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灰色の部屋  〜 投稿順表示 〜


[53] ごめん
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此処に傷を癒しにきてた。

此処で雨宿りをしてた。

此処に温もりを感じにきてた。

此処で慰められた。

いつも。いつも。

孤独を抱えた者同士

憂いを帯びた者同士

そう思ってた

此処を俺の居場所にしてもいいのかな?

俺は此処で安らいでもいいのかな?

何だか無性に不安になってくる。

2009/07/07 (Tue)

[54] 無題
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俺は、何をしたらいい?

俺は、何処にいればいい?

最近、なんも分からねえんだ。

俺の正義って何さ?

俺の守りたいもんって何なんだ?

俺はどんな風に振舞えばいい?



居場所が欲しくて足掻いてみた。
人を疎んでみた。
孤独や沈黙を当たり前のように
さらりと纏ってみたいと願ってみた。

なんだか全部意味ないし、
なんだか全部空回ってた。

結局俺は、俺から抜け出すことはできなかった。

俺を拒みたかったのに。

俺は何をすればいいんだろう?

2009/07/14 (Tue)

[55] ヒーロー
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人はヒーローが好きなもんだ

そして大抵そのヒーローは虚像だ

紙の上に生きる人々や、
画面の向こう側に生きる人々は

5割、こちらの理想で
5割、こちらの都合で出来ている

現実に俺らが愛する奴らのように

期待や夢を裏切りはしない。

ヒーローは

でっかく見える薄い光だ。

だが、俺がどんなに格好つけても

その薄い光にゃあなれない。

何の気負いも、過去も、
守るべき人も手にしちゃいない俺は

ヒーローにはなれない。

2009/08/19 (Wed)

[56] 無題
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やっぱり俺は偽善者か。

俺は分かってる振り、していただけさ

2009/08/19 (Wed)

[57] 土曜日
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出かけようか。

金も目的もないけれど。

本屋に行って、

本、読み漁って。

コーヒー牛乳のパックにさした、

ストローくわえて。

明日のことは、明日の自分に押し付けて。

2009/09/05 (Sat)

[58] 夜明け
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現実は理想とは、程遠い。

夜は明ける。

だけど、明けてほしくない夜だって

あるんだ。

理想が踊る夢を見た夜は、

太陽に休んでいて欲しい。

朝は、現実と同じだから。


たとえ、夜の見せる幻にいつまでも
縋っているわけにはいかないと、知ってはいても。

2009/09/06 (Sun)

[59] 無題
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夢を見るのは人間だけ。

理想を追うのは人間だけ。

現実から逃げるのは人間だけ。

涙を流すのは人間だけ。

野良になれないのは人間だけ。

2009/09/06 (Sun)

[60] 俺は。
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俺はいつも逃げているだけ。

俺はいつも格好つけているだけ。

俺はいつも求めているだけ。

俺はいつも分かった振りをしているだけ。

何か確かなものが、
何か変わらぬものが、
何か護りたいものが、
何か決して俺を裏切らぬものが、
欲しい、欲しいと
駄々っ子の様にごねて、自分勝手に涙を流す。

それなのに、人の前じゃ格好つける。
誰より臆病なのはこの俺なのに。

全てをわかっている振りをして。
自分で目を閉ざして真っ暗な道に、
しゃがみ込んでいるのはこの俺なのに。
進んでいるかさえ分からないのに。

しょうがないさ、と自分自身に見切りをつけて。

現実が嫌いで、ヒーローが欲しくて。
そんなヒーロー、俺の前には現れないのに。
ヒーローになりたくて。
完全無欠なスーパーマン。
俺には無理だと知っていながら。

声色の変わる自分が嫌いで。
そのクセ、どうしようもないと
わざとらしく溜め息吐いて。

俺はどうしたら自分が嫌いじゃなくなるだろう。

2009/10/07 (Wed)

[61] なみだ
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小さい頃は泣きじゃくった。

何時からだろう?

涙が流すものになったのは。

声をあげて泣くことが

殆どなくなったのは。


いいことなのか、わるいことなのか。
分かりはしないけど。


喪ったのか、得たのか。
分かりはしないけど。

2009/10/09 (Fri)

[62] 法螺
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嘘つきだな。

だが法螺吹きは嫌いじゃねえよ。

嘘でも何でも構わない。



偽りでも構わないから、俺に愛を囁いて。

2009/10/17 (Sat)
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