて
誰か愛して
誰か穢れなき口付けを


嘘では嫌
真実の愛が欲しいの


誰か私だけを
愛して下さい

2008/01/19 (Sat)

[22] ‡束縛‡
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束縛…縛られる…

時間に
空間に
人間に

逃げ出したくて
逃れたくて

必死にもがく

でも棘は私を離そうとせず尚も私を縛り上げ

その痛みに涙するも
滴は虚しく地面に吸われる

傷から血が流れるも
闇の中で見える筈もなく



籠の中の鳥は
何時しか静かに瞳を閉じるの


雁字搦めに縛られながら
誰にも気付かれる事無く

2008/01/14 (Mon)
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