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暁の空の部屋  〜 新着順表示 〜


[5] 君の記憶
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もう何にも無いと思っていたのに
あの曲を聞いた途端
鮮明に記憶の中に残っていた事を知った

駅のホームで掴んだ君の腕
話そうと思った台詞は出て来ない
「頭の中が真っ白になる」
その感覚もまだ忘れていない
必死で分かり合おうとした
それでも君の言葉や態度、口調…そんな些細な事一つ一つに傷つき
想いは冷めていった
「それだけの想いだった」
自分に言い聞かせ
沈黙の中で傷口を舐める

次の駅で出来たばかりの傷を抱えながら電車を降りようとした時
「じゃあまた明日」機械のように君は言う
人込みに一人ドアの前で立ち尽くし君を見た

伝えたいことがあったんだ

突然鳴り響く発車のベル
目の前のドアが閉まる
その時少しホッとした自分がいた
そのまま振り返る事も無く
何も無かったかのように電車を乗り換えた

君の言った明日は来ないって分かってる

電車の中で一人、あの時伝えられなかった言葉を心の中で呟く

「バイバイ」

2008/08/08 (Fri)

[4] 喜怒哀楽
詩人:暁の空 [投票][編集]

嬉しいことがあったんですか?
それなら喜んで下さい

苛立つことがあったんですか?
それなら怒って下さい

哀しいことがあったんですか?
それなら泣いて下さい

楽しいことがあったんですか?
それなら笑って下さい


あなたの一番大切な役目なんですから

2008/08/09 (Sat)

[3] 怖くても…
詩人:暁の空 [投票][編集]

「怖いんだよ
傷つくのは」

些細な事が深く胸に残る
思い出して苦しくなる
そんな自分に嫌気がさし
周りに関心を抱かないよう仮面を被った

多くの人と言葉を交わし
浅い関係しか作らないようになった

でも

「傷つけるくらいなら
傷ついた方が良い」

そんな風に思うようになったのは

君に出会った頃だろうか?

2008/08/07 (Thu)

[2] 心の形
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時に刃と化し

時に盾と化す

無防備なままでは生きていけないから

2008/08/07 (Thu)

[1] 願い
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無邪気なままの笑顔でこの道を歩めたら

穏やかなままの心で時が過ぎれば

その願いはいつも 儚く散ってゆく

2008/08/08 (Fri)
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