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トケルネコの部屋  〜 新着順表示 〜


[177] INDEEP 『鬼胎回路』
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船の上にいる
そこには誰もいない
ミシンの音が聞こえる
それは繕えないものを繋ごうとするクリミナル‐神曲‐

波は稠密な灰から毀れたゴールドへ移りゆく
ペンライトで薄暗い穹を照らしてみる
巨大な背ビレだけが揺れている

(見つかった!)

鼓動は限界で急いで船室へ逃げ込む
アナタがいる
アナタがひっそりと花瓶に咲いている
悦びが胸で忌まわしい形をとる
喉が鉄の味に読み込まれ 床が獨獨と逆様にインストールされる

(見つかった!)

もうすぐ血塗れのモノと港を奪い合わなければならない
アナタが汐の風に揺れている
粉っぽい白い花弁が一枚一枚燃え落ちてゆく

「少し待ってくれ!」(水を持ってくるから)
「もう少しだけ待ってくれ!」(死なないでくれ…)

巨大な影が砂漠に浮かんでいる
どこにも水は無い
手探りで捜すとコートの胸ポケットに香水が見つかった
臭うとスルリと蛇が瓶から這い出した
数えると14匹の蛇が不思議な円を描いている

これだけじゃないか! ここからじゃなかったのか?!

船はゆっくりと浮揚し 月は鱗を煌めかせ昏昏とのたくっていた

2010/08/05 (Thu)

[176] ヌーと呼ばれて
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呼ばれた事はないが
いかんせんヌーじみてきた先一昨年
椎間板ヘルニアを患うことすら夢のまた夢
人生五十年なら五十年後に働こう敦盛クン
摩周湖 透き通って あなうらめしや 裏の飯屋はPOPミュージシャンくずれの穴場
だらすけ 大好きと言おうとして だらすけ
彼氏 目がレン 点じゃなく、憐 レンレンしすぎて最終的にデンって居座った

もぅイヤゃ! こんな生活もぅ塩焼きや! 
いっそNASAに届けてチカコカク星雲に送ってほすい
東欧辺りに一人はいそう…レゴブロックで万歳岬造ってるイケ面
堕ちろ 色欲にまみれた漫才師にドロップアウトじょあっ

「なんでやねん!」
『なにがですか?』
「なにがですか?ってなんでやねん!」
『なんなんですかあなた』
「なんなんですかと言われて黙っとれるか!」
『なにをそんなに熱く…』
「なにィ!?」
『ヌー』
「ねの」

拍手喝采ぶっ殺す

ここでマルキ・ド・ゾロ登場
華麗にジャンプし ピンチをチャンスに、チャンスをリンスに
泡食う敵のズー族へ 泡きって優しくブロー ズー族、髪質ツルツル

そこでアフリカとアメリカ 一文字違いでえらい違い
ある種トップとビリや これ気付いてたの俺だけちゃうか?音の神ピや

繊細やなぁ・・・相変わらず・・・俺の視点・・・繊細やなぁ・・・・   


2010/05/04 (Tue)

[175] プーチンと蛙
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あの人は孤独を知りつくした人
あの人は死を司る顔を自ら作った人
あの人は絶大な権力を従えながら どこか淋しい角度の目をした男でした

小さな体に巨大なオーラ 
背中には一分の隙もなく 耳は肥え舌は尖り
唇にはオイルが塗られていた

言葉を増やすことで 敵をふやかし
薪を割っては 仲間ともども炎にくべた
そんな人だから 記憶することに時間をかけ
クレムリンの霧の中 迷うことなく剣を振るった

(嗚呼)プーチン カエルは跳ねることしか知らない

(Hey)プーチン カエルは鳴くことしかできない

(Yo)プーチン カエルは蛇とは友達になれない

(ねぇ)ムーミン カバは意外と狂暴だす

(ゲッツ)プーチン カエルは冷たい風の中では生きられない

だからあの人はカエルの心を捨てた
跳ねるのではなく 暗黒の宙に飛び立つことを
鳴くのではなく 多くのマトリョーシカを泣かすことを
睨まれるのではなく 赤い壁から睥睨することを
自由な風次第で変わるモノではなく ジッと変わらないモノを愛した

プーチン、その男こそ偉大なるロシアの大地そのものだった!



※すべてイメージです

2010/04/23 (Fri)

[174] 死神のGADGET
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死にたくないと角を曲がったって
お前の心臓は見つかりゃしない
斧で新聞紙を切り刻んだって
バラバラ死体を地下室に捜したって
何処にも自分自身なんて代物は無い
それは空疎なハコモノでしか無い

自殺志願者は終わらない掃き溜めに列を作り
誰が次に飛び込むか 他人のコインに託す

さざ波が皺を刻む
ベッドシーツが夜毎汚されてゆくように
洗いざらしのカーテンは日々を買い占め
誰からも否定されたまま… 腰から血を流す女

生の意味を探し 真っ更な崖をよじ登っても
空っぽな蜃気楼しか飲み込めないなら

此処は 仕分けるための排便器
星が丸いなんて知るべきじゃなかった

詩はペン先にこじつけた裁断器
愛が小便臭くないなんて 知りたくもなかった

真実に証明が必要ないなんて・・・

誰も知りたがらなかった


2010/04/10 (Sat)

[172] 躯が強張るままに死を欲情した犬
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マンホールの穴のような狭く暖かい闇にゆっくりと吸い込まれるのよと影は云った。

