散々地球を食い散らかして


自分が食われる心配はない


まったく



いい身分

あたしはロボット


つめたいあたしに

暖かい右手を教えてくれたあの人



あたしはロボット


つめたいあたしに

暖かいキスを叶えてくれたあの人




きしむ心臓が止まる前に

少しだけ一緒にいたい


指切りした小指が固まる前に

少しだけ夢を見たい




枯れた声は届きませんか？



誰よりも一途よ




あたしはロボット。

ガソリンはΕ。

二番目の交差点を右に

黒髪に赤い帽子が目印

あなたに会いに行かなくちゃ

あたしは走れそうにないの

意識が浮いて

夏の音と光が

心臓に響く



幸せな魔法だね



あなたの熱まで

忘れられなくなった

まっすぐ
真っすぐ

頑張らない恋をしよう。

わたしに夏をくれた


あなたの夏を
見せつけてくれた



めちゃくちゃ
カッコ良かったよ。

ちっぽけな自分

手を伸ばす勇気がないから

いつまでも
見つめているだけ

ひまわりがね
太陽に顔を向けて咲く事

小さい頃から
どこか不思議だった

でも夏が来て

あなたに恋をして



あたりまえの

感情だと気付いたの

さらさら揺れて

きらきら瞬く


天の川には
二人の足跡




静かに

雨の降る音

あなたにあげた物だもの

要らないのなら

あなたが捨てて下さい


私の心に
残して行かないで



あなたの欠けらを
残したまま行かないで