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しゅんすけの部屋  〜 投稿順表示 〜


[466] デイスイ
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悲しいことを数えれば

生まれる前の悲劇すら

取り返しのつかない失敗




楽しいことを数えれば

生まれた命の数を係数に

限りないインフレーション


やり直しなんてできない
忘れることもできない


正しいらしいことと
当たり前らしいことと


パズルは
クイズは
ゲームは



人生は



なんとなく続いている


体には悪いらしいことと
曖昧な愛と

そういうもので満たされながら


そうだね


続いている

2015/02/12 (Thu)

[468] 書きかけの詩が消えたから苛立ちに任せて書いてみる
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子供の文章力がないと

どこかで聞き齧った様な話を口のでかい四十路のなんとかちゃんママがでかい声で話している。

通称ママ友たちはスマホをいじりながらつまらない話をつまらなそうに聞いている。

公園はいい陽気だ。

誰も子供なんかみてやしないのに、子供の将来の不安ばかりでかい声で話している。

世にも奇妙な世界に迷いこんだようだ。

タモリロスさながら辺りを見回してみた。

子供を無視して子供の安全や将来を片手間に大声で話す人たちと、家族のなか良さそうな姿を他人に見せたい若い親子と、毎日来てるじいさんと、。

サングラスはない。

あと五分歩けば三倍の広さの公園があるのに。

はぁ。

静かにサボりたい。

2015/04/04 (Sat)

[469] おめでとう?
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君が産まれたら

最初にかわす言葉はなんだろう

「誕生日、おめでとう」

なんかひねくれていて嫌だ

君の最初の誕生日なんて

下手な詩人みたいじゃないか

「生まれてきてくれてありがとう」

そこまでへりくだるのもどうかと思う

産んだのは俺じゃねぇし

「こんな世界でごめんね」

何様?

却下。

「はじめまして、これからよろしく」

いいそうだなぁ。俺

相手はわかんないだろうけど。







さぁ。これからは三人だけど。





俺、なんとかやってみるからさ。





「愛してるぜ(笑)」

2015/05/22 (Fri)

[470] 10
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

『 ………… 』

うん

『---------- 』

あー

『★♪♭‰Åヰ‡¶♯♭♪』

え?

『→→→→→→→→→→→→→』

いいや

『仝ゞ〃〜‖|”“〆々`゛』

へえ

『$♀∴∞☆◆▲◎●』

なるほど

『БВИОЁχψω』

俺もそう思う

『┫┝┣┯┛┗━』

あー、うんうん

『∽∝◯ゐÅ∽∝√』

え、何が言いたいわけ?


『あんた、あたしの言うことなんて聞いてないよね?』

2015/07/16 (Thu)

[471] 性サマー淫じゃぱん
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さんぜんせかいのからすをころし

きみとあさねがしてみたい




狂ってる

狂ってる


空は澄み渡る青


腐ってる

腐ってる


海はやさしく凪いで


壊れてる

壊れてる


ひまわりは凛々と光り


愛してる

愛してる


君の笑顔に負けないくらい


死んでいる

死んでいる


夏を虹色に染めるんだ


染まってる

染まってる

2015/07/30 (Thu)

[472] おりもの
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悲しいと言うことを

悲しいを使わないで表現したかった

愛しいと言うことを

もっと素直に伝えたかった


この部屋を出て

君が最初に僕を忘れる瞬間を

透明になって覗いてみたい


明日なのか

もっとずっと先なのか

玄関から見える公園に

遊ぶ子供を見た時なのか


そういう意味のない思考が

理由もなく垂れ流されるのは


たぶん夏のせい

2015/07/30 (Thu)

[473] 8月
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明日死ぬはずの男が

未来を語ったとき

そこにあるのは絶望だろうか



青ざめた空から

原子爆弾が投下されたとき

そこにあったのは悪意だろうか



真実の意味が

あまりにも曖昧で


正しさを外側に求めた愚かさと

敗北と言う事実



生き残りの罪悪感

悲しみの押し売り



古き善き時代を語るのはいつも

悪意も糞尿も垂れ流し

人を殺した年老いた語り部



伝えるべき事を隠し

委ねるべき事に自ら手を下し

それで善くなると信じた



ここにあるのは


喜びだろうか




2015/07/31 (Fri)

[474] ほたる
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パチリとライトのスイッチをOFFにしたのは

たばこに火を点け終わったからだった


ベランダの床はまだ太陽の痕跡を消しきれず

髪の毛を乾かすために首から下げたタオルは

自然と額の汗に汚染された


家族の眠る寝室に通じる大窓に向き直り

手摺に体重を預ける

頭を後に傾けると目の前には星空が広がる


明日は晴れそうだ


ぽつり呟いて

天まで届けよとまっすぐに煙を吐きつけた


その刹那

弱々しく光を発する虫がベランダの隅に迷いこむのが見えた

生温いコンクリートの床に這いつくばると

その光りはなお弱く衰えた

左手に持ったままのたばこは気がつけば

もうすぐフィルターを焼こうかとしている


お前の命とどちらが先に消えるのか?


問いかけに答えるように

一瞬

強く

美しく

哀しく光って

その虫は死んだ



俺はなぜだか悲しくなって

タバコを強く吸い付け

フィルターの焼ける臭いにむせた


もう一度だけ

星空を見上げたが


さっきの虫ほど輝いた星はなかった


音をたてないように寝室の戸を開けたとき


何時まで続くのかなと

そう思った

その頃には

明日の天気などどうでもよくなっていた

2015/08/02 (Sun)

[475] 独り寝
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独りでは

成されることの無いことがある

独りでは

気付き得ぬことがある

独りでは

それがあることにさえ気づかない


それを知ってなお

独りは嫌いではないのだけれど


僕は君に会いたい


独りでは

成し得なかったであろうことが起こる


僕は君に会いたい





2015/08/02 (Sun)

[476] とける
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ガーデニングにつかうホースの中に溜まった水は危険だ

君が溶かした心

べたべたな口元に追加のアイスクリーム

南極大陸にいる予定のニンゲンは宇宙船だと思うんだ

スイスのパートのおばちゃんは月に40万稼ぐってよ

へー(塀)

愛してる

原子炉の中に携帯を落としたらどうなるのかな?

たぶん怒られる

桃太郎のおじいさんが苅っていたのは芝であって芝生じゃない

何度も言わせるな

愛してるといってるだろう

2015/08/05 (Wed)
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