(私にはそのやけに反響する言葉の意図は分からなかったが、何故彼女が此処に居るのだろうかと瞬間訝しんだ)

あなたは助けても助けてもどうせまた自ら傷つけてしまうのよ。
だから母さん考えたの。何があなたの本当の手助けになるのかって、ね。

(冷めた浴槽で身動きが取れないまま私は、昨夜のカレーが厭に美味しかった事を思い出した)


2010/04/05 (Mon)

[171] あのクリアランスの宙へ
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飛ばされた地下鉄の風に乗って
峡谷の板挟みに煌めくトンボの影を捜そう
真ん中の細い道 繋いだ爪先を割らないよう
ガラスビンの中で窒息しないよう

私たちの無知なんて 春の風より柔らかい
シーツにただ包まって 死を待つなんて許さない
むしろ、 行いの正しさや 当たり障りのない喜びと
悲しい日常なんて軽々と越えて うろたえたいだけ

境目のないトンネルには幾つもの時のアンテナが眠っている
気高いエッジの翼は行列を引き裂いて
ドコまでも 労われるはず このままあなたと
影を漆黒へ投げたなら 背を向けてでも拾えばいい

か弱い残響に縛られない朝に
美しい光と静寂だけ胸ポケットに膨らまして
少しだけビルの谷間を覗いていたい
青く切り取ったMemory 忘れるために


2010/05/01 (Sat)

[170] 亜光速少女
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ふんわりリンネル 幸福 しずく
パパとママには 内緒のオネショ
こんがりマフィンと 焼きたてポテチ
凜々しいクルブシ お陽サマ映す
仰向け子猫 外はコーラの日差しね
ムジになったら 冬に逢いましょ 縫いましょ二人

たたら踏張り 物憂く図書館
調べものにはアイがある ゲンバク投下の五秒前
じょーはつしたなら アナタの影に
ワタシ何度も生まれ変わるわ 二度か三度はアナタの傍に
心一枚 剥がしてみたら ウーパールーパー笑ってた

罪のないスキ 雪だるまに隠したら
転がるままに 膨らましてPhone
夕陽にダイヤル 無言電話と優しい燈

電解質の水溜まりにピンクの蛇が眠ってる
舌にゆっくり巻き付けて ワタシ、ウルトラマンにもう一度憧れてみた
胸の瞬き ずるい自分倒すのに
三分間だけ つよくなりたかった


2010/04/14 (Wed)

[169] Vacant 光ノ滄溟
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遠い形式が僕を狂わす

罪のサザンカは正直者に咲くから
逸る影もない海峡に 拡散と零れる情景達
 一人 隣 双つ 波に運ばれる月精
火葬場の木蓮が静かに命を焦がしている

音も無い空へ
指先の呼吸で

偽りを知ることは 何を許すことなのか
抽き出しのアルバムに君を訪ねる

海を知る
夏を知る
ヒトイキレの熱を知り
悲しみを知らなかった僕らは 水門の木の葉をただ眺めていた

あの日の声を聴く
犠牲の太陽が沈むままに
君は星を拾った

底からは水が湧いている
あの物語はもう映らないまま
愛しいと言葉にすることで 何が過ぎ去ったのか

正しい報いしか求めなかった僕らは

せせらぎの音にすら 声を失う



2010/03/30 (Tue)

[168] (ε^)USEDMAN(^ 3)
詩人:トケルネコ [投票][編集]

破砕するViewwww!
奇怪なる眼糞のフラクタァーーゥル!

トーカイした指紋 密室のカオスはB畜へと収束した
掃き出す脊液 透明な糸をなびかせる風、また風
シオニストの計画 嘆きの壁に刻まれた貌、また貌

矢継ぎ早バラバラ事件 ケシカケタノハ無
ツルギを放ってタテと成す!
シンリを削ってカギと為す!
マ●カス塗り塗り嫁と茄子!

君と僕の由縁に囲われた街灯に 一匹の虫文が迷う
ただ、それは並べることしかできない
ただ、いつまでも使い回すことしかできない
影を踏む斥力 女々しい銃口の螺旋 HERT弾焼き焦がす潔癖のベラ

ただ、飾ることしかできない

白々とした息の葉を絡める 言葉のオブジェ

ボクトキミノ心理の辺縁なぞる 奇態のオブジェ



2010/04/08 (Thu)

[167] 昼ダイコンと夜ダイコン
詩人:トケルネコ [投票][編集]

ベッドシーンはいらないから
ブラジャー付けっぱなしとかありえないから
結局にくい所でフェードアウトするのなら
いっそ
あの悪役がなだれ込んでほしい

金髪美女だって、二枚目ヒーロゥだって何だって
コマーシャルごと吹っ飛ばしてほしい

蟹ミソ買ってほしい

牛スジ煮込んでほしい

パラボラアンテナ代える前に 地デジに対応してほしい

固定観念を風呂敷に包んでほしい

その形をじっくり見てほしい

そして取りあえず、鼻糞ほじってほしい

ベッドシーンはいらないから
乳首の隠し具合が巧みすぎるから
ラストシーンもいらないから
結局予定調和にぬるぬるキッスでフェードアウトするくらいなら
いっそ
あの悪役が復活して全てを蹴飛ばしてほしい

ロバ顔のジュリロバだって、ハンサムクルーズだって何だって
クレジットごと肥溜めに背負い投げてほしい


2010/04/02 (Fri)
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